心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

創作は感謝の形

2013-01-22 | つれづれ
                           「游」


臨書は、音楽でいうとソルフェージュ、管楽器のロングトーンだったり。
つまりは基礎練習。

臨書は、この古典が好き、こんな風に書いてみたいという思いに駆られての衝動で、
つまりそれは恋愛にも似ていて、そこにこそ、自分自身の快感があるのだと思う。

一方、創作は、自分のためだけではなく、たとえば誰かの笑顔のためにあるのだと思う。
つまり創作は、臨書の快感への感謝の形なのだ。
だから創作は、出し惜しみなどしてはいけないのだと思う。

表現者は、本当はそれくらい寛容で、
けれど知らないところでは、挑戦し続ける覚悟が必要なのだ 

音楽の人、スポーツの人、科学の人、技術の人・・
それぞれに社会に還元したり、感謝したりしているのに、
書家は、もっと目覚めなければいけないのだと思う。
何に?


その答えは、宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」の中に 






な~んて偉そうに
でもね、臨書の快感に出会えた者の一人として、
感謝の気持ちを忘れずにいたいと思うのでありんす 
コメント (6)
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