シンガポールエアショーの続きです。再び地上展示機を見ます。
会場の奥の方に行くと・・・い、いやがった!F-22じゃないですか!本当にいるとは!しかも横にはF-35もいるぞ!
前回2016年のエアショーの様子をネットで見ていたんですが、その時にアメリカ空軍のF-22が展示されていたので今回もあるといいな・・・あるだろうな・・・と楽しみにしていました。F-22もF-35も両方とも実機を見るのは初めてです。
まずはF-35ライトニングIIから。正確には垂直離着陸型のF-35Bです。
F-35は前回参加していなかったので今回の参加は予想外でした。
横から。なお会場の端にお尻を向ける形で展示しているので、機体後部や排気口周りを見ることは出来ませぬ。今更見られて恥ずかしいものでもないと思うんですけど、外国での展示だとやっぱり気を使うものなのかしら。
機首部。F-35Bは操縦席の後ろに垂直離着陸用のリフトファンが鎮座しているので風防の後ろ半分が無いです。これによってA型とは少し見た時の印象が変わります。
後ろにリフトファンが居座っているので後方視界がありませぬ。戦闘機としてはいいのかそれでって感じはしますが、これもチーム事情がありましょう。
模型的には、風防が蒸着コーティングで色が付いているんですが(ステルスのためと言われている)、若干黄色みのあるスモークですな。あのくらいの色味なのねと。
垂直尾翼。B型はアメリカ海兵隊が運用しています。
あのナイトの駒のマークは海兵隊のVMFA-121グリーンナイツのものですね。確か岩国基地に展開している部隊で、そこからやってきたわけですか。ご苦労さまです。
グリーンナイツはB型の中では初期に配備された部隊ですので、F-35Bのプラモデルではよくこれのデカールが付属している部隊でもあります。ていうか後に私が作ったハセガワのプラモデルと全く同じ機体でした。
奥の方は同じ部隊の2番機。
F-35ってお腹の形状がグラマラスで好きなんですけど、ステルス的にはいいのかそれ?って思います。起伏が激しいとレーダー反射が大きそうに思いますが、そこは超絶ステルス技術でどうにかなっているのかもしれません。
最近は現代SFモノ(特に異星起源種系)ではよく序盤でやられ役やっていますよね、F-35。
正面から。まあ、デブに見えますよね。で、たぶんF-22よりも地上最低高が高い。
主翼のうねりというかねじりも少し分かります。これもステルス的には微妙なところだと思うんですが、そこは戦闘機としての機動性を優先したのかしらね。
ちなみにB型には固定武装のバルカン砲がありませぬ。必要な時は外付けの機関砲ポッドを装備します。
なんだかんだ言ってかっこいいと思います。でなきゃタイプ違いとは言え4機もプラモデル作りませぬ。
続いてF-22Aラプター。御存知アメリカ空軍のステルス戦闘機です。強い。横田基地の公開日に見るのが初めてになると思っていたけど、シンガポールで見ることになるとはね、ふふふ・・・。
正面から。うんうん、ステルスだね。風防がF-16のようなΩ型じゃなくておむすび型になっているのが見た目少し減点ですが、これもステルス優先なのだそうな。
F-22は短足なのが私の中では有名です。これの所属はアラスカのエルメンドルフ基地だそうで、そこから直行してきたのか機外増槽を付けています。
F-22が2機。ふふふ、素敵じゃあないか・・・。
F-22特有のこのギラついた半艶塗装。塗料の中に電波吸収体が入っているとか入っていないとかという噂。F-35は意外と落ち着いたツヤと色味をしていて割と分かりやすいのですが、F-22はちょっと複雑ですね。
写真を見ていて気が付きましたが、このF-22にはレーダー反射板が付いていませんね。F-35にはよく見ると主翼の付け根とお腹の辺りに3箇所確認できましたが、F-22は着陸後に外したのかな?それか、増槽を付けているからそれを代用にしたのか。ちなみに通常はお腹の辺りに付いています。
レーダー反射板は主に基地間や他国への回送時に取り付けるもので、敢えて機体にやってくるレーダー波を盛大に反射させることで航空管制が察知しやすくさせて事故ったりしないようにするため、というのは表向きの理由。本音は、ステルス時の真のレーダー反射面積を他者や他国に観測させないための性能欺瞞です。まあ当然でしょう。
兵装庫は開けたまま展示してくれています。これはありがたきかな。
機首。
レドーム小さいなぁ、あんなもんでいいのかとか思います。
コックピットの座席の角度は普通ですね。F-16は背もたれを通常よりもやや寝かせた形にした結果、対G耐性が向上したとか何とか。
横から。
奥のF-22はあんまりよく観察できませんでしたので省略。
F-35とF-22、似てるようで割と違うというのが何となく分かりにけり。実物を見られてよかった。
というところで今日はここまで。
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