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発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.151、第10章から。最初のパラグラフから。
私がこれから記そうと思っているような子ども達は、ごまんといるんです。しかも、そういう(発達トラウマ障害(DTD)の)子ども達は膨大なお金を使っているのに、確たる利益を得ていないんです。そういう子ども等は、我が国の刑務所、生活保護リスト、医療施設を満たすことにもなってしまいます。その子ども等のことを知ることと言ったら、それは統計の話になってしまいます。たくさんな教員たち、保護観察官たち、福祉従事者たち、裁判官たち、精神科の医療従事者たちが、この子ども等を、来る日も来る日も支援しようとしていますし、納税者の皆さんがその利用料を支払っている訳です。
発達トラウマ障害(DTD)の子どもは、出来るだけ早く治療することが、本人の幸せにつながります。治療が遅れれば、それだけ子どもの苦しみも増し加わります。
でも、ここの議論は、社会的なコストの話になっています。ここで、ヴァン・デ・コーク教授が指摘しているように、刑務所経費、生活保護費、医療費が、増大する結果になる訳です。
私は好きな議論ではないのですが、発達トラウマ障害(DTD)の子どもをホッタラカシにする結果として生じる税金の「無駄遣い」、コストは、莫大です。