nikkan-gendaiの2つの記事【安倍自民圧勝の“最大の協力者”は民主党・野田前首相だった】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/155768)と、
【買春も口利きも偽装献金も…自民“疑惑議員”全員当選のア然】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/155763)。
「総選挙に圧勝した安倍政権は平和憲法をかなぐり捨て、戦後体制を転覆させる……これが今、現実に起ころうとしていることだ。この“クーデター”の最大の協力者は民主党の野田前首相という見方もある・・・・・・野田前首相のヒドイやり方のおかげで、2年経っても民主党への信頼は少しも戻っていません。民主党を壊滅的な状態にした松下政経塾が安倍首相に“大政奉還”をしたようなものなのです」・・・・・・それに加えて、「眠り猫効果」。
『●「政権にとって「白紙委任状」ほど好都合なものはありません」:
2014年12月衆院選に是非行こう!』
『●森達也さん、「僕はもうあきらめた」
「これから4年間でこの国がどう変わるのか、とてもとても楽しみだ」』
『●沖縄県民の民意は明白: 辺野古破壊者、沖縄で4度目の完敗』
『●小選挙区制は欠陥品だし、
自公政権という「驕るもの」に「謙虚」さを求めても仕方ない』
『●やはり選挙で「No」を突きつけるしかなかったはず・・・
「議席数 「改憲」減 「脱原発」増」とは言え』
『●衆院選の酷い結果:
本当に、「「眠り猫」は眠っているように見えて実は起きている」のか?』
「これが日本の有権者の民度なのか。「政治とカネ」の問題が発覚した疑惑の政治家がそろって国会に戻ってくることになった。しかもラクラク当選というのだから口がアングリだ」・・・・・・日刊ゲンダイならずとも、平気で自公議員に投票できる人たち、そして、投票にさえ行かない人たちの「民度」を口にもしたくなります。「眠り猫効果」は深刻なり。
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【http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/155768】
安倍自民圧勝の“最大の協力者”は民主党・野田前首相だった
2014年12月16日
(影の協力者は野田元首相/(C)日刊ゲンダイ)
総選挙に圧勝した安倍政権は平和憲法をかなぐり捨て、戦後体制を転覆させる……これが今、現実に起ころうとしていることだ。この“クーデター”の最大の協力者は民主党の野田前首相という見方もある。
「民主党の中でも、野田前首相や前原元外相といった松下政経塾出身の
政治家は、安倍首相と根っこは一緒。特に野田前首相は、
自民圧勝という最悪の結果を招いた戦犯です。政権交代にかけた
国民の期待を裏切って、“自民党野田派”と呼ばれるほど自民党化し、
最後は民主党をブッ壊して、安倍独裁政権を誕生させた。
野田前首相のヒドイやり方のおかげで、2年経っても民主党への
信頼は少しも戻っていません。民主党を壊滅的な状態にした
松下政経塾が安倍首相に“大政奉還”をしたようなものなのです」
(本澤二郎氏=前出)
政治ジャーナリストの山田厚俊氏は、別の観点から、野田氏と安倍首相はそっくりだとこう話す。
「野田前首相が11年の民主党代表選に出馬する際、『出るから、
みんなで政策を作ってくれ』と言ったという逸話は有名ですが、
安倍首相にも似たところがあります。本人に政治哲学がなく、
政策は丸投げになる。保守勢力からすれば、自分たちの政策を
次々と実現してくれるのだから、こんな使い勝手のいい権力者は
いないでしょう。安倍首相が気に入りそうな、保守的な政策を
吹き込んで、『歴史に名を残す』などとおだてれば、深謀遠慮のない
首相は、すぐにソノ気になってやってくれる。そうやって、国民が
気づかないところで、戦前回帰が進んでいくとしたら、恐ろしいことです」
こうなると野田氏から安倍氏へ、政党を超えた首相の連係プレーに何やら陰謀めいたものを感じてしまう。野田氏は、安倍勢力が送り込んだ「トロイの木馬」だったのかも知れない。
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【http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/155763】
買春も口利きも偽装献金も…自民“疑惑議員”全員当選のア然
2014年12月15日
(江藤防衛相、塩崎厚労相、西川農相/(C)日刊ゲンダイ)
これが日本の有権者の民度なのか。「政治とカネ」の問題が発覚した疑惑の政治家がそろって国会に戻ってくることになった。しかもラクラク当選というのだから口がアングリだ。
公選法違反で告発され、東京地検特捜部が捜査中の小渕優子氏(群馬5区)は断トツ、うちわ問題で法相辞任に追い込まれた松島みどり氏(東京14区)もぶっちぎりの当選である。
女子大生との買春疑惑で県連が「候補者差し替え」を要請した佐田玄一郎氏(群馬1区)も次点に7000票の大差で勝利した。「カネ」と「オンナ」は国会議員が辞職に追い込まれる2大スキャンダルだが、群馬では関係ないらしい。
地元老人ホーム事業の「口利き」がバレた塩崎恭久厚労相氏(愛媛1区)も次点に2万5000票差で余裕シャクシャクの当選。「偽装献金」疑惑が追及された江渡聡徳防衛相(青森2区)、政治資金の「虚偽記載」疑惑が報じられた望月義夫環境相(静岡4区)も、それぞれ14日午後8時の投票締め切り直後に当確が報じられた。そろって満面の笑みで万歳三唱。カネの問題なんて、きれいさっぱり忘れたかのようだ。
■無所属の渡辺喜美氏は落選
苦戦したのは、もともと選挙の弱い西川公也農相(栃木2区)ぐらい。とはいえ、小選挙区で敗れた民主・福田昭夫氏との差はたった200票。ちゃっかり比例復活している。結局、落選したのは、化粧品会社「DHC」の会長から8億円のウラ金を受け取っていた渡辺喜美氏(栃木3区)だけだ。
過去の選挙では、どんなに強い候補でも、選挙直前にスキャンダルが発覚すれば、厳しい選挙戦を強いられたものだ。ところが、今回はほとんど逆風を受けなかった。
元外務省国際情報局長の孫崎享氏はこう言う。
「沖縄の小選挙区すべてで野党候補が勝利したのは、地元メディアが
自民党の“正体”をきちんと報じ、県民が知ったからです。しかし、
中央メディアは何も報じない。疑惑が指摘されていた自民候補に
ついても同様で、ほとんど触れませんでした。これでは有権者は
分かりません」
疑惑議員たちが「これでみそぎは済んだ」と大手を振って戻ってくる。このままじゃあ、国会は疑惑議員だらけになってしまう。
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