東京新聞のコラム 『筆洗』(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2014121602000125.html)。
「▼戦後最低の投票率だった。馬よりも犬よりも強かったのは猫である。「眠り猫効果」というよりほかない」。
「勝ち馬効果」、「負け犬効果」、いや「眠り猫効果」だそうです・・・・・・次回こそ、「君の一票の棄権は、バカの一票が倍になることだ・・・・・・民主主義の大敵は投票に行かないことだ」、とならないようにしてほしいもの。「「眠り猫」は眠っているように見えて実は起きている」ことを信じたい。
『●「政権にとって「白紙委任状」ほど好都合なものはありません」:
2014年12月衆院選に是非行こう!』
『●森達也さん、「僕はもうあきらめた」
「これから4年間でこの国がどう変わるのか、とてもとても楽しみだ」』
『●沖縄県民の民意は明白: 辺野古破壊者、沖縄で4度目の完敗』
『●小選挙区制は欠陥品だし、
自公政権という「驕るもの」に「謙虚」さを求めても仕方ない』
『●やはり選挙で「No」を突きつけるしかなかったはず・・・
「議席数 「改憲」減 「脱原発」増」とは言え』
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2014121602000125.html】
【コラム】
筆洗
2014年12月16日
<ついてくる犬よおまへも宿なしか>種田山頭火。どうも犬にはしょぼくれたイメージがある。負けた人を動物に例える場合は、なぜか決まって犬が選ばれる。「負け犬」である。英語もやはり犬で「アンダードッグ」という▼選挙用語にもある。世論調査後、有権者の投票行動に及ぼすアナウンス効果の一つで、「アンダードッグ効果」というのがある。調査で不調だった候補や政党に投票先を変える傾向をいう▼その反対が「バンドワゴン(勝ち馬)効果」。バンドワゴンとはパレードなどに登場する派手な馬車のことで、それに乗りたがる人もいる▼米国の大統領選挙などでは「勝ち馬効果」の方がやや大きいという研究もあるそうだが、実態は分からない。今回の総選挙はどうだったか。自民党の勢いは、世論調査ほどではなかったようで「負け犬効果」も感じるが、あったとしても「チワワ」級だろう▼戦後最低の投票率だった。馬よりも犬よりも強かったのは猫である。「眠り猫効果」というよりほかない。木枯らし時期の唐突な衆院解散で「大義」も見えにくかったかもしれないが、こたつで丸くなってしまった▼左甚五郎作といわれる日光東照宮の「眠り猫」は眠っているように見えて実は起きている。敵が迫れば、敢然と戦うそうだが、総選挙を見る限りでは、この国の猫はどうも怪しい。猫を起こした方がいい。
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