ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

老人介護も金次第

2021-05-28 06:06:00 | 世相

 親の介護のため今の仕事が続けられない?!  親の介護のため仕事を辞めた?!  この手の話は最近よく聞きます。

 まさか、その渦中にある人が身近にもいるとは(?!)ビックリでした。コープで警備員をやっているオッチャンです。

 先日久々に、コープでこのオッチャンに会えて話ができました。歩いて12,3分(歩測で1200歩弱)のところにあるコープですが、このところ以前ほどは利用していなかったのです。

 何でも昨年の丁度今頃、彼の母親が骨折して10ヵ月間も入院したそうです。その後、退院できたのはよかったものの、母親は今87歳、愈々介護が必要になったのだとか。

 要介護2に認定され、もちろん、ケアマネージャー(ケアマネ)が付いてくれていて、介護ベッド等のリースやら週2回の訪問入浴サービスなども手配してくれているそうです。

 それでも介護保険でカバーできる在宅介護には限界があり、一人だけにしては置けないのでどうしても身内でやることが増えてしまったそうなのです。

 で、已む無く最近、夜10時までの職場を変え、午後5時までで済む某大学の新キャンパス建設現場に移ったという次第。今は、週4日が建設現場、週2日がコープ勤務だそうです。

 そう聞いて私の方から、こう水を向けてみました。
「よく聞く特養って、どうなの?」

「特別養護老人ホームのこと? 要介護3以上じゃないと入れないし、
 先ず、空きがないって。
 もしお金があったら、有料老人ホームでも何とかなるんだけど、
 先立つものがないとねぇ、・・・。」

 さらに、彼の話は続き、
「母親は、少し認知(症)が入っていて、知らない人と交じるのが嫌い。
 だからディサービスにも行きたがらないし、家でジッとしているだけ。
 同居している息子が手伝ってくれるので、まだいいんだけど・・・
 正直シンドイですわ・・・」
と、身動きの出来なくなる一歩手前のようで、何とも身につまされる話でした。どうか共倒れにならないようにと、唯々祈るばかりです。 

 遠からず、現在70歳の私自身にも降りかかってくる問題なので、早速、介護保険や老人介護施設について、ネットでざっと調べて(?)眺めてみました。

 先ず、介護保険についてです。介護保険とは、それが適用されると、自己負担額1~2割という低価格でさまざまなサービスを利用できる制度のこと。

 介護保険を利用して介護サービスを受けるためには、役所から “要介護認定” を受ける必要があり、「要支援(1~2)」または「要介護(1~5)」の認定を受けて初めて、介護保険を利用することができるそうです。

 次に、老人介護施設についてです。これには、入所時ほぼ無料の施設から一時金だけでも数千万円もかかる施設まで色々あり、月々の食費や生活費の自己負担分も10数万~数十万円までまちまち、千差万別なので簡単な話ではなさそうです。

 最も大事な点は、介護保険が適用となる介護施設には次の3種類があるということ。

  ● 特別養護老人福祉施設(要介護3以上)
  ● 介護老人保健施設
  ● 介護療養型医療施設

 老人ホームと称する施設のパンフレットを見るときは、上のどの表示になっているのか確かめておく必要があります。“養護老人ホーム” と称していても、保険適用外の施設もあるそうです、ご用心!

 まぁ、警備員のオッチャンが言ったように、“老人介護も金次第” なのです。“地獄の沙汰も金次第” とは、まさしく介護が必要となった段階からのことでしょう。勉強になりました。

 ところで、私個人としては、元気な内にいち早くケアマネさんと繋がることができないものかと、ふと思ってしまいました。

 介護を沙汰するのはケアマネさんですから、それが最も手っ取り早いと考えたからです。 が、ゆとりのないこの世の中、そんなウマイ話はないでしょう、ネ?

 

 

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