2021年9月中旬の観察記録です。
神通川左岸の河川敷に設けられた遊歩道を散歩していると、クズの葉に1cmほどのうす緑色のカメムシがとまっていました。胸にうすいピンク色の帯があります。
帰宅後、『ポケット図鑑日本の昆虫1400①』の写真と見比べていくと、どうやらイチモンジカメムシの♂のようです。同書には♀の写真とともに、こう書かれていました。「イチモンジカメムシ 9~11mm 本、四、九、南/平地~丘陵。水田やイネ科植物の生える草地で見られる。明かりにも飛来する。前胸背に淡緑色か淡紅色の横帯がある。前者はメスで、後者はオス」
でも、雰囲気がちょっと違うような気がして、しっくりしません。体形がいくぶん細長めで、胸の横帯の感じも違うような気がします。ウエブサイトのなかには、胸の横帯が「♀は赤く、♂は白い」と書いてあるものまであったりして…。
《クズの葉にとまっていたイチモンジカメムシ? 2021/09/12》
《クズの葉にとまっていたイチモンジカメムシ? 2021/09/12》
《クズの葉にとまっていたイチモンジカメムシ? 2021/09/12》
※ 外にいると、空の雲が気になります(というか、雲を見るのが好きです)。この日は、ほぼ360度見渡せる河川敷。青空を切り裂いて南西から北東方向に広がる層状雲。温暖前線上にできた層雲かなと思いますが、雲の種類は生きものの種類以上にわかりません(雲は、もともと、みんな大気中にかたまって浮かんでいる水滴や氷晶ですから…)。
《南西から北東方向に広がる温暖前線上にできた層雲? 2021/09/12》