ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

老女とイヌと死んだネズミ?

2019-09-10 05:45:40 | 雑感
(予めお断りしておきますが、記事中に微妙な描写部分があります。)

 お馴染みの東屋のある公園での出来事です。ゴミ拾いをしながら園内を半分ほど回ったとき、シルバーカーを押しながら公園に入ってくる老女が見えました。

 目が合ったので私が会釈すると、その老女もニッコリと応えてくれました。歩くのに少し不自由なぐらいでごくごく普通に見えました。耳の垂れた小型犬が一緒で、彼女の先をリードなしで歩いていました。

 彼女の向かう先にふと目を向けると、何と児童用遊具の側にネズミの死骸が転がっていました。公園隅のフェンス近くではなく、これ見よがしに人の通るところにコロリとです。
「ネズミがいるから気を付けて!」はっきり “死んだ” と言わなかったからか、声をかけても反応ナシでした。

 イヌもイヌです。死骸を嗅ぎもしないで何もなかったかのように通り過ぎて行きました。後に続く彼女の方も、ちゃんと目が見えているはずなのに全く気づかなかったようです。死骸を少し踏みつけたようでしたが、平然と足を運んでいました。

 これではいけないと早速、ネズミの死骸を片づけることにしました。毒入り餌でも食べたのでしょうか、死骸は口から血を流していました。トングで後ろ脚を抓み、頭から死骸をビニールの小袋に入れたのですが、尻尾が死後硬直で硬い棒のようでした。

 公園を一巡した後、東屋に戻って一服していたら、彼女のイヌが近づいてきました。イヌ音痴(?)なので種類が何かわかりませんが、クリッとした目の愛くるしい顔をしていました。

 改めてイヌの体をよく見ると、イヌの後ろ脚に汚れがついていることに気がつきました。人の吐き出した痰がひっ付いたのか、それともウ○コが漏れたのか、ドロッとした汚物でした。

 そのことを彼女に指摘すると、
「まぁ、マルちゃんちょっと汚れてるねぇ! さぁ次、行きましょか?!」この一言だけ残して去って行きました。彼女、イヌのことなるとちゃんと聞こえていたのです。

 こんなこと、普通の飼い主なら気づかないはずはありません。しかも、あまり手入れもされてないようで、毛はボサボサ、あばら骨も浮き出ていて栄養状態の悪さは歴然でした。 
         *   *   *   *   *
 老化にはマイナスのイメージがあり、私の関心事も今は日々進行している老化です。常にそんな気持ちでいるせいか、役者の揃った(?)この日の出来事に、妙に引っかかるものがあったのだと思います。

 冷静に思い起こしてみたら、飼い主の老女もイヌも似たり寄ったりで、どちらも相当に老化が進んでいたようです。ところが老女もイヌも様子にシンドさはなく、淡々としていました。

 老化と共に身体の自由も徐々に利かなくなりますが、それでも慣れればそれなりに何とかなるもの。本人に痛みさえなければ、傍が気を揉むほど痛々しいものではないようです。ほんの少し不安が薄らぎました。



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コメント (3)
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