2010-11の冬シーズンはかなり極端な気候のようです。
気象庁が発表した「1月の天候(PDFはこちら)」によれば、日本各地の降水量の平年比は、
と、岩見沢のように平年の2倍近い降水量のところがあるかと思えば、10%以下の「日照り」状態の地域が太平洋岸沿いに広がっています。
もともと平年の降水量が違うわけで、降水量の絶対値で比べますと、気象庁のデータでは最大降水量となった高田(新潟):567.0mm(平年比137%)に対して、つくば・前橋・熊谷・横浜・甲府・静岡・浜松・御前崎・伊良湖(どこ?)・津・潮岬・多度津・高知・厳原(MISIAの育ち故郷)・延岡は0mmと、これで良いのか
と言 いたくなるほどの状態です。
積雪も、
月最深積雪は、全国的に平年を上回るところが多かった。米子(鳥取県)では、1月の月最深積雪の最大値を更新した。また、地上気象観測の米子とは別に、アメダスでは36の観測所(全224地点)で1月の月最深積雪の最大値を更新した。
と、まさに記録的な豪雪
国道を走っていたクルマが身動きできなくなったというニュースを、今シーズンほど耳にしたことはなかった気がします。
人的な被害も出ています。
消防庁の発表(PDFはこちら)によれば、昨年11月から今年1月末までの3か月間で、亡くなった方が81人、負傷者が971人にものぼっています。
私の実家付近は、それほどの豪雪ではなさそうですが、5年前はかなりの雪が降りました。
実家の車庫兼物置はこんな状況でした。
屋根の上の積雪は、最大で1m近くはあったでしょうか。
しかも、この写真ではよく判らないと思いますが、積もった雪の下の部分は氷になっていまして、この直撃をくらったら、平気ではいられません。
ひらひら降ってくる印象の雪も、積もればかなり重いし、凍れば石のように固くなってしまいます。
豪雪の被害が広がらないことを願っている私です。