いちごマラソンの前日

先週末の土曜日の事である。
眼精疲労に苦しむ私に向かって妻が映画を見に行こうと誘うのである。
一人で見に行ったら１，８００円だし、二人で見に行っても２，０００円だと言うのが妻の言い分なのだ。
明日は「いちごマラソン」なので軽い調整でもしようと思っていたが、しょうがない付き合ってやるかとばかりに妻の運転する車で出かけたのだった。



９時４０分に家を出て９時５０分の映画を見ようというのだ。
国道は込んでいて１０分で映画館に着くのは無理があった。
それで妻は２番目に見たい映画を選んだのだ。
アカデミー賞の期待が高まっているのか「おくりびと」の再上映中であった。
ビールとポテトを買って館内に入るが客はパラパラだった。



ブラッド・ピット主演の「ベンジャミン・バトン」である。
ストーリーに大変無理がある、重たい映画だった。
文学的な匂いのする映画だったので帰ってネットで調べると。
「華麗なるギャッビー」で有名なＦ・スコット・フィッツジェラルドの短編を映画化したものだった。
８０歳の体で生まれ、赤ん坊になって死んでいくと言った数奇な人生を送る物語だった。
３時間近い大作だったが今日のアカデミー賞ではノミネートされたがノンタイトルであった。
いやいや美術賞とメイクアップ賞と視覚効果賞を取ったのだ。

３時間の重たい映画に辛抱しながらもやっと鑑賞を終えたのだった。
それからイタリアン「壁の穴」でビールとピザを食い、ダイエーで買い物をして帰宅した。



帰宅途中、バス停にセイのオヤジが居たので乗せて帰宅した。
これが失敗だったのだ。
家に上げ昼飯がまだだというので妻がカレーうどんを作って出し、いったんは帰宅したのだが・・・。
麻雀の集合命令がかかってしまったのである。
明日はマラソン大会なのに・・・。