キット:1/32 オーナーズクラブ#8 `62 マツダ キャロル(マイクロエース)
広島県福山市にある福山自動車時計博物館を見学した時にこのキャロルを気に入ったのですが、そのプラモデルがあると知っちゃ作りたくなるでしょう、モデラーとして。
昔の金型のキットなので簡単に作れるという訳にはいかないですが、ありがちな言葉で言えば味のある内容です。
1/32で昔の軽自動車規格の車なのでとても小さくて可愛らしいです。この大きさながら見た目はセダンっぽいのでとても寸詰まりに見えるのも良いかと。
こう見えてRR配置なのでフロントのボンネットは補機類が入っているに過ぎません。
キャビンの後端がばっさりと切られたクリフカットというスタイルが特徴的です。これによって後席の天井高さの確保とリアエンジンフードの開口面積確保を両立しています。フォード・アングリアを参考にしているとも言われています。
クリフカットによって完全な4人乗りを達成できました。1962(昭和38)年登場時は2ドアセダンのラインナップでしたが後にこの作品のような4ドアセダンも加わりました。
先行するスバル・360としのぎを削りましたが、1967(昭和42)ホンダ・N360が登場すると競争から脱落してしまい、1970(昭和45)年に生産終了となりました。後の1990年代に名前が復活しますがこれはスズキ車のOEMという形になっています。
クリフカットがかっこいいのです。
ホイールの造形がやけに精密な印象です。
以上、マツダ・キャロルでした。
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