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フェロシルト訴訟初公判 傍聴に行ってきました。

■みなさんと一緒に裁判傍聴

 午前10時10分からは、サマージャンボ宝くじ交付金問題(公益法人「市町村振興協会」問題)での裁判があり、傍聴してきました。そのあと、1時から、瀬戸市のみなさんが裁判所の前で横断幕を持ち、チラシ配りと署名集めをし、2時から、裁判傍聴。

 法廷から出ると、マスコミが石原産業の弁護士を囲み、インタビューが始まりました。そこで、ふと聞こえてきた弁護士から出た言葉は「朝日の社説は、品がない」という一言。てらまちさんのブログにも紹介がありますが、この社説のことだと思うのです。私は、わかりやすくてとても良く書けていると思いました。この事件で、品がないことをしているのは誰なんだろう?

 中日新聞のwebに早々と載っていますので、ご覧下さい。

(※念のため、以下転載)
愛知県、撤去命令は正当
フェロシルト訴訟初弁論

 有害物質が検出された土壌埋め戻し材「フェロシルト」の製造元の石原産業(大阪市)が、愛知県瀬戸市幡中町に埋設されたフェロシルトの撤去命令の取り消しを、県に求めた訴訟の第一回口頭弁論が六日、名古屋地裁(中村直文裁判長)であり、県側は「撤去命令は不当ではない」として請求棄却を求める答弁書を提出した。

 幡中町の土壌から、環境基準を超えるフッ素が検出されたことについて、同社は、フッ素は自然界に由来したものとし「フェロシルトが周辺環境に悪影響を及ぼすことはない」と主張。

 県側は「フッ素はフェロシルト由来で、環境に影響しないとは断定できない」と反論した。

 同社は幡中町のフェロシルトを全量撤去するのではなく、現地で封じ込める案を提示し、地元住民から支持を得たと指摘。県側は「住民が支持した事実はない」と全量撤去を求めて争う姿勢を示した。(共同)(2006/07/06)
(↑転載ここまで)

■なぜ公害を繰り返すのか

 罪をつぐなうのは当然である。しかし、今回のフェロシルト問題に限らず、過失や罪を犯した企業や人に対して、日本人は「そこまで追求しなくても・・・」とついつい同情をしてしまい、問題をうやむやにしてしまう傾向にある。
 企業責任を問うことと、最終処分場が見つからず苦労をしていることは、別時限の問題である。企業責任は企業責任として、きちんと追求することが、事件の再発を防ぐ最良の方法となると思う。マスコミ報道も、その辺りの区別をはっきりさせて報道して欲しい。

■フェロシルト問題、誰が刑事責任を問われるのか

 3県合同で、警察の捜査も進んでいるとの報道がされている。刑事責任はどこまで問われるのだろうか。

 フェロシルトに廃液を混ぜて製品として流通させていた副工場長の責任は、免れることはできないだろうが、「副工場長がやったことで知らなかった」と主張している会社法人としての責任、社長の責任は法的にどうなるのだろう。

 「企業の内部における従業者等がその事業活動の一環として違反行為を行った場合に、事業主である法人又は個人をも処罰する」としう両罰規定の考え方から言えば、会社のトップとして管理責任を負っている立場の社長は、今回の違法行為を知る知らないにかかわらず、不作為責任が問われることも考えられるだろうし、法人としての責任も問われると私は思う。

 現に、岐阜県警は、石原産業と副工場長の告発(不法投棄)を受理しているのであって、場合によっては、不法投棄者に提訴されたということにもなりうる裁判である。

 石原産業は、今回提訴した幡中地区のフェロシルトを撤去しているのに、何のための提訴なの?
 この裁判のプロセスや結果が、本来のフェロシルト問題の告発ならびに裁判に与える影響ってあるのかな?そこが私の心配どこ。ひょっとして石原産業の意図もそこにあるのかも。(私の考えすぎ?)

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名鉄から、公開質問状の回答が届く

■瀬戸市幡中のフェロシルト封じ込め案について、地権者の名鉄に聞く

石原産業が、愛知県を提訴した問題について、27日に、地権者である名鉄に質問状を提出。その回答が、5日、FAXで届いた。

石原産業は、地権者の意見を聞かずに、撤去しないことを決めたようだ。ますます、理解できない・・・。

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海部津島平和の集い

 イラク戦争、国民保護法、靖国問題・・・と、戦争を臭わすことが続いています。そんな折、朝起きると、北朝鮮からのミサイル発車のニースが報道。しかし、何人の人が我が身の事だと感じているのだろうと、思いながらニュースを見ました。

■土曜日(7/2)、津島市文化会館での集いに参加

憲法九条を変えることは、 日本を「戦争できる国」にすること。九条かえたらいかんの声を広げていこうと、呼びかけの集会が津島市でありました。

九条の会発起人は、
井上 ひさし(作家)   梅原 猛(哲学者)   大江 健三郎(作家)
 奥平 康弘(憲法研究者) 小田 実(作家)    加藤 周一(評論家)
 澤地 久枝(作家)    鶴見 俊輔(哲学者)  三木 睦子(国連婦人会)
と超党派での取り組みです。

先ずは、佐藤 毅 (サトウ ツヨシ)さんが、中日新聞の記者として湾岸戦争を直に見た経験から九条の大切さ、日本のこれからを語りました。

次に、チェロ演奏を聴き、「さとうきび畑」の歌を聴いた。ひとつひとつの歌詞が、いつもと違って身にしみて感じた。そのあと、過剰の人全員で「ふるさと」を合唱。

最後に、天野 鎮雄 (あまちん)さんの話し。
私にとって、あまちんさんと言えば、学生時代のラジオ深夜放送のDJ。今日は、太平洋戦争末期、津島に学童疎開していたときのことを話して下さいました。

 

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