ブックオフで売っていたマクドネル・ダグラスDC-9ハワイアン航空のプラモデルを作ります。
童友社は昔は旅客機のプラモデルをよく売っていたんですが、これがそのひとつ。
身には成形品の暴れ防止の紙帯が止められているのが高級感を出しています。プラモデル業界がもっと元気だった頃の名残ですね。今じゃコスト的にできないでしょう。
ハワイアン航空のデカールです。ハワイアン航空には馴染みも何もないのでできるならサードパーティのデカールに変えたかったのですが、1/100のDC-9は見当たらなかったのでこれで行きます。経年劣化でちょっと黄ばんでいますが、使用するには問題ありませんでした。
問題は窓の表現でして、キットの窓は胴体に窓の穴が空いていて、そこに窓ガラスの部品を内側からはめ込むものです。しかし胴体の帯のデカールには窓の部分が抜けているわけではなく、窓の形状も一緒に印刷されています。場所によって窓の表現が変わってしまうわけで、ちょっと悩みました。
デカールの窓の部分を切り抜くのは面倒くさいし、胴体の窓の穴を埋めてデカール表現にしようにも窓のデカールは入っていないし・・・結局特に手を加えることもせずそのまま組み立てることにしました。
しかしここで少しやる気が下がる・・・。
窓ガラスはコレ。湯回りが悪くて、窓の部分にヒケが発生しています。悪い箇所だとエクボになっています・・・。ヒケ修正の効かない透明部品でこれはひどい。
どうしようもないのでこのまま使いましたが、やる気がさらに下がる・・・。
少しでもごまかせるように窓にはスモークを塗りました。その後、胴体にはめ込む前にマスキングゾルを塗って胴体の塗装に備えます。
仮組みしてみます。1/100なのでDC-9といえども大きいです。飛行状態と地上状態の選択式だったので今回は前者で組み立てます。ただし台座は付いていないので、ズベズダのIl-62を作ったときに使わなかった台座を流用しました。
機体塗装が済みました。塗り分けは組み立てずに準じています。
彫刻はカッチリしていて、凹線もくどくないです。
旅客機の主翼は塗り分けがあることが多いので面倒ですね。
デカールを貼り付けます。帯のデカールはデカイし硬いので胴体に馴染ませるのに一苦労。マークソフターでもあまり歯が立たないタフなやつでした。
クリアコートして主翼やエンジンを組み立てれば完成。台座には機種名の書かれたデカールを貼り付け。
ハワイアン航空は、おばはん航空の名前で私に親しまれています。
キットの中身がガッカリだったのでモチベを高く保つのが難しかったですが、どうにか完成できました。
完成品はギャラリーにて。
<使用塗料>
胴体:GX1クールホワイト
主翼:C8シルバー
窓:N95スモーク