[※ 『国民のしつけ方』(斎藤貴男著、インターナショナル新書010)…《それは調査報道…「番犬(ウォッチ・ドッグ)」としての役割》↑]
(2023年02月01日[水])
ラサール石井さん《しかも三國シェフは番組審議委員会委員長である見城徹氏の親友であり、2人は安倍大応援団だ。いやいや偶然でしょうけど。敵の靴をなめさせる見せしめ懲罰みたいだと、思っちゃう人もいるかもなあ。とにかくこの何年間で、モーニングショーはまるで別番組になったかと思うぐらい変貌した。いや他局の番組も似たり寄ったりだ。今や政治部が政権ベッタリの御用ニュースばかり流す時代。》
《『エルピス─希望、あるいは災い─』…権力の横暴とそれに従属するマスコミの報道姿勢への問題意識を燃料に書いてきた》。とても良かったドラム。
【ラサール石井 東憤西笑/テレ朝「モーニングショー」はまるで別番組…権力に果敢に斬り込む気概はどこへ】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/317090)によると、《昨年完結した関西テレビの長澤まさみ主演のドラマ「エルピス」は見応えがあった。ニュース番組のキャスターだった女子アナ(長澤まさみ)がスキャンダルで降板、深夜情報番組のワンコーナーを細々やっていたが、ある連続殺人事件で死刑宣告された犯人が、実は冤罪ではないか、という情報から、真犯人がいるのではと疑う。しかしそこになぜか大物政治家の圧力がかかり、という展開。政治家は副総理でダンディーなハットをかぶっている、という際どい設定や、流れる他のニュース映像が皆本物だったりと、かなり攻めた脚本と演出で、プロデューサーはTBSで通らなかった企画を通すために関テレに再就職までしたという入魂の作品だ》。
『●《権力の横暴とそれに従属するマスコミの報道姿勢への問題意識を燃料に
書いてきた──。脚本家がそう明言するドラマが、地上波で放送…》』
『●【<土曜訪問>表現の幅、狭めない 冤罪事件から着想 ドラマ「エルピス」
で脚本 渡辺あやさん(脚本家)】(東京新聞・石原真樹記者)』
『●『エルピス』《政権にダメージを与えかねないスクープを自社では
報じられず、「後追いならできる」という理由で週刊誌などにネタが…》』
アベ様や最低の元・官房長官ことカースーオジサンによる《メディアコントロール》の頚木は、今も解けぬままだ。
【「モーニングショー」や「報ステ」も…台湾有事シミュレーションを垂れ流し、岸田首相の戦争協力約束を賞賛する大政翼賛会ぶり】(https://lite-ra.com/2023/01/post-6257.html)/《ところが、大手メディアはこうしたリスクを指摘することもなく、「日米同盟の強化は必須」「防衛力強化は絶対」と言わんばかりの報道に終始している。たとえば、16日放送の『ひるおび』(TBS)では、“異例の厚遇の実態”と銘打って日米首脳会談を特集。「他国のトップリーダーたちと同じ出迎え方をされた」「(バイデン大統領から)非常に親しみが出ている」など、厚遇を受けたかどうかというどうでもいい検証をおこなったのだが、防衛費増額についても司会の恵俊彰は、台湾有事などをあげたあとで「どんなものが必要なのか、何で攻撃されそうなのか、だからこういうものを買うんですよという(説明が岸田首相には必要)」「本気で守るんだったら(トマホークより)もっとすごいものを買う必要があるんじゃないかという議論になるんならまだわかる」などとコメント。必要な議論は敵基地攻撃能力保有の是非や、それによって戦争に巻き込まれる危険性についてだが、そうした問題はすっ飛ばされていた。しかし、さらに酷かったのが、同日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)だ。というのも、その内容は対中戦争に日本が巻き込まれることは必然なのだと刷り込もうとするようなものだったからだ》。
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/317090】
ラサール石井 タレント
1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。
ラサール石井 東憤西笑
テレ朝「モーニングショー」はまるで別番組…権力に果敢に斬り込む気概はどこへ
公開日:2023/01/12 06:00 更新日:2023/01/12 06:00
(玉川徹氏(C)日刊ゲンダイ)
昨年完結した関西テレビの長澤まさみ主演のドラマ「エルピス」は見応えがあった。
ニュース番組のキャスターだった女子アナ(長澤まさみ)がスキャンダルで降板、深夜情報番組のワンコーナーを細々やっていたが、ある連続殺人事件で死刑宣告された犯人が、実は冤罪ではないか、という情報から、真犯人がいるのではと疑う。しかしそこになぜか大物政治家の圧力がかかり、という展開。
政治家は副総理でダンディーなハットをかぶっている、という際どい設定や、流れる他のニュース映像が皆本物だったりと、かなり攻めた脚本と演出で、プロデューサーはTBSで通らなかった企画を通すために関テレに再就職までしたという入魂の作品だ。
あまり知られていないが、テレビ局ではニュースは政治部、ワイドショーは社会情報部と担当が違う。ヒエラルキーのトップは政治部で、とにかく偉そう。ワイドショーで扱う政治のニュース映像は政治部から借りなきゃいけないのだが、これがなかなか貸してもらえなかったりする。
そんな実情がドラマではリアルに出てくるが、実際リアルの世界でも同じことが起きている。
テレ朝モーニングショーの玉川徹氏が、電通について間違った指摘をしたとして、あわや降板という処分になった。私などは玉川氏が出ているから見ていたようなもので、スシローこと田崎史郎氏とのバトルや鋭い政権批判には胸のすく思いだった。
それが今や降板こそ免れたものの政治的な話題からは一切外されている。先日の仕事は三國シェフへのインタビューだ。あの綿密な取材のそもそも総研はどこ行った? しかも三國シェフは番組審議委員会委員長である見城徹氏の親友であり、2人は安倍大応援団だ。いやいや偶然でしょうけど。敵の靴をなめさせる見せしめ懲罰みたいだと、思っちゃう人もいるかもなあ。
とにかくこの何年間で、モーニングショーはまるで別番組になったかと思うぐらい変貌した。いや他局の番組も似たり寄ったりだ。
今や政治部が政権ベッタリの御用ニュースばかり流す時代。逆に、数字取るなら何でもやるというワイドショーの心意気さえなくなったら、もう見るものはない。
「用心棒」の三船敏郎のように悪をバッタバッタ切り倒す素浪人玉川徹の姿がまた見たいものだ。
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