東京新聞のコラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2015101102000113.html)。
《▼きっとそんな夢をかなえた人々が働く病院だったのだろう……▼アフガンで戦いを始める時、当時のブッシュ大統領は「テロリストたちは単に人を殺すのではなく、人々の生きざまをも破壊する」と言っていた》。
「学校保護宣言」非調印国による病院「誤」爆。国境なき医師団はアメリカ側に正確な位置情報を伝えていたそうなので、意識的な殺人行為、無差別殺人ということになる。
『●子供たちと赤紙: 「学校保護宣言」に調印しない戦争好き、
侵略戦争マニアな国々はどこ??』
ニッポンのアベ様ももそんなことに足を突っ込むつもりなのか? 《ノルウェーやアフガニスタンなど三十七カ国が「学校保護宣言」に調印したが、日本や米国は、その列に加わらなかった》……調印していないニッポンも、「意識的な殺人行為、無差別殺人」の列に加わるつもりか?
ブッシュ氏がなぜ「犬」と蔑まれているのか?、そして、靴を投げつけられるのか?、壊憲法・戦争法を「可決」したアベ様や自公議員らは考えたことがあるのだろうか?
『●「トラウマ」で騙したイラク戦争の現実:
ブッシュ氏はなぜ靴を投げつけられ、「犬」と蔑まされたのか?』
「アベ様の「誇りある国へ」とは、戦争で「殺す側になる」「人殺しに加担する」ということだ」。ブログ主は、そんなの御免だ。
『●「「死にたくない」だけでは足りない、
「人を殺したくない」という気持ちこそが、戦争の抑止力となる」』
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2015101102000113.html】
【コラム】
筆洗
2015年10月11日
アフガニスタン北部の小さな小学校を訪れ、子どもたちに将来の夢を尋ねたことがある。米国が米中枢同時テロへの報復として軍事作戦を始めて間もないころだ▼地面にござを敷いただけの教室で学ぶ四十人の児童の半数余が「お医者さんになりたい」と言っていた。戦禍の中で育った子どもたちにとり、医師への夢は、はかなくも貴い命への思いそのものだったのかもしれぬ▼きっとそんな夢をかなえた人々が働く病院だったのだろう。アフガン北部クンドゥズにある国際医療支援団体「国境なき医師団」の治療施設の医師らは、先月末に始まった政府軍と武装勢力の衝突で弾が建物を直撃するようになっても、職場を離れなかった▼瀕死(ひんし)の人が次々運ばれ、アフガン人の医師らは二日間で九十件もの手術をこなした。だが今月三日、米軍はこの施設を空爆した。患者はベッドの上で焼かれて死に、スタッフ十二人も犠牲になったという▼「同僚の中にはショックのあまり、泣き続ける人もいました。大人の男たちが我を失って泣き叫ぶ姿を目にするのは、つらいものでした」との看護師の証言に、言葉を失う▼アフガンで戦いを始める時、当時のブッシュ大統領は「テロリストたちは単に人を殺すのではなく、人々の生きざまをも破壊する」と言っていた。十四年たっても続く空爆が人の心まで壊すさまを、今どう見ているのか。
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