Lionel Hampton Quartet/Quintet
(Clef MGC-667)
(Clef MGC-667)
クレフやヴァーブのDSMのカバーはどれも粋な良いカバーばかりで、内容を考えず購入させてしまう魔力がありますよね。力強いタッチと決して華美ではないですが効果的に使われた色彩,ロゴなどDSMらしさが強く現れたカバーはいっぱいありますよ。このDSMカバーを眺めながらモノラルカートリッジでビニルを鑑賞する、まさに至福の時間ですよね。やっぱり12インチのキャンバスじゃないとね・・・。本日は,ライオネル・ハンプトンのアルバムです。他にもDSMカバーのハンプトンはありますが,本日アップの盤も演奏もさることながらこのインプレッシブな強烈なカバーの功績は多大なモノがあると思いますよね。
メンバーはカルテットとクインテットの構成で,基本はLionel Hampton(vib), Oscar Peterson(p), Ray Brown(b), Buddy Rich(ds)のカルテットです。クインテットの演奏にはBuddy De Franco(cl)かHerb Ellis(g)が曲によって加わる格好です。A-1の"DINAH "はデフランコを加えた演奏ですが,やはり御大の唸りを交えたスウィンギーなプレイに耳がいきます。
きっとこんな顔をしてプレイしていたのでしょうね。続くA-2もこれまたスィンギーな"THIS CAN'T BE LOVE"のカルテット演奏, B-1"MOONGLOW"はやはりカルテットでブルージーな演奏が心地よいですよね。そしてラストB-2の"CHINA BOY"はエリスのギターを加えたクインテット構成です。悪いわけがないメンバー,全く安心してきけますね。
所有盤はクレフのオリジナルです。やっぱりDSMあってのこのアルバムという感じです。