1月中旬の土曜日かつ世間一般では3連休初日にあたる日のことです。宣告に怯えながら14時21分に店頭に到着し55人の行列の最後尾に。令和7年最初の土曜日営業とのことで想定内、というか少ないと思った並び。いつものように、それからの伸びは緩やかで、14時57分に閉店となるまでに続いたのは11人のみ。そして、神保町よしもと漫才劇場によって作り出された日陰の場所では一層寒さが厳しく感じる中、前方で2人が離脱した後の17時49分に入店し、18時03分になってラーメンが配膳されました。
なお、直前が5人でしたので本来は6人ロットの順だったはずなのですが、直後に並んでいた方は、私をも上回る巨漢体型。巨体が並ぶのは避けたいという助手さんの判断か、引き続き5人のロットとして運用されていました。
大ラーメン、大蒜脂+生卵+ネギ。
麺丼。
提供時「目測を誤って多くなっちゃったんだけど、大丈夫?」「頑張ってみます。」と。
1分間隔で2回に分けて鍋に入れられ、最初からだと7分強茹でられてから麺上げされ始め、4分弱を要して5つの丼に振り分けられました。
ぷちゅぷにゅっとした食感で、水分をたっぷりと抱え込んで瑞々しく軟らかめ。
固形脂は、プレーンな味わいの、トロトロとした背脂。
野菜丼。
湯気をもうもうと立ち上らせる野菜には醤油ダレ。昨今の価格上昇にも関わらず、ホクホクとしたキャベツがたっぷりと。
豚。この日も豚入りは売切れでした。
引き締まった赤身は、咀嚼するとあっという間に細かな肉片に砕けて口解け良く。脂身もたっぷりと備えて。
タレがよく染みた、しなやかな質感の赤身と、ねっとりとした口当たりの脂身。
スープ。
たっぷんとした舌触りで、しつこさのない甘さが先行する味わい。序盤では僅かに醤油が存在感を発揮して塩気を受け取るも、その後は終始奥行きある円やかさが主張していました。混雑具合によってはもっと早い時間の訪問を検討しているのですが、閉店時間が迫ったこの時間帯の乳化具合が好みなので、悩ましいところです。
底に沈んでいたぷよぷよの脂身も味に影響したのかな?
辛みを発する大蒜を麺に添えると、お互いの長所が一層際立ったように。
ネギ。
フレッシュさ溢れ、青臭さなく。
生卵。
冷まして弾力が増した麺を、粗挽唐辛子と胡椒とも絡めて。
およそ16分で完食し丼を上げると、次ロットの麺上げ中の店主さんから思いがけず年始のご挨拶と「足りた?」のお言葉をいただき、列の残り6人に加えて年始ということもあってか、出入口付近で待機する店主さんのお知り合い5人を横目に退店しました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます