心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

感じる前に始めても

2009-04-20 | 書の話
                          (半紙)



龍門小品造像紀の臨書(一部)。

世界遺産でもある、中国は龍門にある石窟には多数の磨崖仏があり、
そこには人々の願いが刻まれていて、そこにある文字を造像記といい。
六朝時代の「六朝楷書」を代表する書蹟。


          ↑龍門の磨崖仏

書を学び始めて間もなく、師の導きによって知ったこの造像記、
こんなのがあるんだ!って衝撃と、なんて大らかで自由で伸びやかなんだろう!と。

原本を眺めていると、小さなことで悩むでないぞ~と、
ずんずんと大手を振って歩き出したくなる 


           ↑原本のコピー 


石に彫られたこの文字たちは、冥福を祈る供養文だったり願いだったりするからか
無骨で力強い線の中に、無器用な温かみを感じて。。

書を真剣に学びたかったら、きっとまずは原本と向き合うべしし~なのだ。
原本から何を感じるか、どんなロマンを感じるか・・何でもいい・・

感じる前に始めても、生きた書は書けないような気がする 

たとえばレストランで美味しい!って思ったら、作ってみようって思ったり
好きって思ったら、どんどん知りたくなったりってのと
似ているような 




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山岡未樹さんのライブへ

2009-04-19 | つれづれ
        


昨日は友人のご主人の友人の・・
素敵なJAZZライブにお誘い頂き、出かけてきました。
場所は町田にある Nica's というお店。

ヴォーカルはジャズヴォーカル賞で大賞も受賞されていらっしゃる
超美人の 山岡未樹さん

JAZZは詳しくなくて、お恥ずかしながら存じ上げなかったのだけど、
その歌声は、からだ中に沁み込んでいろんなものを浄化してくれるような
スケールがおっきくて深い響きで、とっても心豊かな時間でした

小さなお店だったので、テーブル一つ挟んでまさに目の前で歌われて
そのオーラに何となく見つめるのが恥かしくて、
目は、左側で演奏されてるベースとドラムのお二人にばかり。
ピアノは背中を向けられていたので、隙間から見える指にばかり。

ベースの古野光昭さん ドラムスの二本柳 守さん 
ピアノの砂田知宏さん
お三方の阿吽の呼吸のセッションにも感動 

古野さんのベースは、ものすごく色っぽくドラマチックで、ドキドキしちゃった
二本柳さんのドラムもかっこよく、砂田さんのピアノはやさしく

 

JAZZは即興なわけで。
それは書ともどこか通じるものがあり。

それでもってセッションは、お互いが瞬間瞬間を感じあって、
それぞれが個性を出しつつ瞬間的に創っていくって最高のえくすたしーのような気がする。

日常からの離脱! 
居心地のいい空間と時間と、気持ちのいい音楽!
やっぱりライブはいいですね~  しあわせ~。

Sさ~ん。お誘い下さりありがとうございました~ 

山岡さんは6月15日(月)六本木スイートバジルでライブ~Miki’s Bar があるそうです。
詳しくは→ こちらから
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どっか行きたいなぁ

2009-04-18 | つれづれ
                         (はがき)




縁側でお気に入りの湯飲みでお茶でも 結構おつなものですよ。


新緑の季節はどこかへ出かけたくなる。
ゴールデンウイークも近づいてきたけど、毎年どこへ出かけるでもなく
それでもいつもあっという間に過ぎて行っちゃう。

ふと、何とはなしにネットで伊豆あたりの温泉宿を検索してみる。
海が目の前に見える温泉とか、いいなぁ・・って 

でも、あれこれ検索して行った気分になって、おしまい。
うちは猫がいるからだめかぁ・・って、いつも 


諦めて・・急に増えた新緑を肴に、のんびりとお気に入りの湯のみで・・ってのも
静かなしあわせさ~ってね。(・・負け惜しみか・・ ?)

今日は久々の休日。
でも、展覧会の荷物が部屋を占拠・・片付けねば。。

夕方からは友達の友達の奥様のJAZZライブに行く予定。



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運不運で人生は決まらない

2009-04-17 | つれづれ
                       名前はわからないけど



世の中 運不運を言ったら 
その不条理に 答えは見つからず。

ただ きっと
運不運だけで 人生が決まるって思っちゃいけないんだ。

職場の駐車場脇の枯葉の隙間から
ひょこっと咲いてる小さな花を見つけて ふと思ふ 

気づけばそこいら辺にたくさん咲いてて。
夕方見ると 本日の営業は終了しましたとばかりに
一斉に花弁を閉じていて なんだか笑っちゃった。

先日、天皇皇后両陛下の結婚50年の会見を見ながら ただ素直に
それぞれに運命を受け入れてこられた 人生の深さを感じ。

人から見たら幸せに見えても
それぞれに抱える何かは持っていて 

運不運は確かにあるけど
幸か不幸かは 自分が運命をどう受け留め 受け入れるかに寄るような。

運命論者じゃないけれど。

目の前に起きていることを そのまま受け留められる 心でいたいなぁ 



 今日の1曲は、大好きなDes'reeの What's your sign?

  歌詞は・・
  
  あなたは何座? 
  誰にだって星座があるのよ 超自然だろうと神の力だろうと
 
  私たちは星 この広大な宇宙の中で
  私たちは地上の星たちなんだから
  あなたは私を信じる 私を信じる・・・  って感じ 




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隔たる心には

2009-04-16 | つれづれ
                      「隔」 (部分)




ここ数ヶ月の諸々の溜まった「疲」のエネルギーの所為にして
昨日は母とちょっとぶつかりっこ 

うううううう・・・ と、友人に愚痴ってみたら
「よかったね。お互い喧嘩できる親が元気で!」ってメールがきて。


そしたら、あんなに沸騰していた心のモヤモヤが
ひゅるる~って音を立てて冷めていって 


あ。そっか・・・
そう思えたら急に楽になれたわけで。

ありがたやありがたや 


隔たる心には、補給が必要なものがある。
はて、それはなんぞや。

たとえば昨日の私だったら
感謝・・かな・・と、ふと思ふ 





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変わって欲しくない心

2009-04-15 | つれづれ
                       「心」 (半紙1/2)




時代と共に 
人の心も 
気持ちも 
思いも 
感じ方も 
変化するもの

それを否定するわけじゃないけれど
残念に思う部分もありながら
その波は どうすることもできない場面もあったり

でも
こんな私でも
変わって欲しくない
伝えていきたい 心 がある

なかなかうまくいかないけれど
表現していくこと 行動することで 
伝えられたらなぁ って思う 




今日の1曲は ash and snow から
Flying Elephants Presents Part2

2年前、お台場の特設会場のノマディック美術館での
エキシビジョンを見に行って。

その時の写真や映像の数々はこちらのHPからもご覧になれます
ash and snow


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個性はひとりでは輝かない

2009-04-14 | 蘭秀会書展
                        3年生女の子の作品



蘭秀会書展の体験教室に参加した子供(兄妹)の書。

子供はかっこつけないから、すらすらと書いていく。
回りには大人がずらりといるのに、楽しげに。

大きな花書いて~ 次は道端の小さな花書いて~ 細い花とか~
おっきな雲でしょ~ それから・・・

初めは躊躇していた妹のなっちゃんも、お兄ちゃんの書く作品に
インスピレーションを感じたのか、次から次へ・・。

消しゴムでパパっと印を作ってプレゼント。
印を押すとなんだかかっこよくなるね



       お兄ちゃんは6年生 去年もなかなかの作品作ってたね



個性はひとりでは輝かない。
誰かと響き合って輝くもの。

笑ったり泣いたり怒ったり・・も
誰かがいるから体験できるってもの。

不思議なもので自分の心が外に向くと
いろんなご縁がやってくる。

にわとりが先か卵が先か・・と聞かれたら
ご縁はきっと自分の心が先であるような 





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蘭秀会書展 閉幕~深謝

2009-04-13 | 蘭秀会書展
                         (半切)



幽閑少是非   幽閑是非に少なし

閑居していると世俗の是非(良し悪し)から遠ざかることができて楽しい の意。

なかなか閑居とはいかないから、どこまでも心は自由でいたいなぁ 
相手が心を閉ざしていてもおかまいなしに、自由な心のままでいたい。
何にも動じない自由な心でいたいなぁ

相手の心を開きたければ、無理にこじあけようとしないで
自分が自由な心でいればいい。
相手が呆れるほどに、諦めるほどに 

時々自信がなくなって、時々迷う心が顔を出したら
ぶっちゃけ語り合うのがよか。
そしてそのあと、心がつながれば尚よかよか~ 



   
                         ↑搬出作業に来られた皆様と



4日間の蘭秀会書展はあっという間・・お蔭さまで無事閉幕しました~。
会期中たくさんの方々にお越し頂き、ご縁がご縁を呼び嬉しい充実した時間でした。
ありがとうございました 




     ↑池坊先生のFさんの活け花 ステキでしょ


昨日の体験教室では、水糊を使った簡単裏打ちと、包装紙を適当に切って
作品をつくってみようってのもおまけで。

ショッパー誌の記事を見て参加下さったSさんが、たまたまお気に入りに入れていたブログが
このブログだ~!って会場で知ったそうで 
ご縁って不思議。

そうそうSさん。。作品1枚お忘れなので近々お送りしますね。










↓別枠で第2ギャラリーの作品ご紹介しますので、ご覧頂ければ幸いです。



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蘭秀会書展 第2ギャラリー 閲覧室

2009-04-13 | 蘭秀会書展



右から2番目のMさんの作品は千字文。1日2時間5日間かけて書かれた作品

↓Mさんの千字文アップ

















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蘭秀会書展 早くも最終日

2009-04-12 | 蘭秀会書展

                       沙於里 七言二句
                   沙上草閣柳新暗 城邊野塘蓮欲紅


今日は早くも蘭秀会書展、最終日。

今日もまたいい天気なのかなぁ・・・。
天気がよくて花見も今日当たりが最後となると、書展への足が遠のくような 

昨日は思いがけず、たくさんの方がお越し下さり、感謝感謝です。

このブログではお馴染みとなった 石川芳雲先生 と宮山一琴先生は、
書展巡りのスタートにお立ち寄り下さり
自由で楽しいねと、いつものニコニコ笑顔で。
ありがとうございました 




同じ頃、書燈社の 栃木先生 がお越し下さり~!
以前このブログで書燈社展をご紹介させて頂いたことで、拙ブログにコメントを下さった
栃木先生が実際に目の前に~!と感激 

ネットの世界が現実になるこんな新しい出会い、ご縁に不思議~と思いつつ
うれしいなぁ・・楽しいなぁって。
あれこれ書のお話ができて、すご~くしあわせな時間でした
お忙しいのにありがとうございました 

 
↑顔は隠して・・とのことなので 右が栃木先生(超美人!)

色んな書展巡りをする中で、いいなぁって思える書の先には、
どこか気持ちも通じ合えるご縁もあるような

垣根を越えてこうして出会えるってステキ


心がルンルンのまま、体験教室に突入。
今年のテーマは「簡単な軸作品をつくる」



 
↑皆さんの作品 なかなかいい感じ~


今日も楽しんできま~す 


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