心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

書燈社新春展と雅涎会書展 れぽーと

2013-01-17 | 書展・展覧会情報
                    窪 恵雪氏  双川和夫の詩「鰤起こし」より
                    地響きを起こすような 一撃二撃の震動や
                    射抜くかの閃光に 肝を冷やす雪国の 冬の雷鳴   


昨年もお邪魔した書燈社展。

以前、書燈社展にお邪魔した時、拙ブログで栃木郁子氏の作品が素敵
ご紹介させて頂いたのがきっかけで、ブログにお邪魔させて頂いたりしておりまして。
そのブログから、今回四人展の一人として出品された窪 恵雪氏ともご縁を頂き 

昨年の京都での二人展(ずずいと下まで記事あります)に、なんと富山からお姉さまもご一緒に
お越し下さり  
以来、お互い励まし合いつつ、刺激を頂いています。


写真OK頂いたので~左が恵雪さん、右はお姉さま 美人姉妹

お邪魔した日は、席上揮毫があり、午前11時前から会場にはたくさんの方がいらしていて。
皆さん、わくわくしてお待ちかねでした。



ここ数年毎年お邪魔していますが、書燈社の方々は、とても気さくで和やかな雰囲気です 
撮影、ブログ掲載もOKと伺いましたので、作品をいくつかご紹介します。

まずは窪さんの作品をば。
記事トップの作品は、地元富山湾の風物詩とのことで、その詩の如く
厚みのある大らかな線や余白からくる、スケールの大きさを感じました。

穏やかなお人柄のどこに、こんな激しいまでの力強さが・・と思いましたが
アップにすると、その息遣いが更に伝わってきます↓


そしてもう1点は、「おわら風の盆」桐谷 正の文より、
ぼんぼりに灯火ともり闇に浮かび 上がる編み笠姿 かすかに
聞こえる胡弓の音色 指先に想いを込めて踊るおわらの艶姿



どちらの作品も郷土への思いが込められていて、富山を訪ねてみたくなりました。
この日は、窪氏の席上揮毫もあって、私は準備万端でムービー撮影に臨んでいたのに
肝心な時にドジでして・・撮影時間オーバーで、揮毫が終わった瞬間に
「記録できませんでした」の文字が・・

けれど、書いている時の、からだ全体からのリズムや、瞬間ごとの息遣いは
心に残りました。
窪氏は、地元で書道教室もされているので、お近くの方はぜひ~


そして四人展の、山田光霧氏↓ 



上:古屋恵美子氏 大作なのに、表具や遊んでいらして、楽しいです。
下:山保櫻華氏 

この四人以外の方は、毎年小品展。
いつもそれぞれに表具も凝っていらして、インテリアの書の参考になりました。



栃木郁子氏 鈴木祐子氏
大木明子氏 松本靖美氏
林 華悠氏 中山芝泉氏

公募展などでは大作が多く、せっかく書いた作品も、展覧会後には筒状になって
押入れで冬眠することになりがちだけど
このサイズの作品は、そのまま自宅に飾ったり、どなたかに贈ったりもできて
自分も、そして作品にとっても、嬉しいことだと思います 

そうそう、栃木氏のホームページはこちら→ 栃木郁子(とちぎいくこ)の書をたのしむ
ブログもリンクされています

そして、この日、お隣での雅涎会書展にもお邪魔しました。
こちらも写真、ブログ掲載OKとのことでしたので、一部ご紹介。


村松太子氏   稲葉竹苑氏
飯高和子氏   お名前失念
小山みづほ氏  浅田大遠氏 加藤煌雪氏

この日は、その後都美術館に向かい、TOKYO書2013 へ。
そのレポートはまた明日。

コメント (2)
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