またまたドジを踏んでしまいました。その日は隣市にある県立病院で3ヵ月に一回の糖尿病外来の予約日でした。
懸案だった大腸内視鏡検査を予約できたので、検査の前日と当日の注意事項を聞いた後、下剤やら検査食やらを買い求めました。昼飯まで1時間余の時間が空き、歩いて丁度の頃合いだったので、病院から食堂のある我が市の市役所に歩いて向かいました。日差しも強く脚が棒になる寸前でしたが、市役所には何とか予測通りに辿り着けました。
市役所に着いた後はいつもの行動パターンになりました。昼食を終えるとロビーで少しうたた寝し、目覚めた後はゴミ拾いしながら帰るというお決まりコースです。途中でコープのお店に寄って買い物をするのもいつも通りでした。いつもと違っていたのは、セカンドバッグを小脇に抱え、下剤や検査食の入った手荷物を持っていたことと、行きつけの薬局にも立ち寄らなければいけないことでした。
薬局の窓口に処方箋を出したときのことです。『お薬手帳』も一緒に出そうとしたのですが、そのとき初めてセカンドバッグがないことに気付きました。セカンドバッグには『お薬手帳』の他、医療費の自立支援受給者証など大切な物が入っていました。一瞬、気が動転し頭が真っ白になりました。
「セカンドバッグがないんです!『お薬手帳』を入れていました。どこかに落としたみたいで・・・」とにかく声に出して言ってみました。
「どこか心当たりはありませんか? 他に貴重品は入っていませんでしたか?」
「市役所から歩いて来たのですが・・・、金目のものは特に入っていませんが・・・。とにかく来た道を市役所まで戻ってみます。」
「夜7時まで(店を)開けていますから、・・・落ち着いて、心当たりをしっかり探してみてください」そう励まされました。
薬局の一軒おいた隣に交番があります。そこでも試しに相談してみました。
「たとえ金目のものが入っていても大丈夫ですよ。きっと届けてくれますよ。見つからないときは本署に電話してください。とにかく落ち着いて、よく思い出してみてください」と当直の警察官が電話番号をメモしてくれました。
交番を出て、来た道を歩き始めて間もなくのことです。
「歩いていて落としたのなら、気付かないはずがない。どこかに置き忘れたに違いない。自分から置いたなんてことは・・・?」冷静に行程を振り返り推理してみました。声に出して相談したことで少し落ち着きを取り戻し、歩き始めたことでどうやら脳が冴え始めたようなのです。「自分から置いた」がヒントとなって、すぐに見当がつきました。
途中でコープに寄ったとき、買い物の後でトイレに行っていました。そこで先ずセカンドバッグを棚に置き、他の手荷物は多すぎたため、棚ではなく目の前の床に置いたのです。そのとき「ひょっとすると棚のセカンドバッグは忘れるかも・・・」と、ご丁寧に心配までしていたことも思い出しました。用が済んだ途端、最初に目に入ったモノだけに気を捕られてしまういつものパターンだったのです。そしてこの推理通り、セカンドバッグはコープのトイレにありました。
手荷物は一ヵ所にまとめて置くのが鉄則です。物を分散すれば、それだけ注意力も散漫になります。それでなくても危なっかしい記憶力なのに、その鉄則を敢えて破ったのですから当然の報いなのでした。
さらに他にも鉄則が・・・。
― 悩みは1人で抱えていてはどうにもならない
― 黙っているより先ず声に出してみなきゃ始まらない
この鉄則にも改めて気づかされた出来事でした。
鉄則ばかりが増えていくのですが、これで大丈夫でしょうか? それにしてもやはり歩きは脳を刺激する、又々実感できました。
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懸案だった大腸内視鏡検査を予約できたので、検査の前日と当日の注意事項を聞いた後、下剤やら検査食やらを買い求めました。昼飯まで1時間余の時間が空き、歩いて丁度の頃合いだったので、病院から食堂のある我が市の市役所に歩いて向かいました。日差しも強く脚が棒になる寸前でしたが、市役所には何とか予測通りに辿り着けました。
市役所に着いた後はいつもの行動パターンになりました。昼食を終えるとロビーで少しうたた寝し、目覚めた後はゴミ拾いしながら帰るというお決まりコースです。途中でコープのお店に寄って買い物をするのもいつも通りでした。いつもと違っていたのは、セカンドバッグを小脇に抱え、下剤や検査食の入った手荷物を持っていたことと、行きつけの薬局にも立ち寄らなければいけないことでした。
薬局の窓口に処方箋を出したときのことです。『お薬手帳』も一緒に出そうとしたのですが、そのとき初めてセカンドバッグがないことに気付きました。セカンドバッグには『お薬手帳』の他、医療費の自立支援受給者証など大切な物が入っていました。一瞬、気が動転し頭が真っ白になりました。
「セカンドバッグがないんです!『お薬手帳』を入れていました。どこかに落としたみたいで・・・」とにかく声に出して言ってみました。
「どこか心当たりはありませんか? 他に貴重品は入っていませんでしたか?」
「市役所から歩いて来たのですが・・・、金目のものは特に入っていませんが・・・。とにかく来た道を市役所まで戻ってみます。」
「夜7時まで(店を)開けていますから、・・・落ち着いて、心当たりをしっかり探してみてください」そう励まされました。
薬局の一軒おいた隣に交番があります。そこでも試しに相談してみました。
「たとえ金目のものが入っていても大丈夫ですよ。きっと届けてくれますよ。見つからないときは本署に電話してください。とにかく落ち着いて、よく思い出してみてください」と当直の警察官が電話番号をメモしてくれました。
交番を出て、来た道を歩き始めて間もなくのことです。
「歩いていて落としたのなら、気付かないはずがない。どこかに置き忘れたに違いない。自分から置いたなんてことは・・・?」冷静に行程を振り返り推理してみました。声に出して相談したことで少し落ち着きを取り戻し、歩き始めたことでどうやら脳が冴え始めたようなのです。「自分から置いた」がヒントとなって、すぐに見当がつきました。
途中でコープに寄ったとき、買い物の後でトイレに行っていました。そこで先ずセカンドバッグを棚に置き、他の手荷物は多すぎたため、棚ではなく目の前の床に置いたのです。そのとき「ひょっとすると棚のセカンドバッグは忘れるかも・・・」と、ご丁寧に心配までしていたことも思い出しました。用が済んだ途端、最初に目に入ったモノだけに気を捕られてしまういつものパターンだったのです。そしてこの推理通り、セカンドバッグはコープのトイレにありました。
手荷物は一ヵ所にまとめて置くのが鉄則です。物を分散すれば、それだけ注意力も散漫になります。それでなくても危なっかしい記憶力なのに、その鉄則を敢えて破ったのですから当然の報いなのでした。
さらに他にも鉄則が・・・。
― 悩みは1人で抱えていてはどうにもならない
― 黙っているより先ず声に出してみなきゃ始まらない
この鉄則にも改めて気づかされた出来事でした。
鉄則ばかりが増えていくのですが、これで大丈夫でしょうか? それにしてもやはり歩きは脳を刺激する、又々実感できました。
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他人事ではなく、自分の鉄則に加えさせていただきます。
家の中ですら、いつも探し物の連続です。
家内に口笛を吹くと反応する物を買ってもらったほどです。
大事なものに付けておけば音で反応してくれます。
でも、それ以前の問題かもです。
鉄則を利用させて頂きます。
>口笛を吹くと反応する物 ・・・とは優れものですね。
とにかく記憶力が当てにならないので難儀しています。
改善など見込み薄なので、どんな対策を採るかが鍵。
精神科医によれば、適切な対策を講じられるうちは
認知症を心配しなくともいいそうです。
なので、鉄則だけで十分かが問題ですね。
黙っているより先ず声に出してみなきゃ始まらない
強く同感しました
煮詰まるこの頃
話しを聞いてくれる友人に感謝です
いい加減でいきたいですね
見でもなく見、聞くでもなく聞く。
神経を張り詰めるでもなく、ほどよい塩梅で・・・
こんな意味でしょうか?
そうありたいものですね。