私は現在、食道がんの化学療法・DCF(ドセタキセル、シスプラチン、5-FU)療法の2クール目を終えたところです。
前回お約束した通り、今回2クール目に経験した副作用の中から際立っていたものをいくつか報告します。こんな記事、参考にならない方がむしろいいのですが、・・・。
起立性低血圧を伴う低血圧
1クール目の投薬期間中に散々苦しめられたのが吃逆(シャックリ)でしたが、今回はその予防策として、クロルプロマジンをシスプラチン投与前に服用し始めました。
そのお陰でシャックリの方はほぼ完全に抑えられたのですが、その代わりに投薬期3日目から出てきた副作用が起立性低血圧を伴う低血圧でした。
急に起き上がったり立ち上がったりする(体位変換)と、頭から血が引いて目の前が真っ暗になることが頻発しました。少し動くにもオッカナビックリですから、出来るだけ動かないようにしていました。
このように立ちくらみや失神を頻回に起こす状態を起立性低血圧症といいます。私の場合は、最大血圧が100 mmHgを切る低血圧に加え、体位変換により最大血圧が更に50 mmHgも低下する厄介なものでした。
一度だけですが、夜中にトイレを済ましたところで失神・転倒してしまいました。転んで変に頭を打ったら命に関わりますから、これじゃとても退院させられないと入院が3日間も延長となりました。
クロルプロマジンは、起立性低血圧が出たところで即中止したのですが、中止しても起立性低血圧は5日間ほど続きました。ですから、原因がクロルプロマジンだったのか否かは不明なままです。
下痢、食欲不振、味覚異常、口内炎
1クール目の投薬期終了後に経験した消化器関連症状の諸々に、今回は味覚異常が加わりました。
食べた物の味がほとんどしないのに、ポン酢味だけは辛うじてわかるという味覚異常。これに口内炎が加勢しての食欲不振は相当なものです。
で、体重も61 kg と5 kg減ったままで、ちっとも増える兆しがありません。
骨髄抑制
1クール目同様、今回も退院時に白血球が2000を切る程度まで減少しましたが、幸い38 ℃代の発熱には至らず、37 ℃代前半の微熱で済んでいます。私の場合、DCF療法では骨髄抑制が必発するようです。
脱毛
1クール目の投薬期終了後に始まった脱毛ですが、その後は幸い、髪の毛がごっそり抜け落ちたりしなかったのですが、ちょっと面白いことが起きています。
何と、入院に際して剃ったヒゲがちっとも伸びず、新たに生えて来もしません。ですから、肌がツルツル・スベスベしています。
当然ながら、上に生えている髪の毛も下に生えている股の毛も、頗る疎ら状態になっていることは言うまでもありません。
糖尿病の悪化
1クール目のがん化学療法を始める入院前、6 . 1~6 . 4 %と良好な状態で安定していたHbA1Cが、46日経った2クール目の退院直後には7 . 4 %に上昇していました。
入院による運動不足と副作用対策に用いたステロイド剤が原因のようです。せっかく安定した軽症状態だったのに、また一から出直しです、ヤレヤレ。
以上が、2クール目の今回経験した副作用です。久々の記事執筆で少し頭が整理できたようで、これにやる気が出てきたら言うことないのですが、まだ少し時間が必要なようです。
コメントを頂いても返信できないと思うので、コメント欄を閉めておきます。悪しからず。
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