Activated Sludge ブログ ~日々読学~

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●『テレビ救急箱』読了 (1/2)

2008年11月10日 19時15分16秒 | Weblog

『テレビ救急箱』、10月に読了。小田嶋隆著。中公新書ラクレ。20084月刊。

『テレビ標本箱』に続く、テレビ批評コラム集第二弾。なんで救急箱なのか? 各章のタイトル中に、「傷だらけ」・「ホスピス」・「患者」・「胃もたれ」・「めまいや耳鳴り」といった言葉がちりばめられている。

コメディアンの100キロマラソンの「悪夢みたいな映像」(p.27)

[首長の]「いけ好かない威張り屋揃いのあの家の男たち」(p.77)

「オカルト番組の跳梁跋扈は、ありゃ何だ?(p.102)、「問題なのは、オカルトだ」(p.106)、「オカルト物件を解毒すべく」ジャニタレとの「抱き合わせで処理する。ヘロインの売人がブツを砂糖紙に包んで売るみたいな調子で」、「かくして、江原に・・・国分が・・・細木数子には・・・滝沢が供物として捧げられている」(p.111) (1)

「「世間」は被害を受けたわけではない。不愉快な思いをしただけだ。だから誰も「謝罪」など要求していない。一般のアンチ亀田の視聴者は、ただただ「消滅」を願っているのみだ。つまり、二度と目の前に出て来ないでくれ、と」(p.126)
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●『テレビ救急箱』読了(2/2)

2008年11月10日 19時13分14秒 | Weblog
【小田嶋隆著、『テレビ救急箱』】
[コムスンの介護問題を受けて] 「みのもんたの叱責 (←あんたは何様なんだ? 不二家にはちゃんとスジを通したのか?) を見るにつけ、テレビの増長は、来るところまで来ている。悔悟不能。救いようなし、と」(p.174)

「司会者が暴力事件を起こした法律バラエティーは、高視聴率を記録しつつ、・・・生き残っている」(p.220)。その番組出身の大阪府知事の教育行政や、光市母子殺人事件弁護団に対する弁護士にあるまじき批判や態度 (近々、安田好弘さんの本を紹介予定)、マスコミ (というか、朝日) 批判など、酷過ぎる。

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