オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

桜桃

2012-06-26 | Weblog

6/26(火) 昨日、サクランボの本場である山形県東根市から桜桃の箱が届いた。今年はシーズンが少し遅れているようだ。家人の友達が東根の兼業農家に嫁いでいることから、毎年ここにサクランボを頼む、今年も上々の味わいであった。

何時ぞや、銀座であったか山形物産展と云うのに行きあわせたことがある。丁度今頃の季節、野菜や菓子などとともに旬のサクランボが目玉とし試食販売をしていた。前に居た女性の美味しい!の声に引かれてふた粒ほど試食をした・・・。

処が、ガッカリの味であった。県の物産展でこのレベルの代物を出すのかとガッカリした。またある時、山形路の旅でリンゴを買ったことのある青果商からサクランボの案内が届き注文したことがあった。この味にもガッカリした。それでも、随分と古いことになるが、山形出身の職場の同僚だったH嬢の実家のサクランボ、東根市出身のIさんの実家のサクランボなど忘れられない味がある。

南の国で育った私には、桜桃に対して憧憬がる。あの仄かに紅い色合い、艶やかでプリッとした弾力と円やかさ。口に入れ、歯先で噛んだときのプリッと柔らかな歯応え、口中に広がる香貴な甘さ・・・。近年は、家人の友人からその味わいを頂いている。この味わいを知人たちにも味わって欲しいと思うが、何しろ兼業農家で生産量が少ないとのこと、残念である(が、お陰で私の懐は助かる)。責めて、写真でも見てもらうか?

                     

さて、今朝の弁当だが「鶏肉と根菜の煮物」に「掻揚げ&フライ」、そして定番の卵焼きとなった。次女がサクランボ到着の報で、泊り込みで受け取りに来ていた。彼女用にオムスビを用意する。

揚げ物も、煮物も何時もと何の変りもなし。淡々と準備を進める。

日曜日から始めた糠漬けの茄子・胡瓜を取り出して入れ替える。糠漬けの味見をする、と塩っ辛い。塩が利き過ぎた。

糠漬けで忘れられない味は、沼津のM氏宅で朝餉で頂いた茄子の糠漬け。古~い、遥かに遠き日の夏。新婚だったM宅に泊った翌朝、新妻のYumikoさんが漬けた茄子が絶品だった。何個もお変わりして頂戴した。糠漬けのシーズンが来ると、あの夏の日の朝餉の光景を思い出す。

沼津市原、線路の向うに千本松原を望む小さな借家で朝飯を食べる僕達、夏の風が心地よく吹き抜けていた。昭和四十年代後半の、まだ長閑だった時代と僕等であった。

折角オムスビ用に焼いた鮭、次女は「鮭は好きでない」と言った。じゃあと、天ムスとオカカにした。然し、今日のエビ天の出来は良くないのだが・・・。

揚物は、自然芋の紫蘇&海苔巻き揚げ、オクラ・タマネギ・人参・ホタテの掻揚げ、エビ天、オクラとエビのフライ。

                           

煮物は、鶏肉・大根・人参・モロッコインゲン・油揚げの炊き合わせ。刻みネギ入りの卵焼き、チジミと焼き鮭、以上である。

                      

三人分のお弁当と二つのオムスビで、今朝のお遊びはお仕舞いとなった。

                      

私の今日のお昼は、なんと!ウナギ。それも極上のものらしいが?友人が馳走してくれるらしい。持つべきものは善き友か・・・。

 

 

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