講義が終わったあと,ちょいと下種な話をしました(笑)。「本試験受験資格をオークションにかけたら,落札価格幾らになるかね」という。もう下種の極みですね(笑)
もちろん,本当に幾らになるかね,という話ではなく,「それだけ価値があるものだ」ということを再認識して欲しかったから,このような話をしたのです。
現行制度化では,ロー組は「特権的な地位」にあります。卒業さえすれば,「3個の権利」を与えられるからです。予備試験組は,「予選ラウンド」を突破しない限り,本試験がどうとか問題になりません。この差は非常に大きい。ロー組は,「来年受験」を前提に全てを考えることができますが,予備組はそうではありません。将来に対する不安定さが全然違います。
それだけ価値のある「本試験受験資格」なのですから,「無駄撃ち」はして欲しくない。きちんと準備して,丁重に扱って欲しいのです。要は,「弱音吐いたり,温いこと言ってないで,本気で試験対策をしてくれ!」という話をしたのでした。
あ,冒頭の問いかけは,受験資格は,その権利の性質上他人に譲渡ができない権利なのでオークションにかけても無意味ですが(笑)