通勤の往復で神奈川県内を走っていると、「なんとか野」とか「なんとかが丘」という、ちいと気恥ずかしい地名が目につきます。
そこで、国道246号線沿いに厚木~川崎間の地図をながめてみました。
すると、「なんとか野」系が、
さがみ野、つきみ野、つくし野、いぶき野、もえぎ野、あざみ野
そして、「なんとかが丘」系が、
ひばりが丘、つつじが丘、さつきが丘、あゆみが丘、藤が丘、すみれが丘
う~む…。藤が丘以外は、すべて「ひらがな3文字 + 野 or が丘」です。
なんともはや…。私は首筋がむずがゆくなってしまいます。
今度は私鉄の駅名をみてみましょうか。既出は除きます。
まず、「なんとか野」系は、はるひ野(小田急線)といずみ野(相鉄線)、
そして、「なんとかが丘」系は、百合ヶ丘、向ヶ丘遊園(共に小田急線)、ゆめが丘、希望ヶ丘(共に相鉄線)とボコボコあります。
昔からこんな地名であったはずはないでしょうに、誰がどんな感覚や思いで、また、どんな権利があって、こんな没個性の地名(さがみ野は許せる。でも、ここだけが「相模野」ではないだろ
)をつけてしまったのでしょうか。
どうせ植物の名前を採るのなら、いっそのこと、どくだみ野とか、とりかぶとが丘といった方がインパクトがあると思うケド…
あ、そうだ
私の本籍は、川元むつみ町(住居表示変更前は川尻町字総社前)という、これまた没個性の地名でしたっけ…
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日本の地名 (岩波新書) 価格:¥ 798(税込) 発売日:1997-04-21 |