「お母さんは、多分助からないと思いますが延命治療はどうしますか?」と医師。
かねてから妹とは約束していたので「もう苦しい事は良いです!自然に~」と
それから間もなく母の息が静かになり手も冷たくもう二度と目を覚まさなくなりました。
その瞬間から、悲しむ時間もなく事務的なことが待っていました。
今、思うと一週間前に妹が母に会いに言った時「福山に帰りたいな」と言っていたそうです。
「お姉ちゃん(私の事)お母さんの顔、仏さんみたいに優しくなってるよ」と言っていたのを思い出しました。
最後の門出にはお化粧をほどこし、大好きな真紅の紋付を着せ棺には舞扇を3本、ピンクのお花で飾ってあげました。(若い頃の母の姿を見るように綺麗でした)
そして、まるで花道からすべる様に舞台に消えていった時には気丈夫に振舞っていた私の目からぽろっと涙がこぼれましたね。
約束どうり広島県の福山でお別れ会をしようと思っています。(お骨は妹が福山の家にもって帰ってくれました。)
「お母さん有り難う御座いました」 合掌