夢・つれづれに

何時も夢とロマンを持ち、思いのままに綴りたい

上方舞の名手が又一人星に~

2009年01月27日 | 舞と舞踊の会

 



又一つ舞の名手と言われた人が亡くなった。山村楽正”
私は幼い頃より楽正さんの前割(鬘の形)に着流しの男舞にあこがれ、隠れフアンだった。残念ながらそれを口にすることはなかったのだが~(よくお会いしていたのに)
我が師匠との(若津也)相舞をうっとりと拝見していたのをおもいだす。

昨年12月に亡くなり、今月に告別式が行われ大勢の弔問客の中には、桂米朝さん、文楽の住太夫さん、テープの永六輔さん、舞関係の方々などの偲ぶ声に涙が~。

三味線を弾いて教えてくださる方が少なくなった昨今(もう、居ないといってもいいかな)、式場には艶やかな声の弾き語り『山村舞』、『滝ずくし』、そして『雪』が静かに流れいっそう悲しみが増した。合掌


浅草あれこれ

2009年01月22日 | 今日のつれづれ

以前東京に(夫の転勤の為)住んでいた事がありますが浅草は大好きな場所でした。
その浅草に行く機会があり(いえ、その機会をつくり)1月17、18日と仲見世や懐かしいお蕎麦屋さんを訪ねたり、そして、々『新春浅草歌舞伎』を観て来ました。

「こいつぁ~春から演技がいいわい~♪」

初詣を兼ねて浅草寺によ~く、家内安全、病気回復その他色々、大枚100円?を払い御願いをしてきました。

ご存知”雷門”

浅草寺から見た門 仲見世が遠くに見える

 

   

 

雷門に行く途中にある懐かしいお蕎麦屋さんで頂いたのがこの器からはみ出した車えびの天ぷら、ダイナミックでしょ?関西人には汁の色が濃く感じるけど忘れられない天ぷらそばですよ。(美味しかった~)

いよいよ、浅草公会堂のお芝居を観る事にします。おっと!その前に有名人の手形と出演者ののぼりが風にゆらゆら。
 

と粋な兄さんの人力車


 《新春浅草歌舞伎は、俳優の育成ならびに歌舞伎の伝承に大きな位置を占めており、日頃の研究と精進の成果をご披露するべく、名狂言に挑む若手の意欲的な舞台をじっくりとお楽しみ下さい》とパンフレットには書いてありました。

 

演目

昼の部(11時開演) お年玉(年始ご挨拶)

  1.  一条大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり)
  2. 土蜘蛛(つちぐも)
     

夜の部(15時30分開演) お年玉(年始ご挨拶)

  1. 一本刀土俵入り(いっぽんがたなどひょういり)
  2. 京鹿子娘道成寺(きょうかのこむすめどうじょうじ)

 

出演者

市川亀治郎、中村勘太郎、七之助、市川男女蔵(おめぞう)、

中村亀鶴(きかく)、尾上松也、他先輩方の協力を得て。





 

サインにもあるように市川亀治郎が一条大蔵長成を演じた時の顔を手ぬぐいにかたちを残した物。


 

終演後、赤坂のホテルで行われた新年会のディナーについていた亀パンです。↓



という訳で私は、市川亀ちゃんのフアンです。彼の舞台(もちろん、出演者それぞれも)は、一生懸命さと、熱意と上手さ そして、この人何もん?と思わせる器用さ、賢さが好きですね~。

二月に大阪松竹座にこの若手歌舞伎が来ます。松也さんに代わり、愛之助、獅堂丈が加わり期待できる舞台になると思いますよ。皆で応援しましょう!きっと、元気になると思いますよ。

 

 

 

 

 

 


生きる力を

2009年01月12日 | Weblog

皆さんはドキュメンタリー映画にわざわざ上映している劇場に足を運んだ事がありますか?
お年賀状の中に入っていた”私はこんな事もやっています是非観に来てください”と一筆添えられていたのが【ブラジルから来たおじいちゃん】を監督した栗原奈名子さん。
彼女と知り合ったのは我が師匠『若津也』のドキュメントを撮りたくてカメラを持ち込みお稽古場に通っていたのを少し協力をした関係から知り合うことになった。(残念ながら師匠の映画は未完成のままだが)

さて、素朴で何もかも手作りの(、随分昔に見たような画面も小さく)映画は久し振りで、興味半分、義理も半分といったところで上映している第七芸術劇場に向った。

出稼ぎのつもりでブラジルに渡り苦労を重ねて今は悠々自適の暮らしをしている一人の老人にスポットをあて、92歳の今でさえ1年に1回は日本に来てはブラジルから日本に来ている子供達の教育など、自分の足で見ては相談にのっている様を生き生きと力強く描いていた。

映画好きにはたまらない空間ではないかと思う。
幸いその日は作っている側の考えや映画にかける意気込みを聞くトークショーにも参加でき、生きる意味や力をもう一度考えさせられた。


夫おっさんってか?

2009年01月11日 | 今日のつれづれ

今年初めての夫どっこいの検診に付き合うが、病院は混んでいて予約と言えど1日仕事である。
今回は脳神経外科と内科と2ヶ所の予約をしてあったのだが、検査を含めて1時間もかからないのに待つ時間は3時間。
脳神経外科の先生は「よう、通って(血が)流れているがな。調子良さそうやな」と~
(とんでも御座いません困っていますのよ私)
「別に変わったことはありません」と夫どっこいは言う。(嘘!ばっかり)
内科の診察では血糖値の高い数値を見て
「Fさん、体重も増えていますね。数値が高いので2つ食べるところを1つに出来ませんか?」と(そうだ!そうだ!)
私が何にも考えないで夫どっこいに食事を作っている様に思われるのいやだな。
結構、私は私なりに計算をしたり低蛋白のお米や味も薄くして作っているのに~
夫どっこいは足らなくて皆が寝静まった深夜にこそこそつまみ食いをしているらしい。(本当は知っているのよ私)
特に、甘い物を目に付くところには最近置けなくなり困り果てている。
本人はわかっているのだけど(カロリーの摂りすぎ)コントロールが利かないらしいのである。

それではと心を鬼にして彼の目には食べ物を触れさせなところに深夜だけは置く事にしたが、朝起きてみると冷凍にしてある干し柿が無い。
変だなと、血糖値を測るととんでもない高い数字が~
尋ねてみると二つも食べたと言うじゃないか!そのときはさすが温厚の?私も切れましたよ。
「おっさん!いい加減にして」と私。そばで聞いていた娘が「ああ、とうとう、パパがおっさんになったの?」と笑っていた。

Mさん、M、パパ、貴方、あんた、そしてとうとうおっさんってか?(笑う)
家族だから仕方ないけど、夫おっさんもう少し頑張らないとほんとに寝たきりになるよ~~。


明けましておめでとう御座います

2009年01月03日 | 舞と舞踊の会



私の年の初めの行事は元日に山村流宗家宅でお屠蘇を頂き新年のご挨拶から

です。(流派の御揃いの黒の紋付を着て)

向かって左には事始めと同じようにひな壇に鏡もちが、右にはもち花、お家元と向かい合って門弟がお稽古場にズラリ並んだ光景は厳かで神経の張り詰めた空気が流れます。(知った顔ばかりなので和やかですが)

良いものですね「明けましておめでとう御座います。今年も宜しくお願いします」

あちこちでご挨拶が個々にはじまります。

さて、今年の我が家のお節料理は2種類ですが残念ながらお店に頼みました。
夫どっこいは塩分控えめ、甘さ控えめの物を、あまりにも貧弱なので足しましたが、やはり手作りに増したものは無いと思ったわけで娘も「やっぱりママの作ったほうがいいよ」とお節には手もつけません(困ったものです)

我が家のお節