夢・つれづれに

何時も夢とロマンを持ち、思いのままに綴りたい

三月も過ぎて行きます

2010年03月30日 | 舞台鑑賞

三月も終わろうとしているけれど、三寒四温が体にしみる
桜が咲き始めたのに又冬が来たような寒さに戸惑っているのは人間ばかりでは無いような気がするな~

介護も結構ストレスや疲れを感じている人の多い中(ジャズシンガーの話題もあったけど)、幸い私は以前のようには自由ではないけど好きな時間を持つようにしている

3月は南座の「花形歌舞伎」の観劇に走りました。(澤瀉屋)
もちろん、ベテランと言われる役者さんの素晴らしさや枯れた芸には感服はする上で
若い歌舞伎役者がそれぞれ初挑戦する演目に期待をし、一生懸命頑張っている姿は新鮮で魅力的(それに綺麗!)。
きっと次に担う役者に成長してくれるであろう事を確信、見たような気がする。(偉そうではあるが~)

千秋楽の客席と舞台は熱気もさることながら、大向こうもかなりひんぱんにかかり一体化された南座の舞台は役者とフアンとの思い出に残る舞台になった事だと思う(こうして歴史をつくっていくのかな)。

それにしても歌舞伎の昼夜はきついよ~若いときなら良いけど老齢の身にはねぇ~
お弁当も飽きたので行きつけのお蕎麦屋さんでビールと蕎麦を
”腹がへっては戦が出来ない”って感じですよ。

歌舞伎座は四月で取り壊されるようだけど(もちろん新しくはなるらしが)、新しくなった小屋で拝見できる事を楽しみにしているからね。

素人目が感じた事
先ずは「双蝶々曲輪日記・角力場」のつっころばしと言われる若旦那・山崎屋与五郎役の亀治郎(この他に放駒長吉役と二役)は上方の形で見せた。

与五郎が贔屓の長五郎(獅童)を茶店の主人に私も”日本一”と思っていると褒め称えられ、嬉しくなった与五郎が身につけている金目の物を与えると言う花道での下り、結構あっさりとしていた事がとても良かったように思ったし、台詞の語尾が上手(間が良い)。
獅童は長身を生かし大きな強そうな感じは実にいいと思う(博多座で違う場面を観てきたばかり)二人ともふとんを入れて体は大きくしていたが手と足は隠せないな~

次はお家芸「曽根崎心中」は親子での(翫雀、壱太郎)初挑戦。
父親の胸を借りての奮闘振り、これから先が楽しみかな。

昼の部の最後は舞踊「連獅子」。親獅子を獅童、子獅子を松也。まだまだ踊りは未熟だが見応えのある二人。
毛振りも楽日は100回くらいまわしていて客席は大興奮!だけど毛振りは如何に綺麗に回すのが肝心なので回数はね~とも思うが。(若いから体力あって頼もしい!)

夜の部「加賀見山再岩藤」猿之助の演出で猿之助十八番のものを甥の亀治郎が取り組む。きゃしゃな体からあふれ出るエネルギーは、半端じゃない。

善、悪七役を演じ客席を魅了した。どの役も力抜くことなく時には上品に、リアルに、面白く、悲しく、可愛くそして恐ろしく初挑戦した演目は正に澤瀉屋の後を背負うであろう亀治郎にふさわしいものであった様に思う。
亀治郎がふわふわと花の山の場はお茶目なところを除かせていたのが印象的。

又、この演目を助ける獅童、松也、男女蔵、亀鶴、翫雀、壱太郎そして笑三郎
お琴や歌を披露した吉太郎の達者には驚いた。(もちろん裏方や立ち回りの役者も)









 


今日は検診日?

2010年03月24日 | 自宅介護つれづれ
夫どっこいは今、≪脳神経外科≫≪内科≫≪循環器科≫と2ヶ月~3ヶ月に一度の検診を厚生年金病院で受けている。

今日は循環器科だなと疑いもしないで予約票を見ると1週間前の日付けだった~
「ああ!勘違い~失敗々、パパさん大変だよ」と慌てる私
「ああ~良く見なくては」と夫どっこい(あんたのことよ!何でも私に頼るからでしょ)
そして、夫どっこいの送迎の為に仕事を休んでくれた娘「えェ~」

でもご安心あれ!
病院に電話を入れ説明をすると「薬はありますか?」と言いながら、検査(レントゲン)と検診をして頂けるように手続きをしてくれたことで、無事に検診を受けることが出来て一安心(ヤレヤレ)。

胸のレントゲンも何も問題が無いと聞いて安心。
次回の検診はは6月だそうだが心の内は(まだ通うの?なんてね)

雨がしとしと、気温も寒~い(有り難う!お迎え)

カルチャーセンターつれづれ

2010年03月22日 | 今日のつれづれ

夫どっこいの介護生活が続く今、個人での舞いのお稽古から時間の決まったNHKの上方舞のお稽古に変わって3ヶ月になります。(山村 若お家元指導)
個人のお稽古ではゆっくりとお話も出来いないけど(ご自宅なので)、教室の休憩時間には色んなお話やら基本のこと等を教えてくださるので結構楽しいですよ。


例えば扇の表、裏。
動物を表す手の握り方などを、狐、狸、猫、ねずみの違いを身をもって示してくださるのを感心しながら「なるほど~々」

いま、お稽古している一つ目の『御所のお庭』は扇で犬のしっぽを表すのがあります。
又、雪を表すのも先に目で見てから扇で散らしたら雪に見えると本当に細かく惜しげもなく教えてくださる。
「お芝居を観るときも色々知っていると面白いよ」と~
「時代考証も難しいから、そういう担当の人がドラマにはいる」と~

そんな事を伺っていると、この次歌舞伎を観たり時代物のドラマを見たりする時は
ぼぉ~と観てないで注意してみると面白いかも知れないな。(だって変な時もあるもの)

話し変わるが、先日見学の方が二人。(待ってますね。ご一緒にお稽古しましょう。)



 


舞台の魅力は三階席

2010年03月16日 | 舞台鑑賞


三月花形歌舞伎      

通し狂言「加賀見山再岩藤」
     (かがみやまごにちのいわふじ)
       骨寄せの岩藤

 河 竹 黙阿弥 作
 奈 河 影 輔 補綴
 市 川 猿之助 補綴・演出






さてさて、又南座で奮闘中の若手歌舞伎の事なんですが~今回は夜の部。

この演目は上の席から観る方が良いのではと思いチケットを三階の前列を手にいれ(何たって宙乗りだもん)るんるん気分で客席に着いたとたん、やっぱり!と得心。
始まる前の定式幕には七役の亀ちゃんの写真が吊り下げられてある。(やったー!)

さて、幕が上がると腰元たち、やがて亀治郎演じる”梅の方”(上品)の登場
そして、次から次へと早変わりが始まる。実に見事な悪から善の~
きっと、裏では1秒の争いでかけずりまわっていて息つく暇も無いと思うのに、舞台はそんな様子はみじんも感じさせない。(お手伝いしている方たちとの息が合ってるのでしょうね)

猿之助さんの演出とあって空きさせない工夫がどの場面にもあって面白い。

骨寄せの岩藤は(何で死んだのかは省略)
土手に捨てられたバラバラの骨が寄せられて骸骨そして、岩藤の亡霊になっていく様や桜の背景・花の山の場には上手から下手へ花道からの宙乗りは三階席ならではの圧巻!(待ってました!)

五幕目の鳥居又助の切腹の場は最大の見せ場(頑張ってたな亀ちゃんや弟役の上村吉太郎ちゃん)

そして、そして迫力ある殺陣、それも花道でのはしご上での動き等等、役者さんの意気込みを拝見しながらドキドキしたり心配したり~
さすが!日頃のお稽古のお蔭できれいにステキに決まりました(拍手

要するにこの演目はお家騒動に材をとったもので少しお勉強をしておくと実に楽しいし見応えのある演目になっているし、澤瀉屋のDNAを感じさせられた。

次回はじっくりと役者の顔でも観て来ようかな(ええ?又行くの~)




 


 


映画「花のあと」

2010年03月13日 | 今日のつれづれ
本日公開の映画「花のあと」を観に行く。

ラジオの”オールナイトニッポンゴールド”をどういうわけか市川亀治郎丈が担当していたのでラジオの始まる前から楽しみにしていた。
今思えば要するにこの映画の宣伝だったのかとようやく理解出来た。
主役のいと(以登)役北川景子もゲストで出演していたから~

『花のあと』は藤沢周平の珠玉の名作と言われている作品

桜満開の背景には女性の一筋さや下級武士の哀れさ、名誉の為に悪に走る武士といわゆる典型的な時代ものなのである。
お話はともかく、時代劇は演じる側の立ち振る舞い、所作、着物姿などがつくづく難しいと感じた。(一つ一つの所作が気になるほど可笑しかったな~要するに違和感)

個人の考えはあるが薄い作品になっていたのにはガッカリしたが脇で固めた人たちにはそれなりの重みを感じた。

私が映画、それもロードショーの早い時間に観に行ったのには訳がある。
それは、歌舞伎役者の亀治郎の存在(藤井勘解由役)
ラストシーンの以登との殺陣は迫力があり素晴らしく感動した
さすが、彼の出番は空気が違うように感じるのは私だけかな?(出番は少ないのよ)
その上憎たらしい敵役だし台詞は少ないし~
でも目の演技は存在感があるのよね
プログラムの中には「ワルをやりたかったんですよ。悪役は作る面白さがあって演じ甲斐があるんです」と亀治郎は語っていた。

「負けないで!」って応援している私はやっぱり変だよね(笑)







南座、花形歌舞伎観劇(携帯より投稿)

2010年03月07日 | 舞と舞踊の会
めずらしく3階席、半信半疑での席が舞台や役者さんの顔も良く見える。気に入った!
写真でははっきりしないが宙のりのロープが用意されているのを見ると、この場所から拝見したいな
それにしてもよくやるよ。一階の客席を見下ろしたら高い。普通なら体がすくみそう。この演目は次回ゆっくりと投稿することにしよう。
きょうは、昼の部を拝見してきた。濡髪長五郎の獅童、放駒長吉、山崎屋与五郎の二役を亀治郎が~(博多座からすぐの演目、よく台詞が覚えられる事に驚くばかり!)
成駒屋さん親子の曽根崎心中、元気一杯の毛振り、五十回!力強く頼もしい、若手の歌舞伎。

確定申告

2010年03月03日 | 今日のつれづれ
今年も確定申告の季節
夫どっこいが倒れてからは確定申告は私の仕事になってる。

行かなければと毎日思いながら足が向かなかったがようやく書類も自分ながら
揃えやっと今日重い腰をあげて申告してきたのである。(ヤレヤレ)

別に私の家の場合複雑な事ではないのにね~
でも、申告するのも国民の義務だしとりあえず気持ちはすっきりした。

e-Taxで今年こそはと思っていたが利用する前には電子証明書の取得ICカードを用意しなくては出来ないし、そんな事を考えているとめんどくさいので、直接税務署に行く事になったわけである。
アルバイトのてきぱきとした対応やパソコンで数字を打ち込んでくれる事で難なく終わった。(すっきり!)

美味しいケーキ屋さんでケーキを買い女の祝いでもしようかしら
だって、今日はお雛祭。