休憩に立ち寄った道の駅のベンチに腰かけてソフトクリームを食べていると、ドロバチの仲間が青虫を咥えて同じ所を何度も右往左往していました。近くに巣穴でもあるのかとしばらく見ていましたが、結局青虫を咥えて飛んで行ってしまいました。
帰宅して、写真を見ながら同定しようと試みましたが似た種が多く能力と資料不足のために断念、申し訳なく思いつつ富山市科学博物館のNさんにアドバイスをお願いし、フタスジスズバチとわかりました。
フタスジスズバチは、「比較的大型で細長いハチ。体色は黒色で、腹部第1-2背板に黄色の細横帯をもつ。胸部はつや消し状であるが、腹部には光沢がある。竹筒や枯枝の空隙に、植物の葉片をかみ砕いたもの(濃緑色-茶色)で仕切りを作り営巣する。育室の間には葉片が詰め込まれている。幼虫の餌としてメイガ、ハマキガ、キバガ、ヤガなどの幼虫を狩る。単にフタスジスズバチとも呼ばれる」(ウェブサイト『日本竹筒ハチ図鑑/ヤマトフタスジスズバチ (Discoelius japonicus)』)。
《青虫を咥えてベンチの上を右往左往するフタスジスズバチ 2016/06/05》
《青虫を咥えてベンチの上を右往左往するフタスジスズバチ 2016/06/05》
《青虫を咥えて飛びたち近くの植え込みにとまったフタスジスズバチ 2016/06/05》