黒鉄重工

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ナッチャンWorldを見に行く その2【2018/5/27】

2021-12-12 21:40:27 | 鉄道撮影記
神武寺駅から徒歩10分のところにある逗子市の第一運動公園に来ました。ここには、京浜急行600形が静態保存されています。


が、それはひとまず置いておいて、先に公園の隣を走っている横須賀線の電車を撮影しておきます。E217系の上りが通過していきました。これも長いこと走っているので順番的にそろそろ後継車の話も出てくるだろうと予想していた時期でした。その後、E235系が投入されることになったのは御存知の通り。


下り列車も撮影しました。こっちの方が本命。


横須賀線の撮影を済ませたところで本題の京急600形へ。ここにはトップナンバーのデハ601があります。600形は京急線の優等列車用に1956(昭和31)年から製造された電車です。
17m級の車体に片側2扉クロスシートを備えています。前面は当時流行だった湘南顔をこれにも採用されています。走行機器は京急初の新性能車となっているものの、東洋電機の主電動機と東急車輛の台車、三菱電機の主電動機と川崎車輌の台車の2種類の仕様が存在しています。システムが両者では異質のものになっています。同形式内で異なるシステムの走行機器を使っているのは珍しいです。なおデハ601は東洋電機+東急車輛のコンビです。


デハ601には保存会が存在することもあって、定期的な保守作業が行われています。なので基本的に状態は良いです。ありがたいことですね。



湘南顔ですが、窓枠のない前面風防とアンチクライマーが京急らしさを出しています。
600形の一部は高松琴平電鉄に譲渡されていますが、前面は貫通型に改造されているのでこの湘南顔はここのデハ601だけとなっています。


妻面はこんな感じ。


辺りに関係者はいませんでしたが車内に入ることができました。


運転台。50年代だと簡単な作りですね。


扉の鴨居にある路線図です。三崎口から先、油壺まで延伸するつもりだったのが路線図にも描かれており、時代ですねぇと。
三浦海岸と三崎口の所要時間が2分40秒と刻んでいるのも面白いです。


クロスシートです。2人並んで座るにはちょっと狭そう。


車内はこんな感じ。


左舷側にはプラットホーム状の足場があるので車内へ入るのは簡単であります。


冷房付きとは意外。後年改造で付けられたものでしょうけど。


一通りデハ601を見たところで撤収します。第一運動公園には野球場も有りにけり。大きめの公園です。ちょうど草野球をやっているところでした。


神武寺駅まで戻ってきました。


神武寺駅といえば、総合車両製作所から出荷された電車がこの駅を経由して横須賀線へ引き渡される専用線が有名ですが、こんな施設も。
これは改札口ですが普通の改札口ではなくて、改札口の先にある在日アメリカ海軍の住宅地、池子住宅へつながる場所です。在日米軍施設なので、当然ですが関係者しか通行することができません。改札の向こうはいわば合衆国であり、改札口は国境線みたいなものです。こんな改札口は全国でもここだけでしょう。


横須賀線へと延びる総合車両製作所の専用線。一応電化されているんですね。今はディーゼル機関車で引っ張っているはずですが、昔は電動貨車を使っていたのでその頃出荷していたときの名残?


線路をまたぐ構内踏切から600形エアポート急行新逗子行きを撮影。


その後来た上りの1000形エアポート急行羽田空港行きに乗って金沢文庫駅まで。


金沢文庫駅には800形が停車していたので一応撮影。


2100形快特京急久里浜行に乗り換えて終点まで乗ります。混んでいるのでいつも席に座れない印象があるんですが、文庫から先は人があまり乗らないのか、座ることができました。


京急久里浜駅に着きました。ここから京急バスに乗って久里浜港を目指します。写真は京浜急行バスのいすゞ・エルガ(F1918)。

というところで今日はここまで。


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