閑話休題的ですけど、とにかく今のうちに思いっきり悔しい思いを経験しておきましょう。積極的にそういう局面に自分を置くくらいがちょうどいいのです。
もちろん、気分悪いでしょうし、凹みます。でもそれが大事かなと思うのです。喉元過ぎれば熱さ忘れる、ではないですが、人間の脳はいいんだか悪いんだか分かりませんが、嫌なことをすぐ忘れようとします。
この時期は発表直後で合格者は浮かれています。昨日まで自分と同じ立ち位置だった人間が合格して浮かれている、これが不合格者が今置かれている状況です。間近で自分との違いを見せつけられ、悔しさ通り越して惨めさを感じている人も多いのではないでしょうか。
しかし、11月になり、彼ら彼女らが修習に行くと、静けさを取り戻します。「普段」に戻るわけです。でも、ここからが悔しさを維持できるかどうか、重要な時期になります。結局、悔しさ、屈辱感ほど人を駆り立てるものはないような気がします。これから8カ月。短いようで長い、長いようで短い8カ月ですが、悔しさを維持し続けるには長いのです。