明日、3月15日、JRのダイヤ改正が行われます。
JR東日本の場合、今年の改正の目玉は、
○秋田新幹線「こまち」の320km/h 運転開始
○長野新幹線に新型車両E7系導入
○高崎線特急の車両置き換えに伴う輸送体系見直しと新たな通勤着席サービス開始
○常磐線(各駅停車)のデータイム増発に伴う武蔵野線との接続利便性向上
○東京メガループの利便性向上
・南武線、朝通勤時間帯の増発と快速運転の拡大
だそうで、この中では、私にとって関係ありそうなのは、最初の「秋田新幹線『こまち』の320km/h 運転開始」くらいのものです。
秋田新幹線「こまち」の車両が、すべてE6系に置き換わって、スピードアップするというわけですが(下の写真は去年4月に私が初めて乗ったE6系@大宮駅。記事はこちら)、
一方、初代「こまち」のE3系が秋田新幹線から引退です
上の写真は、今年1月の帰省Uターンで私が最後
に乗った「E3系こまち」です(記事はこちら)。
秋田新幹線からは引退したE3系ですが、山形新幹線や東北新幹線では走り続けるようですから、まだしばらくはお目にかかれそうです。
もう一つ、今年のダイヤ改正で感慨深いのは、寝台特急「あけぼの」のレギュラー引退
今夜のNHK「ニュースウォッチ9」では、下りラストランの出発の模様を上野駅から生中継
するは、上りラストランの秋田駅(途中駅
)での到着・出発を生中継
するはで、この取り扱いの大きさは何だ
って感じ
でした。
私が初めて上京したのは高校生のときで、その交通手段が寝台特急「あけぼの」
生まれて初めて乗る寝台特急(ブルートレイン)の走行中の振動や、発車時の衝撃(客車ですから…)が印象的でしたっけ…
そして、それ以上に印象的だったのが、夜が明けて上野が近づいたときの車窓の風景
恐らく、蕨~川口付近の風景かと思うのですが、巨大なマンションが立っていて、各戸の入口のドアが同じ形でズラリ
と並んでいました。
自分の家を間違ったりしないのだろうか と思った記憶があります。
数年前の年末、たまにはブルートレインで帰省してみようか と思い立って、寝台特急「あけぼの」の下りのきっぷ
を申し込んだことがありました(ブルートレインのきっぷ
はえきねっと
では予約できません)。
発売日の昼休み、どきどきしながら東京駅のみどりの窓口に行くと、「ハズレの予約番号」
が張り出されていまして
、数個しかないその「ハズレの予約番号」
の中に私の予約番号が入っていました…
私が最後に寝台列車に乗ったのは12年前、中国の瀋陽⇒北京です。
瀋陽を夜に発って、翌朝には北京に着きますから、ちょうど秋田⇒上野と同じような距離なのかもしれません。
その寝台(硬臥)というのが、凄かった
3段式というのは、私が最初に乗った「あけぼの」もそうでしたから、高さがないのは似たようなもの
問題は、落下を防止するベルトも、ベッドを囲むカーテンもないこと
おいおい、こんな状況で眠れというのか と思ったら、9時か10時になると、車内のすべての照明
がバホッと消されて、真っ暗
確かに、これならカーテンは不要です…
それにしても、よくベッドから落ちなかったものですな。
それと、毛布がなんだか湿っているような感じで、ちょっと…
でした。
話を寝台特急「あけぼの」に戻すと、レギュラー引退の理由は、利用者の減少と車両の老朽化だそうです。
何度か「あけぼの」や「北斗星」を見かけたことがありますが、車両の外観は確かにかなり老朽化していて、ちょっと痛々しいほどでした。
収入とコスト
を天秤
にかけると、普通のブルートレインにはお金をかけられないのだろうな…
と納得です。
やはり、今の日本では、寝台特急が生き残る道は「カシオペア」や「ななつ星」のような豪華寝台列車しかないのだろうと思います。
いつかは豪華寝台列車で旅行してみたいと思ってはいるのですが、それは実現できるのはいつのことなのでしょうかねぇ…