2003年発刊の「低髄液圧症候群の決定的治療法」
日本医療企画
これは今となっては貴重な本ですよ。
20年も前から今の脳脊髄液漏出症をほぼ言い当てているんだから。
これを読めば、いかに今から20年前にすでに脳脊髄液減少症の存在に気づいていた医師がすごいかわかるはず。
慢性疲労症候群との関係にも気づいてた。
当事者の私も慢性疲労症候群と髄液漏れの関係には、
この本の発行から1年後には気づいてた。
でも、
世の中や医学界には、いかに新しい概念が真実か嘘かの判断ができないまま月日が流れた。
いかに既成概念に囚われ、
重要な発見に気づけないその他大勢の人間が多いかわかるはず。
この時はまだ、脳脊髄液減少症は提唱されていなかったの。
だって、「低髄液圧症候群」という病名しか存在していなかったから。
髄液が低いわけではなく、
髄液が漏れていない場合もあるから、
症状は、「脳脊髄液の減少で起こっているんじゃないか?だとしたら脳脊髄液減少症って方が、状態を的確に表現しているんじゃないか」って事で、そう提唱されたみたい。
脳脊髄液漏出症とも言ってなかった。
この本の中で、すでに20年前から、慢性疲労症候群との関係を言ってきたのにねぇ
。
慢性疲労症候群の専門医も患者会も、
髄液漏れでそういう症状が出るなんて信じられず、髄液漏れの検査をしなかったんでしょうねぇ。
髄液漏れを見て見ぬふりしながら、しらんぷりしながら、
患者が「慢性疲労」がつく病名が、誰にでもある慢性疲労と誤解を生むと「筋痛性脳脊髄炎」と病名を変える運動を起こしたらしていた。
それを私は脳脊髄液減少症の治療を受けながら冷静に観察していた。
この人たち、脳脊髄液減少症と関係あると気づけないんだろうなと。
慢性疲労症候群と診断する主治医の意見に洗脳され、他の可能性は自分で考えられないんだろうな。と。
そうして医師も患者も自分たちを納得させながら20年がすぎてしまったのね。
残念な話。
これは、線維筋痛症や体位性頻脈症候群、起立性調節障害、パニック障害など、にも言える事。
そう診断する医師を盲信する信者みたいな患者たちが存在する。少しも他の可能性を疑わないで。
脳脊髄液減少症も同じように社会から見られているから、
私が脳脊髄液減少症について伝えようとすると、
カルト信者のように扱われたり、悪徳営業マンみたいに胡散臭いと思われ、冷たい扱いを受けたりする。
もし、その症状が髄液漏れが原因なら治る可能性があるというのに。
慢性疲労症候群の専門医たちは、今更自分たちの研究分野を、髄液漏れで片付けてほしくないのかな?
慢性疲労症候群と診断された患者が、実は髄液漏れの可能性があるかを探りもしないのかな?
それらの因果関係を研究もしないのかな?
まずは、髄液漏れかどうかの検査を受けてからでも、その病名を支持するのは遅くはないのに。
病名の派閥なんてなくしてほしい。
医師や研究者が垣根を越えて、患者の回復のために、手を繋いでほしい。
対立しないで!
自分の主張ばかり述べないで!
連携してほしい!
この本が発行された時は、あと数年後には、脳脊髄液減少症は理解が広まると著者に期待されていたのに、
21年後の今も、まだ、医師にも十分理解が広がっていない。
なんという恐ろしい話だ。
一部の気づいた人たちを黙殺し続けた
多くの愚か者たち。
そろそろ何が正解で何が違っていたかに気づく時ですよ!
それには、マインドコントロールから覚めるような、
洗脳が解けるような、
価値観の大転換が起こるから、かなり心理的負担もある。
今まで信じていたものが、違っていたと認める勇気も必要。
気をしっかり持たないと、何が真実で何が間違いなのか混乱して、気が狂いそうになるはず。
そう、戦争に負けた後の日本国民みたいに。
原因不明の症状があったら、
勇気を持って、違う角度から見てみてほしい。
視点が違えば、違う光景、違う物が見えてくるかも知らないのだから。
あのね、昔あれほど、食べる事ま、着替える事も、寝ていても、日常生活も難しかった疲労感、激しいだるさ、倦怠感、脱力感、
脳脊髄液漏出症の治療で、今、私、それほほとんどないから。
これが、何を意味するか?
考えてみて!
自分の頭で!
見てますか?
慢性疲労症候群の患者さんたち!専門医の先生がた!