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●飯塚事件、冤罪で死刑執行…「証拠品リスト」を何故に出し渋るの? リストを公開すると何か問題でも? 警察や検察が証拠や証言を捏造する国ニッポン

2024年11月01日 00時00分03秒 | Weblog

 (2024年10月19日[火])
飯塚事件
、冤罪で死刑執行…「証拠品リスト」を何故に出し渋るの? リストを公開すると何か問題でも? 警察や検察が証拠や証言を捏造する冤罪な国ニッポン、恥ずかしい…。おまけに、大川原化工機事件のように、事件そのものをでっち上げる…。冤罪でないのなら、「証拠品リスト」ぐらい公開して見せれば? 国家権力を使い、税金で集めた証拠、本来、全て弁護側に公開すべきでしょうに。今回、福岡高裁は、そのリストに加えて、《裁判所は、初期の捜査資料についても開示するよう検察に勧告》しています。福岡地裁でも、《この2点は地裁も開示を勧告したが、検察側はリストの開示を拒み捜査資料は存在しないとしていた》…《捜査資料は存在しない》って、こんなデタラメな言い分があるか。「事案の解明に意味はない」訳がなく、大きな意味がある。随分と控えめに言って、検察や警察は無辜の人罪なき人を死刑にしてしまった恐れがある。こんな残酷な話があるだろうか。
 この冤罪事件も、しかも、既に死刑執行してしまった冤罪事件だからこと、当時のマスコミや裁判所にも大きな責任がある。もう、久間三千年さんは自分の口で無罪を訴えることも出来ない、死刑にしてしまったから

   『●飯塚事件…《裁判所は…検察に証拠品のリストの開示を勧告…したが、
     検察は「裁判所に権限はない」「事案の解明に意味はない」などと拒否》
   『●飯塚事件再審請求を却下…「女の子を見たのは2月20日ではなく別の日。
     当時、捜査員に見ていないと伝えても『いや見たんだ』と押し切られた」



[↑ 飯塚事件 冤罪で死刑執行「再審請求…08年死刑執行」(朝日新聞 2024年06月3日[月])]


 NHKの記事【福岡 飯塚事件 再審めぐり 高裁が検察に証拠リスト開示を勧告】(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241028/k10014622381000.html)、《32年前、福岡県飯塚市で小学生の女の子2人が殺害されたいわゆる「飯塚事件」で、元死刑囚の家族が求めている再審=裁判のやり直しをめぐり、福岡高等裁判所が検察に対し、証拠のリストを開示するよう勧告したことが弁護団への取材で分かりました。1992年、飯塚市で小学1年生の女の子2人が登校途中に連れ去られ、遺体で見つかったいわゆる「飯塚事件」では、殺人などの罪に問われた久間三千年元死刑囚(執行時70)の死刑が2006年に確定し、その2年後に執行されました。元死刑囚は一貫して無罪を主張…》。

 志村一也記者による、毎日新聞の記事【飯塚事件 福岡高裁、検察側に証拠品リストなどの開示を勧告】(https://mainichi.jp/articles/20241028/k00/00m/040/273000c)、《福岡県飯塚市で1992年に小学1年の女児2人が殺害された「飯塚事件」で略取誘拐や殺人の罪に問われて死刑が確定し、2008年に執行された久間三千年(くまみちとし)元死刑囚(執行時70歳)の第2次再審請求審の即時抗告審で、福岡高裁(松田俊哉裁判長)は28日、検察側に証拠品リストや捜査資料などを開示するよう勧告した》。

   『●冤罪で死刑執行、あってはならない!!
   『●贖罪:足利事件再鑑定から12日後の2008年10月28日朝、
                飯塚事件久間三千年元死刑囚の死刑が執行

    「2008年10月16日 足利事件 再鑑定へ
     2008年10月28日 飯塚事件 死刑執行
     2009年 4月20日 足利事件 再鑑定で一致せず
     ……そう、足利事件で誤鑑定であることが分かった時には、既に、
     久間さんの死刑が執行されていた。2008年10月16日
     DNA型鑑定に疑問が生じた時点で、死刑執行は停止されておくべき
     だったのに…。なぜ、急いで死刑執行したのか?、大変に大きな疑問である」

   『●NNNドキュメント’13: 
      『死刑執行は正しかったのか 飯塚事件 “切りとられた証拠”』
   『●①飯塚事件冤罪者を死刑執行:「死刑存置か? 
         廃止か?」…話題にも上らない、死刑賛成派8割なニッポン
   『●②飯塚事件冤罪者を死刑執行:「死刑存置か? 
         廃止か?」…話題にも上らない、死刑賛成派8割なニッポン
   『●飯塚事件冤罪者を国家が死刑執行、「この重すぎる現実」:
                    無惨…「死刑執行で冤罪を隠蔽」
    「リテラの伊勢崎馨さんによる記事【飯塚事件、なぜ再審を行わない?
     DNA鑑定の捏造、警察による見込み捜査の疑いも浮上…やっぱり冤罪だ!】」
    《冤罪が強く疑われながら死刑が執行されてしまったのが、1992年に
     福岡県で起こった「飯塚事件」である。そして、この飯塚事件にスポットをあて、
     冤罪疑惑に切り込んだドキュメンタリー番組が放送され、ネット上で話題を
     呼んだ。3日深夜に日本テレビで放送された
     『死刑執行は正しかったのかⅡ 飯塚事件 冤罪を訴える妻』だ》

   『●飯塚事件の闇…2008年10月16日足利事件の再鑑定で
           死刑停止されるべきが、10月28日に死刑執行
    「西日本新聞の二つの記事【死刑下した裁判官が関与 飯塚事件の
     再審請求審 識者「公正さ疑問」】…と、【飯塚事件再審認めず 
     福岡高裁 「目撃証言信用できる」】…」

   『●飯塚事件…《しかしもっと恐ろしいのは、そんな誤りを認めず、
     国家による殺人を無かった事にする国家の強引さだろう》(清水潔さん)
   『●飯塚事件は《足利事件に続いて「DNA冤罪=DNA型鑑定を悪用した
     冤罪」が発覚するのを恐れた検察による口封じ殺人ではなかったか……》
   『●(FBS)【シリーズ『飯塚事件』検証】…《死刑執行は正しかった
     のか》? 罪なき人・久間三千年さんに対しての《国家による殺人》!
   『●NNNドキュメント【死刑執行は正しかったのかⅢ ~飯塚事件・真犯人
      の影~】…《死刑冤罪の闇を12年間追跡し続けたドキュメンタリー》
   『●飯塚事件…《裁判所は…検察に証拠品のリストの開示を勧告…したが、
     検察は「裁判所に権限はない」「事案の解明に意味はない」などと拒否》
   『●冤罪で死刑執行、飯塚事件…《当時の目撃証言を改めた…女性は「自分の
       証言が影響して死刑になったのではと長年責任を感じていた」と話した》
   『●冤罪で死刑執行、飯塚事件…『正義の行方』木寺一孝監督《が描いたのは、
       死刑執行後だからこそ、より鮮明に浮かび上がる「人が人を裁く重み」》
   『●飯塚事件…《DNA鑑定などを根拠に逮捕された久間三千年は、06年最高
     裁で死刑が確定し、08年に急ぐように執行された。だが...》(政界地獄耳)
   『●目隠ししているヨーロッパの法律の女神、一方、ニッポンの法律の女神
      は《目隠ししておりません》…冤罪で死刑執行されてしまった飯塚事件
   『●《「証拠は再審請求の段階でも捜査側に偏在している」…検察は掌中の
         証拠をあまねくオープン》にするよう裁判所は訴訟指揮すべきだ
   『●飯塚事件…鈴嶋裁判長《「…覚えているのは不自然」…女性の証言…「捜査
     機関が無理に記憶と異なる調書を作成する動機、必要性は見いだせない」》
   『●死刑台からの生還、島田事件・赤堀政夫さん「僕は無罪である以前に無実」
     「青春を返してほしい」…そして飯塚事件・久間さんの〝命を返してほしい〟
   『●《<無実者を罰することは、犯罪事実よりも犯罪的である>…無実の人を罰する
      のは究極の国家犯罪といえる。理不尽な刑事司法とはもう決別すべき時だ》
   『●《「死刑制度を続ける日本は北朝鮮やシリアと同じ」―。…日本に向けられて
      いる厳しい視線》《間違いが起こる可能性を認める国こそ民主主義的な国》
   『●冤罪者の「死」を待つという残酷な国家の犯罪と、《正義の名の下に死刑
     執行》された飯塚事件…何の検証もすることなく、全く反省の無い警察や検察

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https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241028/k10014622381000.html

福岡 飯塚事件 再審めぐり 高裁が検察に証拠リスト開示を勧告
2024年10月28日 22時38分

32年前、福岡県飯塚市で小学生の女の子2人が殺害されたいわゆる「飯塚事件」で、元死刑囚の家族が求めている再審=裁判のやり直しをめぐり、福岡高等裁判所が検察に対し、証拠のリストを開示するよう勧告したことが弁護団への取材で分かりました。

1992年、飯塚市で小学1年生の女の子2人が登校途中に連れ去られ、遺体で見つかったいわゆる「飯塚事件」では、殺人などの罪に問われた久間三千年元死刑囚(執行時70)の死刑が2006年に確定し、その2年後に執行されました。

元死刑囚は一貫して無罪を主張し、家族が行った2回目の再審請求について、福岡地方裁判所はことし6月、再審を認めない決定を出し、弁護団が即時抗告しています。

28日、福岡高等裁判所で検察と弁護団、それに裁判所による1回目の3者協議が開かれ、終了後に弁護団が福岡市内で会見を開きました。

この中で弁護団は、裁判所が検察に対し、事件に関わる証拠のリストを開示するよう勧告したことを明らかにしました。

また、弁護団が、事件当日に被害者を目撃したとされる女性が「目撃したのは事件当日ではなかった」と当時の調書の内容をみずから否定した証言などを新たな証拠として提出したことをめぐり、裁判所は、初期の捜査資料についても開示するよう検察に勧告したということです。

証拠のリストについては、これまでに福岡地方裁判所も開示するよう勧告しましたが、検察は応じておらず、会見で弁護団の岩田務弁護士は「われわれが目指す証拠の開示に向けて大きく踏み出した」と述べました。
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https://mainichi.jp/articles/20241028/k00/00m/040/273000c

飯塚事件 福岡高裁、検察側に証拠品リストなどの開示を勧告
2024/10/28 18:51(最終更新 10/28 18:51)

     (福岡高裁=福岡市中央区で、吉川雄策撮影)

 福岡県飯塚市で1992年に小学1年の女児2人が殺害された「飯塚事件」で略取誘拐や殺人の罪に問われて死刑が確定し、2008年に執行された久間三千年(くまみちとし)元死刑囚(執行時70歳)の第2次再審請求審の即時抗告審で、福岡高裁(松田俊哉裁判長)は28日、検察側に証拠品リストや捜査資料などを開示するよう勧告した。この日あった検察側、弁護側、裁判所の3者協議の後、弁護側が明らかにした。

 弁護側は第2次再審請求の際、確定判決で被害女児2人の「最後の目撃者」とされた当時20代の女性が「見たのは事件当日ではない。当時も捜査当局に『その日に見たのか、はっきりしない』と説明したが聞き入れてもらえなかった」と当時の証言を翻した新証言などを提出したが、福岡地裁は24年6月、信用できないと請求を棄却。弁護側が即時抗告した。

 3者協議は非公開。弁護側によると、高裁が勧告したのは証拠品リスト女性が供述調書を作成される前に県警側に説明していた内容が記載された捜査資料――の2点という。この2点は地裁も開示を勧告したが、検察側はリストの開示を拒み捜査資料は存在しないとしていた。

 弁護団の岩田務弁護士は「女性の当初の説明が明らかになれば、虚偽の供述調書が作成されたことがわかるはずだ」と訴えた。【志村一也】
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