先日、日経電子版に、
「ダイヤルQ2、25年の歴史に幕」という記事が載っていました。
NTT東日本と西日本が提供する有料情報の料金回収代行サービス「ダイヤルQ2」が28日、約25年の歴史にひっそりと幕を閉じる。最盛期には8500番組まで増え、高額請求や売買春目的の利用は社会問題にもなった。インターネットの普及で利用者も番組も激減したが、一部の番組提供者からは惜しむ声も上がる。
だそうで、一時期、「ダイヤルQ2」を利用していた私としましては、しみじみしてしまいます…
って、もちろん、「売買春目的の利用」ではありませんゾ
私、競馬の予想に際しては、長いこと、競馬データベースソフト
の傑作
「TARGET frontier JV」を愛用しています。
現在は、JRA-VANが提供するデータ(定額・有料)を、インターネットを介して、この「TARGET frontier JV」に組み込んでいますが、以前は、ダイヤルQ2からデータをダウンロードしていました。もちろん、モデム&電話回線を使って…。
毎週末、ダイヤルQ2に接続して、ピー ガー ガー グゥウョー…とネ。
普段の開催なら、データのダウンロードは1分くらいで済んだと記憶していますが、やっかいなのは、GI
の開催週でした。
とにかく、ダウンロードに時間がかかる
時間がかかっても、1回でダウンロードできればしめたもので、ヘタすると回線が切断
されてしまい、もう一度最初からやり直し…
「ダイヤルQ2」は、データ量に応じた課金
ではなく、通信時間
に応じて課金
されましたから、たまったものではありません
JRA-VANはどれだけ望外の収入を得たことでしょうかねぇ~
結構アコギな商売だったりして…
この日経の記事に、こんな記述があります。
若者らが長時間利用して高額な情報料を請求されるケースが相次いだほか、男女2人が会話する「ツーショットダイヤル」が売買春目的で使われるなどして問題になった。東京都品川区の男性会社員(42)は「高校時代に自宅に10万円を超える請求があり、父に激怒
された」と振り返る。
こんな経験を持つ「男性会社員(42)」を、日経はどうやって見つけ出した
のでしょうか?
「街頭で道行く中年男性をとっ捕まえてインタビュー
した…」なんてことはあり得ないでしょう
ねつ造? いやいや、それは記者の良心に反する
想像するに、記事を書いた記者の周辺、あるいは、記者本人の体験
っぽいなぁ…
それはともかく、日本のIT史上に名を残した「ダイヤルQ2」にお別れの乾杯をします。