2月も終わろうとしている。
やっぱり私の歴史を見つめてくれていたお雛様の顔を見ようと押入れから出すことにした。
いつも思うのですが「いい顔してるな~ぼろぼろだけどほんま物の縫い取りの着物をきて」と・・・
母が生まれた時は、7段飾りだと祖母が言っていたそして、私達の代になり何時の間に五段飾り、そして、そして今私の家にあるのは~
母が病気になり大阪に来て有料のホームにお世話になっている時は、母の枕もとで
微笑んでいたお雛様。
今は祖母も母もいなくなって、歴史を見続けてきた御雛様は人生とともに物語を
語ってくれる。
お道具は出していないけど、無くなっている御殿や柄杓等々
私にとって三月三日は幼いころの記憶がよみがえる日。
そして、歩いてきた歴史を感じる月日は走馬灯のように流れていく。
私は何時も当日券で拝見することにしている(夫どっこいの関係で)
月組は、晴海ゆう(知人かな)さんが出演している公演(双眼鏡で探す)。
「エドワード8世」「ミスティステイション」で霧矢大夢、蒼乃夕紀さん方と
他の生徒の退団公演。
幸い人の頭の邪魔にならない席(上手の桟敷席)が空いていたので購入。
筋書きを(パンフレット)拝見しながら予習しているとアナウンサーが流れ(多分龍の声)幕が上がる
どんな内容かはなんとなく理解は出来るが、多すぎる横文字の名前(覚えられない!)
舞台は暗いし、ところどころに卒業や次期トップを感じさせる場面が多すぎる。
ショー(愛の終着駅)も衣裳もすっきりしない(コスチュームが多い)
でも!”マイウェイ”曲でのデュエットダンスは素晴らしかった。
ひょっとしたら気が付いてないかも知れないけど一樹千尋さんの歌(女)も聴かせた。
全体的に宝塚らしいところやわかり易く、夢々しい物でも良かったのになんて勝手に
思ってしまった。
余談だが退団公演はほとんど拝見しているが、海峡ひろきが卒業するときは、拍手が
鳴りやまなかったと記憶している。(トップでは無かったけど)
そうそう晴海 ゆうさんは少しずつ頑張っているみたいだし楽しみだな~(双眼鏡で探したよ)
最後の白いお衣裳も嬉しそうに下手の花道で~というわけで
きりやん お疲れ様でした
貴方の歌声は忘れないと思うわ。
上方舞として山村流がNHK教育テレビ「日本の芸能 百花繚乱」に於いて放映され、
流儀から六世宗家山村 若、 光さん方の出演。
このお二人はれっきとした兄、妹で息の合った舞が観られた。
浮世絵に舞と同じポーズが振り付けされていたのには驚き、山村 愛(北山村)師 に指導を受けた「齋藤太郎左衛門」を初めて披露された。
面白く、こっけいでそれでいて何か儚いそんな気がした。
何時か再演を期待する私です。
そして、お二人の息の合った「世界」
色々な男女が登場する世界を表した演目を楽しめたが、私がどうしても観たいと
思うところがアップになっていてとても々残念!(カメラの方の勉強不足!!)
『NHKワールドプレミアム』(在外日本語チャンネル)に於いて
106の国と地域に放送された。
平成24年2月4日(土)
”藤間勘吉郎一周忌追善舞踊会”が大阪にある国立文楽劇場で行われた。
舞踊界に興味ない人は誰?と思うかもしれないけれどね
勘吉郎師は流儀の宗家に師事を受け芸を学び、紫派に属し歌舞伎関係の振り付け
に貢献した方。(私が知っているのは)
市川亀治郎丈のパンフレットには振り付けの所には勘吉郎師の名前があるし、映像にも
映っている。
だから今回の追善会には博多のお稽古場よりかけつけ、黒紋付きに袴という着流し姿で「忠信軍物語」をすっきりと迫力ある踊りで観客を魅了した。(仮プロには彼の名前が無かったので驚いた方もいたと思う)
歌舞伎役者と言えば坂東竹三郎丈も「曾根崎心中」を熱演!
浅草歌舞伎で爺さん(亀治郎)婆さん(竹三郎)の二人を拝見したばかりだからおかしなもんだなとおもった。(だって凛々しい姿としろぬりの良い男ですもの)
そして、各流儀の代表が舞に踊りに勘吉郎師を偲んだ。(見応えはあった)
私は全て拝見しました。追福と言うけど追善にはほど遠いもの?が多かったように~
(あくまでも私の見解です。振り付けをされたものかもしれないですね)
山村流六世宗家若師だけは追善の曲「菊の露」(戦後初めてらしいこの演目は)を
上品に清潔にそれでいて艶やかに茶の着物に黒の帯で舞われた姿は本当の意味の
追善となったのではないかなと思われた。
観客席には伽羅の香りが漂ってより一層、雰囲気のある舞台だった。(行き届いた
若師の演出)
全体を観たいので最後列で思ったけど、無神経な人が舞台が開いてようが、お構いなしに堂々と歩いていく又はお喋り(うるさい!)。
いつの間にか最前列で観ている自分がいておかしかった。
久しぶりに22の舞台を観たけど、疲れたのは歳のせいかな~