やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

アオドウガネ(空港スポーツ緑地/富山市秋ケ島)

2014-09-14 04:33:27 | 昆虫類

ハギの細枝(の上や下)を、アオドウガネが右往左往していました。いつまでもとまらないので、全身のきちんと写った写真が撮れません。

《アオドウガネ 2014/09/11》

《アオドウガネ 2014/09/11》

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オオトガリハナバチ(富山市婦中ふるさと自然公園/富山市[婦中町]羽根)

2014-09-13 04:21:14 | 昆虫類

数頭のオオハキリバチが営巣している様子を見ていると、オオトガリハナバチが近くの小枝にとまり、しばらくとまったまま動きませんでした。オオトガリハナバチは、オオハキリバチに労働寄生するようなので、オオハキリバチの巣を窺っていたのかも知れません。

《小枝にとまるオオトガリハナバチ 2014/09/12》 

 《小枝にとまるオオトガリハナバチ 2014/09/12》 

《営巣するオオハキリバチ 2014/09/12》

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ヒメボクトウ?(羽化殻)(空港スポーツ緑地/富山市秋ケ島)

2014-09-12 04:40:04 | 昆虫類

夏にゴマダラチョウなどが樹液に集まっていたコナラの幹に、茶褐色の羽化殻のようなものがいくつも突き出ていました。注意して引き出すと、出ていた部分は全体の1/3から1/4、蛾の蛹のようでした。http://blog.goo.ne.jp/1948goodspring/e/4486edec078e6d0e2902e266dde9b506

ある程度の見当をつけ、いくつかのウェブサイトを探していくと、ヒメボクトウにたどり着きました。ヒメボクトウは、近年ナシやリンゴなどの果樹の害虫として注目されているようです。千葉大学大学院園芸学研究科のウェブサイト『ようこそ化学生態学研究グループへ』には、ヒメボクトウについて、次のように紹介されています。
  本種幼虫による被害は、集団での摂食、ヤナギでは樹液があまり滲出しないことなど
  により、ボクトウガ幼虫による被害と区別できる。また、虫糞は穿入口から直接排出
  されるので、コウモリガによる被害とも区別可能である。幼虫は材部を集団で摂食す
  る…」
 「幼虫は老熟すると糸を吐いて繭を作り、その中で蛹化する。蛹は当初明るい茶色から黄
  褐色を呈し、羽化が近づくと濃い茶色に変化する。羽化時には蛹がその体長の3分の2
   ほどを樹木表面からその外側に出し、羽化後は蛹殻が樹上に残る。」
http://www.h.chiba-u.jp/cel/detailsofcossus.html

《ヒメボクトウの羽化殻 2014/09/11》

《ヒメボクトウの羽化殻 2014/09/11》

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コガタスズメバチ(富山市)

2014-09-11 04:11:49 | 昆虫類

車庫前のコンクリートので、コガタスズメバチが死んでいました。30分ほど前に出かけるときには気付かなかったので、その後に死んで落ちてきたのではないかと思います。写真には写っていませんが、最初に見たとき、毒針に毒液が玉状になって付いていました。

コガタスズメバチは、都市部を含めて平地から低山地にかけて最も普通に見られるスズメバチです。オオスズメバチとよく似ていますが、小型であることや頭楯の下の突起が3個であること(オオスズメバチは2個)などで区別ができます。なお、ススメバチについては、ウェブサイト『都市のスズメバチ』で詳しく説明されています。http://www2u.biglobe.ne.jp/~vespa/vespa_a1.htm

《コンクリートの上で死んでいたコガタスズメバチ 2014/09/10》 

 《コンクリートの上で死んでいたコガタスズメバチ 2014/09/10》 

 《コガタスズメバチの頭楯(下の突起は3個)  2014/09/10》  

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ヒメジャノメ(富山市)

2014-09-10 04:30:12 | 昆虫類

今年も、我が家の庭にヒメジャノメが現れました。今の場所に居を構えて数十年、気が付くと、ヒメジャノメは毎年姿を見せてくれています。どこで発生しているのか、わかりません。派手さのまったくない地味な蝶ですが、この後もずっと姿を見せて欲しいと思います。 

《ヒメジャノメ 2014/09/06》

《ヒメジャノメ 2014/09/06》

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コムラサキ(吸汁)(神通川左岸/富山市[婦中町]上轡田)

2014-09-09 04:25:25 | 昆虫類

神通川の河川敷(高水敷)の砂利道に、コムラサキがとまっていました。近づいても、ちょっと飛ぶだけで、すぐに舞い戻ってきます。よくみると、獣糞から吸汁していました。

コムラサキの♂の翅(表面)には、構造色を発色するような微細構造があり、見る角度によって紫色に見えます。一番下の写真でも、翅(表面)は、わずかに紫色に見えています。

《河川敷の砂利道にとまるコムラサキ 2014/09/06》

《獣糞から吸汁するコムラサキ 2014/09/06》

《獣糞から吸汁するコムラサキ 2014/09/06》

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ハチタケ(富山市婦中ふるさと自然公園/富山市[婦中町]羽根)

2014-09-08 03:51:17 | キノコ

(7月上旬の観察記録です)

樹液が出てスズメバチ類やクワガタなどが集まってきているコナラの大木の根元近くに、オオスズメバチの死体が落ちていました。よく見ると、腹部は食べられたのか半分ほどなくなっており、胸から何やら黄白色のものが生えています(赤矢印)。どうやら、冬虫夏草のようです。

冬虫夏草は、種によって寄生する昆虫の種類が限られているので、オオスズメバチは「ハチタケ」に寄生されているようです。

《オオスズメバチの胸部から生じたハチタケ 2014/07/08》

《オオスズメバチの胸部から生じたハチタケ 2014/07/08》

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アカマダラコガネ(富山市)

2014-09-07 04:21:05 | 昆虫類

富山市南部の公園で、樹液を吸うアカマダラコガネを見つけました。富山県内でアカマダラコガネを見たのは、頼成の森(2012/07/16)に次いで2回目のことです。http://blog.goo.ne.jp/1948goodspring/e/b205bad7b0d6565e6f55176e77a9cdd7

今回は、周囲を水田に囲まれた平野部農村地帯の公園で見つけており、個体数の減少が著しいとされるアカマダラコガネが、
① 最近、個体数が増加してきた
② これまでも、密度は低いが身近なところに生息していた(しかし、意識して観察する人がいなかった)
のどちらかではないかと思います。いずれにしても、記録を積み重ねていくことで、生息の実態が明らかになっていくと思います。

アカマダラコガネは、『レッドデータブックとやま2012』では、「生息密度が低く希少である。また、個体数の減少が著しい」として、「絶滅危惧Ⅱ類」とされています(環境省カテゴリーでは「情報不足」)。 

《公園で樹液を吸うアカマダラコガネ 2014/09/06》

《アカマダラコガネ 2014/09/06》

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ツメクサガ(神通川右岸/富山市塩)

2014-09-06 04:09:51 | 昆虫類

(7月上旬の観察記録です) 

河川敷に昨年まで耕作されていた跡地の草原を歩いていると、足元から蛾が飛び立ちました。昼行性の蛾、ツメクサガです。日中、ムラサキツメクサなどの花で吸蜜する姿を、よく見かけます。

《ツメクサガ 2014/07/06》

《ツメクサガ 2014/07/06》

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ウラナミシジミ(富山市)

2014-09-05 03:15:10 | 昆虫類

鉢植えのブルーサルビアの花に、ヤマトシジミより一回り大きめのシジミチョウが飛んできていました。花にとまったので確認すると、ウラナミシジミでした。このあたりでウラナミシジミを確認するのは、数十年ぶりのことです。

ウラナミシジミは、富山県では「通常8月上旬~10月下旬に黒部川、神通川…などの河川敷や低山丘陵地の草地、畑などで多く見られ…卵、幼虫、蛹、成虫のいずれの状態でも越冬できず、死滅」(『富山県の蝶(Ⅱ)』)してしまいます。 

《ブルーサルビアの花で吸蜜するウラナミシジミ 2014/09/04》

《ブルーサルビアの花で吸蜜するウラナミシジミ 2014/09/04》

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ツマグロバッタ(富山市婦中ふるさと自然公園/富山市[婦中町]羽根)

2014-09-04 11:16:30 | 昆虫類

鳴き声をたよりにキリギリスを探していると、やや大きめのバッタが目に入りました。前翅前縁の基部に淡色の条線があり、後脚の関節部と翅の先端部が黒ずんでいるので、ツマグロバッタだと思います。また、体色が淡褐色なので、♀です。

《草むらに潜むツマグロバッタ 2014/08/24》

《草むらに潜むツマグロバッタ 2014/08/24》

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オオクモヘリカメムシ(富山市婦中ふるさと自然公園/富山市[婦中町]羽根)

2014-09-03 05:19:24 | 昆虫類

道端のアカソの葉の上に、ヘリカメムシの仲間と思われる大きめのカメムシがとまっていました。いくつかのウェブサイトの写真と比べて、オオクモヘリカメムシにたどり着きました。

 

《アカソの葉にとまるオオクモヘリカメムシ 2014/08/24》

 

《アカソの葉にとまるオオクモヘリカメムシ 2014/08/24》

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オビヒトリ(富山市婦中ふるさと自然公園/富山市[婦中町]羽根)

2014-09-02 03:54:28 | 昆虫類

林の縁を歩いていると、葉の上に真っ白な中型の蛾がとまっていました。ヒトリガ科 ヒトリガ亜科のオビヒトリだと思います。

「翅の地色は表裏とも白ないしクリーム色で、通常後翅の方が白い。前翅の表面には第1室の基部に1黒点、中室の前角に1黒点、中央付近の後縁から2~5個の黒点列が出現するが、一部が消失するかあるいは全部消えていることもある」(『原色日本蛾類図鑑(下)』)ようで、写真の個体の上翅は真っ白のように見えます。 

《葉の上にとまるオビヒトリ 2014/08/24》

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カヤキリ♂(富山市婦中ふるさと自然公園/富山市[婦中町]羽根)

2014-09-01 03:49:03 | 昆虫類

8月下旬に唐突に体調を崩し、思うようにフィールドに出られなくなったので、これからはこれまでに撮った写真の中から紹介していこうと思います。ただ同定に自信がないものなどが残されているので、同定のあやふやなものもあると思います。そのあたりを考慮して読んでいただければと思います。

芝生広場の周りの草薮のあちこちから、キリギリスの鳴き声が聞こえてくるので、鳴いているところを写そうと足音をしのばせて近寄りますが、いくら探しても見つかりません。草薮の中のイネ科の草の茎に下向きにとまっている大きな虫に、ふと気づきました。とりあえずそのまま2、3枚写してから、芝生に移してアップの写真を撮りました。(このとき、キリギリスは、結局写真に撮れず仕舞でした。)

家で写真を元に図鑑で調べると、どうやらカヤキリのようです。カヤキリは大型のキリギリス科の昆虫で、頭頂はとがり、大顎は赤褐色をしています。

10年以上前のことですが、近くの耕作されなくなった農地にススキが生い茂り、夜になると「ジャーーー」という騒音に近い大きなカヤキリの鳴き声がしていたことを思いだしました。その場所に、今では郵便局の大きな車庫が建っています。 

《イネ科の草の茎に下向きにとまるカヤキリ 201408/24》 

《イネ科の草の茎に下向きにとまるカヤキリ 201408/24》 

《カヤキリ 201408/24》

《カヤキリ 201408/24》 

《赤褐色の大顎が目立つカヤキリの顔 201408/24》

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