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▲全国自治体議員行財政自主研究会~都市計画&今後の介護の課題について勉強しました~

 7月9日の午後6時から、翌日10日の3時まで、東京の代々木オリンピックセンターで、全国自治体議員行財政自主研究会(自主研)の勉強会があり、参加しました。主なテーマは「まちづくり(都市計画)」と「今後の介護保険制度の課題」について。

 節電で、東京はどうなっているだろうと覚悟をして出かけましたが、田舎の不便な生活に慣れた私にとっては、なんら違和感なく過ごすことができました。

 駅も思ったほど暗くはなく、電車の中もしっかりと冷房がきいていました。新幹線も「節電のため冷房の温度を上げさせていただいています」とアナウンスされましたが、私にとっては、冷房が効きすぎくらいに感じました。しかし、長袖の男性にとっては暑かったかもしれません。

◆勉強会の主な内容

【まちづくり(都市計画)】
▲講師は、北星学園大客員教授、早稲田大非常勤講師の秋山哲男先生
▲内容は、
東日本大震災の被災状況・・・2010年のチリ沖地震津波のとき、逃げろ!と言われて逃げたのは4%くらい。多くの人たちが「津波なんてくるわけがない」、「ここは大丈夫」という気持ちが強かった。大切なのは「必死に逃げること」、「火を消すこと」、「周りの人を助けること」。
 その他、避難場所の課題、復興の課題、障害者やお年寄りの避難生活の課題などについて学びました。
・バリアフリーのまちづくり
 私は、バリアフリーと言えば、車いすのスロープを造ったり、展示の案内板をおいたり・・・それがバリアフリーだと思っていました。しかし、その甘さを感じました。公共施設のフロアに縦にストライプを入れたり、フロアの色をかえるだけで、弱視の方々にとってとても使いやすい施設となります。そうしたユニバーサルデザインについて、たくさんの事例を聞きました。愛西市でも、庁舎建設計画がありますので、提案していこうとおもいます。
沼津市のグランドデザインと中心市街地計画について
 人口減少の中で、どんなまちづくりをしていくのか。大きな課題であり、「防災、健康、環境」を柱に考えていかねばならないことや、バスなどの交通整備のしかたについても学びました。
 愛西市の巡回バスにおいては、愛西市のまちづくり全体構想をしっかり固めたうえで考えないといけないことをつくづく感じました。また、現状にあわせた交通網整備ではなく、今後、どこに住宅を集めていくかの視点で交通網を整備していくことも大切だということを学びました。私にとっては、、「交通網整備からまちづくり」という新しい発想を持つことができました。
世界の都市のまちづくり事例
 ストラスプール、ブラジルクリチバ市、ロンドンのまちづくりの工夫について学びました。

【介護保険制度の課題】
▲講師は、社会福祉法人・東京かたばみ会、特別養護老人ホーム調布八雲苑の萩原久男先生
▲内容は、
・介護保険に対する世論調査結果・・・96%が満足している
・介護職員の低い給与。利用者が増え財源が減る。サービスのカット。・・・・・・などなど。
・介護保険を見直す視点と、継続するためにどうするか?
  1.制度のシンプル化
  2.介護保険以外のサービスの充実(何でも介護保険でするのは無理)
  3.地域特性を生かしたサービスの充実
  4.利用者に節度、事業者に倫理、保険者に責任

 2日間の勉強会でしたが、たくさんのことを学ばせていただきました。先生のお話を聞きながら、「愛西市ではどうしたらいいのか?」と頭の中で、さまざまな考えがぐるぐると巡り、まだまだまとまっていません。さらに、愛西市の現状を調査し、勉強したことを役立てていこうと思います。

 この7月は、各地に視察や勉強会に行く予定です(愛西市は政務調査費がありませんので、自費です)。
 徳島に環境問題、月末には、再度上京し、行財政改革について勉強してきます。また、ブログや議会便り「あい愛通信」でおしらせします。

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7月11日(月)のつぶやき

16:55 from TwitBird
昨日の18時からの勉強会を終え、新幹線に。どんな市にしていくかの全体構想を持たねば、よいまちづくりはできない。都市計画は生活そのもの。濃厚な二日間でした。
20:49 from Tween
東京から帰ってきました。節電なので、さぞかし暑いだろうと薄着で出かけました。ところが山手線の冷房、会場の冷房・・・と、思ったより冷房が効いていて、日頃クーラーにあまり縁のない私は、鼻風邪。街中も東京は名古屋よりずっと涼しく感じました。名古屋ってかなり暑いんですよね、きっと。
by yoshikawa325 on Twitter
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