河川敷に生えたヤマグワの若木に、クワコの幼虫がとまっていました。枝のようにも見えます。
《ヤマグワの枝のクワコ 2017/05/14》
《ヤマグワの枝のクワコ 2017/05/14》
河川敷に生えたヤマグワの若木に、クワコの幼虫がとまっていました。枝のようにも見えます。
《ヤマグワの枝のクワコ 2017/05/14》
《ヤマグワの枝のクワコ 2017/05/14》
公園のあちこちのアカマツの幹に、ヨコヅナサシガメの集団がいました。ヨコヅナサシガメは、成虫、幼虫ともにサクラなどの広葉樹の大木の樹上で生活しているといわれていますが、最近、生息密度が高くなったせいか、スギやアカマツなど針葉樹の幹でもよく見かけます。トランク・ウォッチングでは常連の昆虫です。
羽化して間もないものや羽化している最中のものもいました。羽化して硬化するまでは鮮やかな赤色をしています。
《羽化しているヨコヅナサシガメ 2017/05/14》
《羽化して間もないヨコヅナサシガメ 2017/05/14》
池の周りだけでも何種類ものクモ(蜘蛛)を見かけますが、残念ながら種類がよくわかりません。
キショウブの葉に長い脚を伸ばしてとまっていたいたこのクモは、図鑑を何度かめくっていてたどりついたメガネドヨウグモ(アシナガグモ科オオドヨウグモ属)ではないかと思います。
メガネドヨウグモは、「ドヨウグモ類では最も一般的な種類。平地~山地まで広く生息。都市部の公園や池の周囲…の樹間、草間に水平円網を張」ります。(ネイチャーガイド『日本のクモ』)
《キショウブの葉にとまるメガネドヨウグモ? 2017/05/12》
古洞ダム堰堤からの急登の歩道に付けられた手すりに、小さな黄色いオレンジ色の蛾がとまっていました。新鮮で動きも鈍いことから、羽化したばかり個体のようです。
初めはチャドクガかなと思いましたが、「前翅に2本の横線がない」「前翅の後縁付近に2つの黒紋がない」ことから、ゴマフリドクガではないかと思います。
《歩道の手すりにとまっていたゴマフリドクガ 2019/05/09》
《歩道の手すりにとまっていたゴマフリドクガ 2019/05/09》
《歩道の手すりにとまっていたゴマフリドクガ 2019/05/09》
コブシの幹にフクラスズメがとまっていました。フクラスズメは成虫越冬するので、これは越冬した個体だと思います。どこで越冬したのか、翅はそれほど傷んでいません。
《コブシの幹にとまっているフクラスズメ 2017/05/02》
《コブシの幹にとまっているフクラスズメ 2017/05/02》
車道のそばに置かれた伐採されて間もないスギ丸太に、ヒメスギカミキリが集まっていました。たくさんの♂が♀を探して丸太の上をせわしなく歩きまわり、樹皮の割れ目に産卵しているる♀もいました。交尾中のペアと見えたのは、♂が産卵している♀に求愛しているところでした。
《ヒメスギカミキリが集まっていた伐倒されたスギ丸太 2017/05/08》
《スギ丸太の樹皮の割れ目に産卵するヒメスギカミキリ♀ 2017/05/08》
《スギ丸太の樹皮の割れ目に産卵するヒメスギカミキリ♀に求愛する♂ 2017/05/08》
《スギ丸太の樹皮の割れ目に産卵するヒメスギカミキリ♀に求愛する♂ 2017/05/08》
トンボの羽化殻を探しながら池の周りを何回か歩いていると、ショウブの葉に掴って翅を伸ばしている羽化したばかりのクロスジギンヤンマがいました。
この池では、5月2日に、クロスジギンヤンマとヨツボシトンボの羽化殻を今年初めて確認しています。その日には、羽化殻に掴って翅を伸ばしている両種の成虫も複数確認していますが、羽化殻の中にはその日以前に羽化していたものも含まれている可能性があります。
http://blog.goo.ne.jp/1948goodspring/e/9673a93f55c4e6e14adb085450bb19cf
これまでにこの池で確認できたクロスジギンヤンマの(ものと思われる)羽化殻は、次のとおりです(数字はその日に羽化殻を採集した頭数で、実際にはその日以前に羽化したものも含まれている可能性があります)。
5月2日:7頭 5月3日:2頭 5月4日:3頭 5月5日:3頭 5月6日:7頭 5月7日:11頭
5月8日:7頭 5月9日:4頭
ただ、この池ではギンヤンマも発生しているため、この羽化殻が確実にクロスジギンヤンマのものかどうかは、下唇の一部などを調べないとわかりません。
《ショウブの葉に掴って翅を伸ばす羽化したばかりのクロスジギンヤンマ 2017/05/09》
《ショウブの葉に掴って翅を伸ばす羽化したばかりのクロスジギンヤンマ 2017/05/09》
いつものように施設の周囲に植えられたキハダなどの幹の上に注目しながら歩いていると、近くからカエルの鳴き声がしてきました。近くにある水辺は小さな側溝だけなので、近寄って確かめると、1頭のトノサマガエルが眼に入りました。もっと近づくとトノサマガエルは♂♀の2頭で、抱接していました。
《側溝で抱接しているトノサマガエル 2017/05/08》
《側溝で抱接しているトノサマガエル 2017/05/08》
このセンターには、トノサマガエルのほか、池のそばなどにモリアオアガエルやツチガエル、アマガエルと計4種のカエルの仲間がいます。モリアオガエルはまだ繁殖期ではないのか、これまでのところ鳴き声は聞こえず、もちろん卵塊もありません。
《池の縁のキショウブの葉上のモリアオガエル 2017/05/08》
《池の縁のキショウブの葉上のアマガエル 2017/05/08》
Iさんから教えていただいた虫を探しにでかけました。漠然とした場所だけを聞いてでかけたので、当然のことながら、目当ての虫は見つかりませんでした。
管理された明るい林の中の倒木の下からでてきたのは、2頭のスジアオゴミムシだけでした。
(実は、このときも胸の赤銅色を見て、スジアオゴミムシを目当ての虫と思っていました。)http://blog.goo.ne.jp/1948goodspring/e/dab9443009743f47e6bc772a0dd4ed21
《倒木の下に潜んでいたスジアオゴミムシ 2017/05/03》
朝の犬の散歩の途中、ツバメが交尾しているのを見かけました。昨年育雛していた巣のあった監視カメラのそばで、今年もここで育雛しそうです。
http://blog.goo.ne.jp/1948goodspring/e/8b28af5252e0aa8643f73255ae30a3b0
《交尾するツバメ 2017/05/02》
池の周りを歩いていると、ショウブの葉陰に見覚えのあるモスグリーンの翅が見えました。昨年5月24日に同じ場所で初めて見たウンモンスズメです。このときは羽化に失敗した個体でしたが、今回のウンモンスズメは正常な翅をしていました。近くにはウンナンスズメの食草であるケヤキもあるので、ここで発生したものと思います。http://blog.goo.ne.jp/1948goodspring/e/2b4f61a4e9db62c5ba6d14461514197a
ガはあまり好きではありませんが、アゲハモドキ、イボタガ、オオミズアオ、ウンモンスズメ、ムラサキシャチホコなど、一度は見てみたかったガもいます。今度は、完璧に近いほど枯葉に擬態したムラサキシャチホコにお目にかかりたいと思います。ちなみに、イボタガやオオミズアオもデジカメでは撮っていないので再挑戦です。
《ショウブの葉にとまるウンモンスズメ(下に写っているはアマガエル) 2017/05/05》
《ショウブの葉にとまるウンモンスズメ 2017/05/05》
《ショウブの葉にとまるウンモンスズメ 2017/05/05》
例年ゴールデンウィークの頃にクロスジギンヤンマの羽化が始まるので、目当ての池に少し早目の時間に出かけました。
クロスジギンヤンマは既に羽化し始めており、トンボ科の羽化殻もいくつか残されていました。前回この池を訪れたのは2017/04/24だったので、その間に両種の羽化が始まったものと思います。また、2017/04/24には、アジアイトトンボらしきイトトンボを見かけています。
小さな池を羽化殻の再確認のため逆方向に周っていると、ショウブの根元に近いところで、ヨツボシトンボが羽化殻に掴って翅を伸ばしていました。羽化直後のヨツボシトンボを見たのは初めてです。
《ショウブの葉に残されたヨツボシトンボの羽化殻 2017/05/02》
《ショウブの葉に掴って羽化していたヨツボシトンボ 2017/05/02/07:38》
芝生の中に残されたスギの大木を見上げると、樹皮の縦の窪みの中でヒメスギカミキリが交尾していました(正確には、「交尾態勢にいた」です)。
ヒメスギカミキリの前翅は、「オスで赤褐色、青藍色、青黒色などの変異があるが、メスでは常に赤褐色」(『日本の昆虫1400②』)だそうです。
《スギの幹の上で交尾態勢にいたヒメスギカミキリ 201704/30》
《スギの幹の上で交尾態勢にいたヒメスギカミキリ 201704/30》
この日、北陸地方は気圧の谷や上空の寒気の影響を受け、ときおり雨が降る変わりやすい天気でした。庭のプランターに植えたチマサンチュの葉陰で、フタモンアシナガバチが雨宿りしていました。
《プランターに植えたチマサンチュの葉陰で雨宿りするフタモンアシナガバチ 2017/05/01》
《プランターに植えたチマサンチュの葉陰で雨宿りするフタモンアシナガバチ 2017/05/01》
この歳になっても、「してみたい」ことが幾つかあります。「マイマイカブリが頭を殻の中に突っ込んでかたつむりを食べている様子を見る」こともその一つです。
そこで、2017/03/20に見つけたヒメマイマイカブリを飼育し、カタツムリを与えてみました。少し小さめのカタツムリでしたが、殻に頭を突っ込んで、カタツムリ(別名:まいまい)をかぶる(被る)ように食べていました。大きめのカタツムリを与えると、今度は殻を壊して食べてしまいました。
http://blog.goo.ne.jp/1948goodspring/e/7fb23fcb1f90d5e4faed44c8b520c67c
《頭を突っ込んでカタツムリを食べるマイマイカブリ 2017/04/17》
《頭を突っ込んでカタツムリを食べるマイマイカブリ 2017/04/17》
《殻を壊してカタツムリを食べるマイマイカブリ 2017/04/24》