[※ 「裁かれるべきは警察、検察、裁判所 袴田事件」(週刊金曜日 1490号、2024年09月27日) ↑]
(2024年12月24日[火])
控訴断念なのに、畝本直美検事総長談話「…被告人が犯人であることの立証は可能であり…」? (袴田事件弁護団事務局長・小川秀世さん)《無罪判決が確定すれば、だれも巖さんを犯人として扱ってはならない》。今回、畝本氏の手下の手下の…手下に謝罪させる。ご自身は謝罪に行かないつもり? 畝本直美検事総長が直接謝罪に行きべきだし、「袴田さんを犯人視することない」と仰るべきなのでは。それにしても、「人の人生」を何だと思っているのだろうか? 袴田巖さんやひで子さんの人生を滅茶滅茶にしておいて、アノ言い草。福岡事件や飯塚事件のように死刑執行されていたら…と思うと怖ろしい。
『●《いまも、死刑囚のまま》な袴田巖さん…《周囲に「自分は23歳だ」と吹聴
…「彼がプロボクサーとしてデビューした年齢…今も闘っているのだ…」》』
『●《袴田巌さん…静岡地裁…無罪(求刑死刑)を言い渡した》…当然の「無罪」
判決が漸く! 検察がこの再審判決に対して控訴するなど許されない!!』
『●再審判決・無罪…《事件当時、東京新聞は、袴田巌さんを犯人とする報道を
しました。袴田さんと家族の人権、名誉を傷つけたことを深くお詫び致します》』
『●《<無実者を罰することは、犯罪事実よりも犯罪的である>…無実の人を罰する
のは究極の国家犯罪といえる。理不尽な刑事司法とはもう決別すべき時だ》』
『●西村カリンさん《これ以上、あってはならない行動をしないで下さい。そして、
巌さんと姉・ひで子さんに謝罪した上で…違法な行為を検証して下さい》』
『●検察・警察、裁判所、マスコミによって《大きく人生を変えられたのは、
巌さんだけではありません。巌さんを58年支え続けてきた、姉のひで子さん》』
『●検察は控訴せず、無罪が確定…自白の強要や証拠の捏造など、袴田冤罪事件
の被害者、袴田巖さんや袴田秀子さんの58年間の残酷な日々に報いるには?』
『●袴田冤罪事件、何の反省もない検察の《控訴断念》を受け、漸くの謝罪記事
…マスコミの罪も非常に重い…検察が控訴したら、どうしたのだろうか?』
『●控訴断念、畝本直美検事総長談話…(袴田事件弁護団事務局長・小川秀世さん)
《無罪判決が確定すれば、だれも巖さんを犯人として扱ってはならない》』
東京新聞の記事【袴田巌さんに静岡地検の山田英夫検事正が謝罪 検察トップの「承服できない」発言には「判決を受け入れた以上…」】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/369858)によると、《1966年に静岡県清水市(現静岡市清水区)であった一家4人強盗殺人事件で、袴田巌さん(88)の再審無罪判決が確定したことを受け、静岡地検の山田英夫検事正が27日、浜松市内の袴田さん宅を訪れ、「相当な長期間にわたり法的地位が不安定な状況となり、検察としても大変申し訳なく思っています」と謝罪した》。
本間久志記者による、アサヒコムの記事【「袴田さんを犯人視することない」 静岡地検の検事正が直接謝罪】(https://www.asahi.com/articles/ASSCW1R4WSCWUTIL00QM.html?iref=pc_ss_date_article)によると、《検察が再審無罪への控訴を断念した際に「(判決は)承服できない」などと発表した検察トップの畝本直美検事総長の談話をめぐっては、「袴田さんを犯人視することもない」と語った。ただ、証拠捏造(ねつぞう)を認定した判決に「矛盾や誤りがある」とした部分については触れなかった》。
《検事総長談話について「袴田さんを犯人視しているわけではない」》…会見でも開いて、畝本直美検事総長はなぜそう言わないの?
本間久志・青田秀樹両記者による、アサヒコムの記事【静岡地検検事正が直接謝罪】(https://www.asahi.com/articles/ASSCW4FXJSCWUTPB00DM.html?iref=pc_ss_date_article)によると、《「(袴田さんが)相当、長期間にわたり法的な地位が不安定となり、つらい日々を過ごすことになった」。会見の冒頭、山田検事正は今回の謝罪の趣旨を説明した。続いて、検察側の控訴断念の際に出された検事総長談話について「袴田さんを犯人視しているわけではない」と釈明した。検察側が無罪判決を受け入れ、控訴をしていない点が、袴田さんを犯人とはみていないことを示していると繰り返し強調した》。
《1966年に静岡県のみそ製造会社専務一家4人が殺害された事件》である…。《敗戦後の一時期、難事件を次々に解決し「名刑事」と謳われた紅林麻雄という警部補がいた。幸浦事件、二俣事件、小島事件、島田事件など…後にすべて逆転無罪が確定》、《拷問で自白を強要して真犯人をでっち上げる一方、捜査側に不利な証拠は隠蔽・破棄するという強引な手法が、静岡県警に伝統として受け継がれていた》(長周新聞)…。
『●工藤隆雄氏《日本の司法には昔から冤罪体質があり…事件の背後には後に
「冤罪王」「昭和の拷問王」と呼ばれた紅林麻雄という静岡県警の刑事がいた》』
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【https://www.asahi.com/articles/ASSCW1R4WSCWUTIL00QM.html?iref=pc_ss_date_article】
「袴田さんを犯人視することない」 静岡地検の検事正が直接謝罪
本間久志 2024年11月27日 14時56分
(袴田巌さん(右から2人目)と姉の秀子さん(右)に
頭を下げる静岡地検の山田英夫検事正(手前)
=2024年11月27日午前11時19分、代表撮影)
1966年に静岡県のみそ製造会社専務一家4人が殺害された事件で、強盗殺人罪などで死刑確定後に再審(裁判のやり直し)で無罪になった袴田巌さん(88)と姉の秀子さん(91)に対し、静岡地検の山田英夫検事正が27日、謝罪した。
浜松市の2人の自宅であった面会は約15分。袴田事件弁護団の事務局長・小川秀世弁護士が立ち会った。
検察内にいまも根強い「不満」とは ➙
【特集】 巌より 袴田さん 獄中からの手紙 ➙
山田検事正は面会で、再審開始の可否を審理する裁判などを通じ、袴田さんが長期間にわたり法的地位が不安定になった点について「言葉にできないようなつらいお気持ちで過ごされたことを大変申し訳なく思っており、伝えに参りました」と述べた。
検察が再審無罪への控訴を断念した際に「(判決は)承服できない」などと発表した検察トップの畝本直美検事総長の談話をめぐっては、「袴田さんを犯人視することもない」と語った。
ただ、証拠捏造(ねつぞう)を認定した判決に「矛盾や誤りがある」とした部分については触れなかった。
秀子さんは「検察にどうのこうの言うつもりはございません。私も巌も運命だと思っております。無罪が確定し今は大変喜んでおります」と答えた。
袴田さんらに対しては、静岡県警トップの本部長が先月21日、「逮捕から無罪確定までの58年間の長きにわたり、言葉では言い尽くせないほどのご心労、ご負担をおかけし申し訳ありません」と謝罪している。(本間久志)
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【https://www.asahi.com/articles/ASSCW4FXJSCWUTPB00DM.html?iref=pc_ss_date_article】
静岡地検検事正が直接謝罪
本間久志 青田秀樹 2024年11月28日 10時00分
(静岡地検検事正の袴田巌さんへの謝罪に同席し、
記者団の取材に応じる弁護団の小川秀世弁護士
=2024年11月27日午前11時57分、
浜松市中央区、青田秀樹撮影)
58年前に静岡県旧清水市(静岡市清水区)で起きた一家4人殺害事件で、無罪が確定した袴田巌さん(88)と姉の秀子さん(91)が27日、静岡地検の山田英夫検事正から浜松市の自宅で直接、謝罪を受けた。謝罪後、山田検事正は同市内で記者会見し、「袴田さんを犯人視していない」と説明したものの、判決で認定された証拠の捏造(ねつぞう)については「承服できない」とした。
「(袴田さんが)相当、長期間にわたり法的な地位が不安定となり、つらい日々を過ごすことになった」。会見の冒頭、山田検事正は今回の謝罪の趣旨を説明した。続いて、検察側の控訴断念の際に出された検事総長談話について「袴田さんを犯人視しているわけではない」と釈明した。
検察側が無罪判決を受け入れ、控訴をしていない点が、袴田さんを犯人とはみていないことを示していると繰り返し強調した。
一方で静岡地裁の無罪判決が認定した証拠の捏造については「判決の捏造認定はおかしい。承服しがたい」と改めて証拠の捏造は否定する考えを示した。
「私は、巌は無実だから無罪になると思っていたの、最初から。だからびくともしなかった。せっかくおいでいただいたから、ご苦労様でしたと申し上げた」
弟の袴田巌さん(88)と一緒に静岡地検の山田検事正に面会した姉の秀子さん(91)はこう話した。謝罪については「誠意は感じましたよ」。巌さんには「今日は検察庁の偉い人が謝りに来てくれるよ」と伝えておいた。「理解して話を聞いていたようだった」という。
同席した小川秀世弁護士も「謝罪に来られたことには一定の誠意を感じた」と語った。組織のトップとしての行動だとの印象を持ったという。
「袴田さんを犯人視することはない」との山田検事正のこの日の発言と、検事総長の談話との整合性について質問した。検事正は「(総長は)私と同じ気持ちだ」などと話したという。しかし、小川弁護士は「私はそうは理解できていない」との認識を示し、改めて談話について検察側に問うたり、撤回を求めたりする考えだ。
県警本部長に続いて地検検事正の謝罪を受けた巌さんについては、「納得、満足、落ち着いたような表情を見せた」と説明した。(本間久志 青田秀樹)
◇
山田検事正の記者会見での主なやりとりは次の通り。
――本日、謝罪に至った経緯は。
「5月の結審まで対立する当事者という関係だった。直接謝罪することでお二人の気持ちに波風を立ててしまうのではないか、思い出させてしまうのではないかと内部で慎重に検討した。最終的に謝罪する話になり、私が直接することになった」
――検事総長談話に「控訴して上級審の判断を仰ぐべき」との表現があり、犯人視という批判が出ている。
「一審判決の内容に論理的に考えて、証拠に照らしてもおかしい点がある。おかしいところ明らかにした。あくまでも判決内容について問題と考える」
――「犯人視していない」という発言と総長談話は矛盾しているのではないか。
「ご批判は承知しているが、それは誤解だ。判決内容に不服がある。無罪判決を受け入れることは談話でも述べている」
――長く時間がかかったことに検察も無関係ではないとのことだが、抗告も含むのか。
「それだけに限らない。全般。立証方法も含めて結果として長くなってしまった」
――証拠の捏造(ねつぞう)認定についてのスタンスは。
判決の捏造認定はおかしい。承服しがたい。
――当時の検察官調書が判決で非人道的と指摘されている。これについて謝罪はしないのか。
「今回の謝罪の対象には入っていない」………
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1 コメント
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- Unknown (nasaki)
- 2025-01-10 07:53:40
- 死刑制度を何故見直さないのだろうか。民意の反映〜?日本人の歴史観、死生観の現在だろうか〜?
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