終末的ニッポン: 「人間を上下2つに分けるウソ」を克服している人こそが、大人!
小さいことを大事に 「小さいこと」、これに対する態度で、だいたい人となりが分かります。 私が好きな人は、「小さいこと」を大事にする人。「小さいこ......
発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.145、第4パラグラフから。
親が虐待したり、ネグレクトしたりした結果は、非常にありふれたことであると同時に、いろんなパターンがありますね。それは、台風や交通次期の影響以上です。ところがですよ。心の病気の診断の仕方を決める人たちが、親の虐待やネグレクトの明確な証拠が分からないんですからね。あれから今日まで、20年、4回改版されてきましたが、DSMと、DSMに基づいた診断の仕方は、子どもの頃に虐待されたり、ネグレクトされたりした人達には、何の役にも立たずに来ましたね。それは、PTSDが1980年代に認められる以前、退役軍人たちの苦境を無視してきたのと、ちょうど同じです。
診断の仕方って大事なんですね。医者は知識人、富裕層、指導者と見なされがちですから、その人たちが認めないことは、世間一般も認めません。
発達トラウマ障害(DTD)の子どもが、家庭だけじゃなくて、学校や病院や児童施設や役所などで認められないばかりか、無視されている背景の一つが、発達トラウマ障害(DTD)という診断名が、公的に認められてない、ということがありますね。