新型コロナ オミクロン株の感染急拡大への早急な対応が叫ばれている中、ブースター接種への地方自治体間の対応がチグハグで、地域住民たる私は右往左往させられています。
政府の方針は一見したところ明解です。「速く、速くブースター接種を!」と、総理大臣自らが旗振り役をやっています。
ところが、ワクチン供給体制に弱点を抱えているらしく、3回目接種の対象者定義がなかなか定まりません。
高齢者の3回目接種について、政府の方針は当初、2回目接種からの間隔が8ヵ月必要だったのですが、感染拡大の勢いに押されて7ヵ月に短縮され、そうかと思っていたらいつの間にか6ヵ月と更に短くなっています。
この方針変化に呼応して、実働部隊である地方自治体の方もてんでんバラバラ、我が県・市でもチグハグな対応になっています。
今月14日から、県営の大規模接種会場で3回目接種が始まりました。2回目接種から6ヵ月しか経っていない私ですが、2回目接種用の券番号で予約が取れると聞き、大規模接種開始前日に早速、県営の大規模接種会場の接種予約をネットで取りました。
そんなわけで、大規模接種開始の当日、接種券の発行を市に申し込んだのですが、市は依然として7ヵ月ルールを盾に接種券の発行をしてくれません。
市の担当者曰く「たとえ予約が取れていたとしても、7ヵ月間隔満期の2週間前にならないと接種券の発行はしません」と頑ななのです。
市の方針とは逆に、我が県知事は6ヵ月間隔推し派です。接種券の発行を断られた週末の日の夜、TVニュースで知事が高齢者なら6ヵ月でも接種できると早期接種を奨励していました。
週末にあったこの知事談話が効いたようです。週明けに私の方も、知事談話を盾に接種券の発行を再び市に申し込んでみたのですが、・・・。
つい3日前なら、私ががん化学療法を受けたばかりのハイ・リスク者だと言っても取り合ってくれず、7ヵ月ルールを破りでもしたらワクチン不足を来たしかねないなどと見当違いなことを言っていた市の担当者が、何と掌を返したような応対をしてくれました。
つまり、県と急遽協議した結果、大規模接種会場なら2回目接種時の接種券でもOKとなったと豹変したのです。何のことはない結局は、段取りが悪くて接種券の印刷が遅れていただけの問題だったようです。
たとえ地方自治体であっても、今第一義に務めるべきは住民を感染から守ること。ブースター接種も早ければ早いほうが効果的なので、接種券の発行ナシでも接種できるようにするのが “いの一番” に取り組むべき業務だったのですネ。
まぁ、県と市レベルのコミュニケーションはこの程度。このデジタル時代にあって、旧態依然とした行政の対応状況に暗澹たる気持ちなのは私だけでしょうか?
まぁ、なんやかんやあった私ですが、県営の大規模接種会場で昨日3回目の接種を受けてきました。メデタシ、メデタシ!
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