やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

頼成の森のキノコ(4)アカイボカサタケ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2016-06-22 13:12:38 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、順次報告していきたいと思います。なお、キノコは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定いただきました。

アカイボカサタケは、イッポンシメジ科イッポンシメジ属の毒?キノコです。傘の径は1~4㎝、鐘形~円錐形で、しばしば中心に小さな乳首状の突起があります。表面は鮭肉色で、湿ると放射状の条線があらわれます。夏から秋にかけて林地に発生し、頼成の森ではよく見かけます。(『山渓カラー名鑑日本のきのこ』参照)

《アカイボカサタケ 2009/07/22》

《アカイボカサタケ 2009/08/05》

《アカイボカサタケ 2009/08/05》

《アカイボカサタケ 2009/08/05》

《アカイボカサタケ 2010/09/15》

《アカイボカサタケ 2010/09/26》

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アカアシクビナガキバチ?(中尾高原/岐阜県高山市奥飛騨温泉郷中尾)

2016-06-22 06:57:29 | 昆虫類

奥飛騨の中尾温泉に一泊しました。夕食前にカメラを持って散歩に出かけると、冬の暖房用でしょうか、薪を作っているところがありました。まだ気温が低いせいか、虫の姿はほとんどありませんでしたが、キバチの仲間のようなハチだけが目立ちました。特徴的な色彩と形態なので、調べればすぐに名前がわかると思っていましたが、絵合わせではうまくいきませんでした。しかし、富山市科学博物館のNさんのアドバイスで「クビナガキバチ」の仲間にまではたどりつきました。

引越しの荷物の整理をしていて、何気なく『札幌の昆虫』のページをめくっていると、このハチがクビナガキバチ科のアカアシクビナガキバチの写真の頭部の模様などがよくにていることに気づきました。肢が赤いように見えます。隣県石川県の動植物を主題としたウェブログ『mist cicadas topics/[昼休み]アカアシクビナガキバチ』の写真ともよく似ています。

クビナガキバチ科のハチは、前胸の下辺がのびて首が長いのが特徴で、キバチと似た生活をしますが、寄主植物は広葉樹に限られ、アカアシクビナガキバチの場合は山地のハンノキ類のようです。ちなみに、キバチの♀は、倒木などの幹に穴を開け、1個ずつ産卵し、同時に木を腐らせる菌を感染させ、幼虫はその材や菌を食べるそうです。(『札幌の昆虫』参照)。 

《作りかけの薪の山 2016/06/05》 

《アカアシクビナガキバチ? 2016/06/04》 

《アカアシクビナガキバチ? 2016/06/04》  

《アカアシクビナガキバチ? 2016/06/04》 

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