8月下旬に唐突に体調を崩し、思うようにフィールドに出られなくなったので、これからはこれまでに撮った写真の中から紹介していこうと思います。ただ同定に自信がないものなどが残されているので、同定のあやふやなものもあると思います。そのあたりを考慮して読んでいただければと思います。
芝生広場の周りの草薮のあちこちから、キリギリスの鳴き声が聞こえてくるので、鳴いているところを写そうと足音をしのばせて近寄りますが、いくら探しても見つかりません。草薮の中のイネ科の草の茎に下向きにとまっている大きな虫に、ふと気づきました。とりあえずそのまま2、3枚写してから、芝生に移してアップの写真を撮りました。(このとき、キリギリスは、結局写真に撮れず仕舞でした。)
家で写真を元に図鑑で調べると、どうやらカヤキリのようです。カヤキリは大型のキリギリス科の昆虫で、頭頂はとがり、大顎は赤褐色をしています。
10年以上前のことですが、近くの耕作されなくなった農地にススキが生い茂り、夜になると「ジャーーー」という騒音に近い大きなカヤキリの鳴き声がしていたことを思いだしました。その場所に、今では郵便局の大きな車庫が建っています。
《イネ科の草の茎に下向きにとまるカヤキリ 201408/24》
《イネ科の草の茎に下向きにとまるカヤキリ 201408/24》
《カヤキリ 201408/24》
《カヤキリ 201408/24》
《赤褐色の大顎が目立つカヤキリの顔 201408/24》