goo

▲議会改革シンポジウム「名古屋市会の定数・報酬・政務調査費を考える」

◆ 5月17日に、愛西市議会会派代表者会議があります

 
人事は、2人以上の会派代表で決められましたが、
月曜日の会派会議には、1人会派や無党派へも
参加の呼びかけがありました。

 議題は、「議員定数」とのことです。


◆名古屋での「議会定数や報酬についてのシンポジウム」に勉強に行ってきました。

午後1時半から、名古屋市のYWCAで、
主催は、「議会改革を考える融資議員の会」
(杉山ひとし議員、とみた勝ぞう議員、のりたけ勅仁議員)。
120名くらいの市民が参加し、4人の現職の議員がパネラーとして登壇。



最初に、コーディネーターから一言。
・何代目といった世襲や、国会議員秘書が議員になるケースが多い。つまり、カンバン、かばんがないと議員になれない風土があるのではないか。
・河村効果について
 市民が政治に関心を持つようになった。
 しかし、河村市長の説明はワンフレーズで、説明不足のワンマン。
 河村市長の「地域委員会+議員」の制度は、ロサンゼルスにある。更に研究が必要だ。
・なぜ、この定数にするのかの根拠を示さねば、減らしても減らしても有権者からの「減らせ!」という要望は続く。

則竹議員の考え
(費用弁償を受取り拒否し続けたため、民主党を離れ、1人会派「民主党クラブ」。元河村たかし秘書)
《定数について》 住民投票で決めるべき。
・議員が決めると、お手盛りになる。
・自分の会派メンバーの都合を考えたりして、自由な議論ができない。
・党議拘束があり、自由な賛否で決められない。
 → 会派で、賛否を決めるのはやめるべき!
  (自民党内もいろいろ、民主党内もいろいろ。なのにいつも野党だけが反対!)
・区で選挙区になっているが、全市区で枠をもうけてはどうか。

杉山議員の考え
(市長選で党推薦者を支援しなかったので民主党から無会派へ)
《定数・報酬について》 4年任期の最後の年に、市民に決めてもらう。
・定数が少なくなると、広く多様な意見が届かなくなる。
・党議拘束による矛盾がでている→「反対の質問をしておきながら、議決は賛成」
・地方政治に政党はいらない。
・賛否に、議員が責任をもっていない。

富田議員の考え
(民主党・社民クラブから除名され、無会派)
《定数について》 議員が決めることではない。第三者機関を設けて決めるべき。
・多様な意見を吸い上げ、反映していかねばならないので、安易に定数を減らすのは問題。
・普通の人が出馬しやすくするためには、ある定数の定数が必要。
・定数が大きく減ると、組織人や企業人、大政党人しか議員になれなくなる。
・100~150万円で選挙ができるようにすべき。

江上議員の考え(共産党議員)
《定数について》 
・議会が市長を追認してきた。河村市長に代わり、なれ合い政治はやめて欲しいという風が吹いてきた。
・暮らしを守るのが、市長と議会の仕事。
・党議拘束があれば、議員は何人でも一緒。党議拘束をなくすべき。

-----------------------------
◆その他、パネラーからの発言集

◎ 「大きな会派にいれば、次は議長が回ってくるかな?」と期待をもち、大会派にいる。
◎去年、今年と、選挙は変わった。変えていかねばならない。(働かない議員を選んでいるのは有権者)
◎政治献金。政治家と金の問題を整理しなければならない。
◎市民は、議員が何をやっているかわからない。活動を知ってもらって、はじめて報酬が決まる。
◎政務調査費は、活動すれば必要だ。
◎政務調査費が、何に使われているか市民にはわからない。


◆その他、市民からの発言集
◎議員のやってることは、バス旅行やゴルフコンペしかみえない。金があるから、そんなことをしているのではないか。
◎このままでは、役人と議員でやりたい放題だ。
 
---------------
◆吉川みつこの考え
 「なぜ、市民は議員定数を減らせ」と言うのかを、議員はしっかりと受け止め、考えねばなりません。愛西市は、4年前に30人から24人に定数を減らしました。それで、市民の方は満足されたでしょうか?

 議員が議員としての仕事をしっかりとし、そして、どんな仕事をしているのかを積極的に市民の皆さんに知らせることをしていかない限り、定数を減らせといった声はなくならないと私は思います。

 単に周辺自治体に歩調を合わせて定数を減らすのではなく、「議会」として、市民の皆さんに歩み寄ることが大切ではないでしょうか。

 多くの自治体議会で、議会として地域に出向き、議会報告を順番に議員がしていくことをしはじめています。市民からは、議員に質問が飛んできます。それに答えられるだけの勉強をしながら、議員の職を全うしていく。そんな自治体も増えています。

 みなさんは、愛西市議会に何を望まれますか?

 過去に勉強会に参加したときのブログもお読み下さい。
http://blog.goo.ne.jp/aiainet_2005/e/a2e5972c4c23c03bfc714cf80f86206b

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )