[『学校が教えないほんとうの政治の話』(斎藤美奈子著、ちくまプリマ―新書257)↑]
(2022年12月12日[月])
お維と組む〝論憲〟民主党が立憲主義に立ち戻らなければ先行きは闇だ…。《自浄能力を発揮できない自民に対抗し、野党が「プランB」を示すことだ》(金子勝さん)…というのに、〝論憲〟民主党ときたら…。《ビジョンがない》《政権を担い、経済社会をまっとうに戻す意思表示》もない…。与党とは違うビジョンがない。
日刊ゲンダイのコラム【金子勝の「天下の逆襲」/岸田首相に公選法違反の疑い 野党は具体案を示せ、議会政治を立て直す「プランB」が必要だ】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/315137)によると、《もっとも、シャッポが代わっても自民党政権は浮揚しないだろう。アベノミクスのツケがあまりにも重くのしかかっているからだ。日銀の金融政策のマヒ、破綻寸前の戦時財政化した予算、産業競争力の低下に伴う過去最大の貿易赤字……。統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との癒着問題は言うまでもない》、《野党が政府・自民党の腐敗を追及するだけでは、議会政治は不信増大と崩壊へまっしぐらだ。自民党を選挙で勝たせ続け、健全な野党を育ててこなかった報いだ。アベノミクスや原発を批判する論客を排除してきたメディアもまた、共犯関係にある。議会政治を立て直すにはふたつしか道はない》。
『●タカ派政権とお維が《協力し、憲法改正と戦争準備、また原発再稼働や
新増設などが進む》…そういう想像力も無く、お維と組む〝論憲〟民主党』
『●《消費税…税率10%を許容し、なんなら自民党や財界が画策している
増税に加担するとでもいうのであろうか。立憲民主党としては終わりの…》』
当然マスコミにも責任あり。堕落した〝論憲〟民主党だけの責任ではない。
ズブズブ壺壺ヅボヅボな自民党、そんな党の下駄の雪・「子育ての党」を詐称する宗教政党(最近は、「平和」「福祉」の看板を下げ、敵基地攻撃能を推進し、軍事費倍増にもろ手を挙げているようだ)…(狙撃兵)《山際以上にズブズブだった「安倍晋三と統一教会の関係」であったり、「清和会と統一教会の関係」という本来追及されるべき本丸が後景に下がっている》。(政界地獄耳)《逃げ切った》…でいいのか?
『●予備費…《財政民主主義は、国会での議論や議決のない税金の使い方を
防ごうと憲法からタガをはめているものだ。国葬への支出はこれに反する》』
侵略戦争の反省を受けて、平和主義を世界に約束し、財政民主主義を約束したのではないのか? 国会のチェック無しに予備費をデタラメに使用。復興予算の余りを回すなんて、正気なのか? 軍事費倍増が既定路線となり、その財源をどうするかとミスリード。自公お維コミを支持している方たちは何にも感じないの? 自民党には反社な統一協会と距離を置く議員なんてほとんどいないんですよ。名称変更問題も忘れ去られようとしている。そんな党を支持して、恥ずかしくないのかね? また、選挙に行かないことで、自公を間接的に支持している方々、本当にそれでいいの?
『●「君はドアホノミクスを信奉するのか」、キシダメ君? 軍事費倍増=
《赤字国債の乱発、社会保障のさらなる削減、消費税の大増税…》』
『●斎藤貴男さん《政府と自民党は何がなんでも消費税率を引き上げたい…
増税を甘受しなければ財政を破綻させるゾと国民を恐喝する目的で…》』
『●《消費税などの値上げを防衛費に転嫁する》気満々…軍事費倍増の
ために《赤字国債の乱発、社会保障のさらなる削減、消費税の大増税…》』
『●城山三郎さん《平和の有難さは失ってみないとわからない》、
菅原文太さん《政治の役割は二つあります…絶対に戦争をしないこと!》』
『●そんなに殺し合いをしたいものかね? 《一体何のために防衛費の
増額が必要なのか。…冷静にその意味を問い直さなければならない…》』
『●なんの外交努力もしない、軍事費倍増についてなんの説明もしないし、
できないキシダメ政権…自公お維を直接的・間接的に支持した重いツケ』
『●《大収奪が必至》な軍事費倍増…《大メディアが脅威を煽り「戦争増税
必至」の流れ》《北朝鮮にも似た「先軍政治」と言うべきか。》』
『●《攻撃的兵器…他国領域も攻撃できると声高に宣言するような国を「平和
国家」とはとても呼べない。戦後日本の平和を築いてきた先人への背信》』
『●増税して、軍事費倍増? 「平和主義」「財政民主主義」はどこに?
自民党の〝下駄の雪〟が《雪崩を打つように崩壊》する「子育ての党」』
『●《専守防衛…「国土防衛に徹し、相手の本土に被害を与えるような脅威に
ならないと伝え、相手に日本を攻撃する口実を与えない防衛戦略だ」》』
『●<金口木舌>《眉屋私記の時代から1世紀過ぎた沖縄では今も貧困が
残る。聖人を待たずとも安心して暮らせるよう福祉の充実が必要だ》』
『●《国内世論を誘導する工作の研究》ってすっげぇなァ、アケスケ…
《防衛省に有利な世論 特定国への敵対心 反戦・厭戦機運の払拭》』
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/315137】
金子勝 立教大学大学院特任教授
1952年6月、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。法政大学経済学部教授、慶應義塾大学経済学部教授などを経て現職。慶応義塾大学名誉教授。文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」などにレギュラー出演中。近著「平成経済 衰退の本質」など著書多数。新聞、雑誌、ネットメディアにも多数寄稿している。
金子勝の「天下の逆襲」
岸田首相に公選法違反の疑い 野党は具体案を示せ、議会政治を立て直す「プランB」が必要だ
公開日:2022/11/30 06:00 更新日:2022/11/30 06:00
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(選挙費用領収書の不備を認め、記者団の質問に応じる
岸田首相(C)共同通信社)
不祥事閣僚を中途半端にかばった末、辞任ドミノに陥っている岸田首相に公選法違反の疑いが浮上している。昨年の衆院選の選挙運動費用収支報告書に宛名などが空白の領収書が大量添付されていたのだ。再発防止を誓うだけで、臨時国会を乗り切れるだろうか。内閣支持率の下落に拍車がかかるのではないか。
もっとも、シャッポが代わっても自民党政権は浮揚しないだろう。アベノミクスのツケがあまりにも重くのしかかっているからだ。日銀の金融政策のマヒ、破綻寸前の戦時財政化した予算、産業競争力の低下に伴う過去最大の貿易赤字……。統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との癒着問題は言うまでもない。
野党が政府・自民党の腐敗を追及するだけでは、議会政治は不信増大と崩壊へまっしぐらだ。自民党を選挙で勝たせ続け、健全な野党を育ててこなかった報いだ。アベノミクスや原発を批判する論客を排除してきたメディアもまた、共犯関係にある。
議会政治を立て直すにはふたつしか道はない。
ひとつは自民が出直し的再出発をすること。統一教会問題で言えば、安倍元首相や細田衆院議長の関わりの解明は必須だ。政策協定についても、徹底的な調査が欠かせない。そして、アベノミクスからの転換。審議中の2022年度第2次補正予算案は一言で言えば、議会のチェックを飛ばした石油元売りや電気・ガス業界へのバラマキ。本来であれば、欧米のように超過利潤課税を支払わせるべきなのに、資源価格変動リスクを国家が100%保障する。どう見ても、国際常識に反する政策だ。政府の裁量で使える予備費を4兆7400億円も積み増し、22年度予備費の総額は11兆7600億円に上る。デタラメな予算を洗い直し、関係先への天下りを禁止し、縁故主義を改めるほかない。
ふたつめは、自浄能力を発揮できない自民に対抗し、野党が「プランB」を示すことだ。野党には「新しい資本主義」のようなビジョンがない。足元の円安物価高対策にとどまらず、産業育成も含めた経済対策を提示する。政権を担い、経済社会をまっとうに戻す意思表示が必要だ。民主党政権の失敗と同じ轍を踏むのを恐れている向きがあるが、この厳しい状況を突破する具体的な決意と政策を示さない限り、議会政治破壊の片棒を担ぎかねない。政策ビジョンが示されなければ、支持のしようもない。野党が本格的な提案を出すことを熱望している。
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