毎年書いてることですが、「基準点突破」と言っても、65~70%の受験生がクリアできる点数であり、平均点以下でもOK、というレベルです。つまり、基準点をクリアすることは「短答合格」と言うような大層なものでは全くなく、要は「採点してもらえる」と言う程度の意味しかありません。
残念ながら本日今シーズンが終わってしまった1500名の受験生は、以上のような「現実」をまずは直視しなければいけません。そもそも、「基準点レベル」を目標にすること自体、既に受験戦略的に酷い誤りです。最終合格することが唯一無二の目標なので、少なくとも、「如何にして1000番以内に入るか」、という発想をしないと駄目なのです。
「自分は何故本番までに3科目の短答の準備すら満足にできなかったのか」。傷口に塩を塗りたくる問いに向き合う事が再生への第1歩です。そして外的要因に答えを求めては駄目です。100%自分自身の問題です。
来年受かるためには、この辛く厳しい問いかけに自分で答えをまず出すことが不可欠です。「仕方ない、来年頑張るか」という軽い気持ちでリスタートしてはいけません。また同じ轍を踏むことになります。あの辛く苦しい5日間を思い出してください。あんなのは受けるにしてもあと1回で十分です。