Activated Sludge ブログ ~日々読学~

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●働くことと内部留保: 「業務上過失致死」を引き起こそうと思って、誰がいったい働くだろうか?

2013年07月23日 00時00分02秒 | Weblog


gendai.netの記事(http://gendai.net/news/view/108707)、そして山岡俊介さんのアクセスジャーナルの記事(http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/、7月9日)、もう一つのgendai.netの記事(http://gendai.net/articles/view/syakai/143346)。最後に、大企業トップに関する記事(http://gendai.net/news/view/108959)。

 大変に残念な結果でした。半数程度の人しか投票しないなんて・・・? なんで、自公や民主・維新・みんななのか・・・?? マスコミや評論家は「白紙委任したわけではない」というが、結果として、そうなっているし、マスコミは自公への投票に誘導しているのではないか??? 3.11東京電力原発人災のこと、自民党議員が何の反省もしていないこと、まだ何の解決にも至っていないこと、多くの被害者・避難民がまだ居ること、もう忘却している。

 さて、参院選前にまたしても、痛ましい「事故」が起きた。昨夜当選した自民党の議員さんの、「ブラック企業」と揶揄されている、あの企業である。「「高齢者の幸せな老後の実現を公約の看板に掲げている」そうで、「黒い冗談」です。「参院選のキャッチフレーズは、「経営力で日本を取り戻す」」だそうですが、「日本よりまず、自社の経営を見直した方がいい」。
 最後の記事、「大手企業の内部留保は総額100兆円ともいわれる。ため込んでないで、社員の給与に回すのが筋というものだろう」。

   『●働くとは何か? 死ぬために働く・・・・・・
   『●「利益率の向上」だけのために働かされる・・・・・・
  
     「企業の上層部が大金持ちになるためだけに、労働者が奉仕させられる。
      記事の「職員」も「業務上過失致死」を引き起こそうと思っていたのだろうか? 
      それが引き起こされる可能性の高い労働を「職員」に強いるような
      労働形態になっていなかったのか・・・。山岡俊介さんの云う
      「今回の水死事故、施設側は「手が回らなかった」と釈明しており、
      職員不足=利益率の向上で起きたのだとしたら、
      渡邊会長の責任は重い」・・・、と私も思う」

   『●企業の貯金250兆と「働くとは何か?」
   『●格差社会を助長するトンデモな「ト」理論=トリクルダウン理論
   『●アベノミクスの宣伝に騙されて彼らに
       投票してしまえば、待っているのは格差社会
   『●働くとは何か?: 「社員は「定額使い放題」へ」
   『●メルマガ【 PUBLICITY 】紹介: 古川琢也さん『ブラック企業完全対策マニュアル』
   『●自民党の目指す社会とは?
   『●「アベノミクスの化けの皮」『週刊金曜日』(2013年7月5日、950号)についてのつぶやき
   『●「TPP断固反対」公約反故に続き、ブラック企業対策をコッソリ削除?

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http://gendai.net/news/view/108707

またワタミ関連死、「何人死なせれば満足する」と猛烈批判
2013年07月09日 13:21

 ワタミの介護でまた死者が出た――。居酒屋チェーン「ワタミ」のグループ会社が運営する介護付き有料老人ホーム「レストヴィラ弁天町」(大阪市)で5月7日、入所女性(当時73)が入浴中に死亡していたことが8日、分かった。女性は溺死とみられる。大阪府警は業務上過失致死容疑で、施設職員を任意で事情聴取している。

 同施設は11年9月に開業。定員128人で全室個室が売りの低価格老人ホームとして知られる。ワタミのグループ施設をめぐっては、昨年2月にも都内の施設でパーキンソン病の女性(当時74)が入浴中におぼれ、水死している。また、別の複数の死亡事故で遺族とトラブルになっていることも報じられている。

 事件を起こした「ワタミの介護」は9日、「本日の一部報道について」というリリース文をホームページに掲載。「ご遺族の皆様をはじめ、ご心配ご迷惑をおかけしている皆様に、深くお詫び申し上げます」と謝罪し、「再発防止に努めるとともに、ご遺族の皆様にも誠心誠意対応させていただいております」「外部有識者による検討委員会でも弊社業務の確認をいただき、その提言にもとづき業務運営に反映してまいります」としている。

 ワタミは、自民党から参院選比例区に出馬した渡辺美樹前会長(53)が創業。社員が過労死するなど「ブラック企業の代名詞ともなっている。渡辺氏は今回、「高齢者の幸せな老後の実現を公約の看板に掲げている。

 ネット上では「姥捨てホーム」「何人死なせれば満足するんだよ」「これが自民の新たな社会福祉か」「出馬する方もする方、公認する方もする方だ」などと猛烈な批判が相次いでいる。
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http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/、7月9日】

2013/07/09
<記事紹介>「ワタミ介護施設 入浴の女性死亡」(『東京新聞』79日)ーー自民党はこれでもなお参院選公認!?
執筆者: Yamaoka (5:11 pm)

 本日の『東京新聞』朝刊で、居酒屋チェーン大手「ワタミ」(7522。東証1部。東京都大田区)の子会社「ワタミの介護」が運営する老人ホーム「レストヴィラ弁天町」(大阪市港区)で今年5月、入所者の70代女性が入浴中に死亡していたことが報じられている。
 大阪府警港署は、業務上過失致死の可能性も含め捜査しているとのことだが、本紙も報じたように、昨年2月には系列の別の有料老人ホーム「レストヴィラ赤塚」(東京都板橋区)でも全く同様の水死事故が起きていた
 詳細は本紙過去記事をご覧いただきたいが、徹底したコスト削減のため職員の数を減らした結果、過重労働となり、入所者に目が届かなかったことが原因の可能性がある。
 一方、昨年2月、別のワタミの子会社=居酒屋チェーングループ「ワタミフードサービス」で働いていた森美菜さん(享年26)が過労死ラインの月80時間を大きく超える月140時間の残業をしていて自殺した件は大きく報じられた。
 一件、別件のようだが、こうした不祥事の背景には創業者で、前会長・渡邊美樹氏(上写真)率いるワタミグループの共通した経営体質があると見られる。
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http://gendai.net/articles/view/syakai/143346

また老人が溺死、ワタミの底なし暗部
2013年7月10日掲載

「命よりカネ」のくせに政治を語るな!

 ワタミの老人ホームでまた溺死者が出た。
 グループ会社「ワタミの介護」が経営する大阪市の介護付き老人ホーム「レストヴィラ弁天町」で今年5月7日に、入所していた73歳の女性が入浴中に溺死していたことが発覚。業務上過失致死の疑いもあるという。

 ワタミ広報は「再発防止に努めます」などとコメントしているが、にわかには信じがたい。

 ワタミのホームでは昨年2月16日にも、「レストヴィラ赤塚」(東京都板橋区)で、当時74歳のA子さんが入浴中に溺死しているのだ。

   「A子さんはパーキンソン病で要介護認定を受けていて、亡くなる直前の
    2カ月間に十数回、転倒事故を起こすほど症状が悪化していたのです。
    ところが施設の介護スタッフは、A子さんが入浴してから1時間半近く
    浴室を離れ、その間、誰ひとり付き添わず、見回りもしていなかった
    要するにずっとA子さんを放っておいたのです」(捜査事情通)

 A子さんは浴槽内で、鼻から下が水につかった姿で見つかったという。ズサンのひと言では到底片づけられない。ある介護業界関係者は、「いつまた溺死者が出ても不思議じゃないと思っていました」とこう明かす。

   「ホームの入居金は一般的に1000万円単位といわれますが、例えば、
    今回事故が起きた弁天町は600万円前後。格安が売りで、どうやって
    利益を出すかといえば人件費などを削るしかない。ワタミの介護施設の
    退職率は50%ともいわれますが、次々と辞めていっても、介護業界は
    人手不足ですから、すぐに補充もできません。必要とされる人員の7割ほどで
    回す場合もあるようで、当然スタッフはヘトヘト。安月給でコキ使われたら、
    手抜きだって生じます。入居者の転倒事故などは日常茶飯事で、
    隠しているだけ。そんなよからぬウワサもありますね」

 ワタミが介護事業に参入したのは04年で、いまやグループの営業利益の4割以上を占めている。最高益を更新し続けるワタミの“屋台骨”になっているのだが、全国介護者支援協議会の上原喜光理事長はこう憤る。

   「利益追求型のワタミの介護事業は、業界内でもずっと評判が悪かった。
    スタッフ教育をおろそかにし、ギリギリの人員で運営し、きちんとした見守り
    態勢を取っていないから、事故が発生する。明々白々でしょう。ワタミは
    問題が起きても、それを改めてこなかったということですよ」

 さらに、売上高では介護事業を超える高齢者宅配弁当「ワタミの宅食」も、大幅コストカットのための“偽装請負”疑惑が浮上。10日発売の週刊文春が報じている。

 ワタミ前会長の渡辺美樹氏の参院選のキャッチフレーズは、「経営力で日本を取り戻す」。日本よりまず、自社の経営を見直した方がいい。
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http://gendai.net/news/view/108959

企業トップ30人、給与もらい過ぎランキング
2013年07月17日 16:45 更新

社員平均の35~140倍

世界標準はせいぜい20倍なのに

 昨年度の“1億円プレーヤー”は、301人いた(東京商工リサーチ調べ、6月30日時点)。ゴーン日産社長の9億8800万円を筆頭に、武田薬品の3役員などが、1億円以上の高額報酬を得ている。

 1億円を超えると、有価証券報告書(有報)に記載されるが、有報には従業員の平均給与も載る。たとえば日産は699.6万円(平均年齢42.6歳)だ。ゴーン社長は、平均給与の141倍であることが分かる。ベラボーだ

   「世界標準は20倍程度といわれています。それに比べると、
    明らかにもらい過ぎです」(東京商工リサーチ情報本部長の友田信男氏)

 そこで、1億円プレーヤーが従業員平均の何倍もらっているかを算出した(別表参照)。100倍以上は、ゴーン社長と日本調剤の三津原社長の2人。50倍以上もセガサミーの里見社長、武田薬品の山田取締役、エイベックスグループHDの松浦社長など14人に上った。上位30人は、すべて35倍以上である。

 従業員との格差が比較的少ない企業もあった。筆頭格は総合商社だ。従業員の平均給与が1000万円を超えているせいもあるが、伊藤忠の岡藤正広社長(2億3500万円)は16.9倍、三菱商事の小林健社長(2億2600万円)は15.9倍だった。この水準だと、社員も納得しやすい。

 フランスは政府出資企業に対し、最高経営責任者(CEO)の報酬を従業員の最低賃金の20倍までという方針を打ち出したことがある。

 安倍政権も見習ったらどうか。

   「経営トップ報酬額の目安を示せばいいのです。そうすれば、利益は
    もっと社員に分配されるかもしれません」(友田信男氏)

 仮に20倍以下を目標と定めれば、社長の報酬額を大幅ダウンせざるを得ない企業が続出する。下げないのなら、社員の給与を上げるしかないという理屈だ。

 大手企業の内部留保は総額100兆円ともいわれる。ため込んでないで、社員の給与に回すのが筋というものだろう。


役員報酬と社員平均給与の比較

◆社名/氏名(役職)/報酬額/倍
◇日産自動車/カルロス・ゴーン(会長兼社長)/9億8800万円/141.3
◇日本調剤/三津原博(社長)/5億9000万円/106.4
◇セガサミーHD/里見治(会長兼社長)/5億8300万円/96.2
◇武田薬品工業/デボラ・ダンサイア(取)/7億7600万円/81.2
◇武田薬品工業/フランク・モリッヒ(取)/7億4500万円/78.0
◇武田薬品工業/山田忠孝(取)/7億1200万円/74.5
◇ミスミグループ本社/三枝匡(会長)/3億1600万円/70.5
◇ヤマダ電機/山田昇(社長)/2億6100万円/66.5
◇SANKYO/毒島秀行(会長)/4億2000万円/60.9
◇第一交通産業/黒土始(会長)/2億3200万円/60.8
◇タカラトミー/カート・ストルディング(取)/3億9600万円/58.4
◇エイベックスG・HD/松浦勝人(社長)/4億5100万円/56.0
◇信越化学工業/金川千尋(会長)/4億6000万円/55.9
◇ファナック/稲葉喜治(社長)/5億9000万円/55.8
◇第一交通産業/田中亮一郎(社長)/2億600万円/54.0
◇メガネトップ/冨澤昌三(会長)/2億5500万円/51.6
◇ユニバーサル エンターテインメント/岡田和生(会長)/3億6400万円/49.1
◇アイセイ薬局/岡村幸彦(社長)/2億5700万円/48.7
◇ヤマダ電機/一宮忠男(副社長)/1億8100万円/46.1
◇大日本印刷/北島義俊(社長)/2億8800万円/44.1
◇ユニバーサル エンターテインメント/富士本淳(社長)/3億1600万円/42.6
◇東祥/沓名俊裕(社長)/1億5600万円/40.9
◇コナミ/上月景正(会長)/2億9600万円/40.8
◇日産自動車/コリン・ドッジ(取)/2億7500万円/39.3
◇コメリ/棒賢一(会長)/1億6500万円/39.0
◇光通信/玉村剛史(社長)/1億5900万円/38.9
◇富士フイルム/古森重隆(会長)/4億1700万円/37.9
◇フェローテック/山村章(社長)/2億1300万円/37.3
◇ミスミグループ本社/高家正行(社長)/1億6600万円/37.0
◇小林製薬/小林一雅(会長)/2億3700万円/36.4

【東京商工リサーチの調査を基に作成。役職の(取)は取締役】
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