うっとりした気分で人であふれる中を歩いていると、待ちかまえていたのは食バザーだった。
高級そうな大量の肉を焼いていた。
牡蠣もあり、熊本の郷土料理のだご汁あり。
まあそれはそれで良いのだろう。
天草大王の鳥飯なども良いのだろう。
私はその肉と高菜のそぼろにした。
妻はだご汁。
芸術の秋だし、食欲の秋であって良いのだ。
次の日、母にそんなEOSの写真を見せていると
「今日もありよると?」
えっと思った。
そして晩飯を食い終わると
「ケンさん、行こうか」
と言う。
ちょうど息子が博多から帰っていたので息子の運転で出かけた。
酸素ボンベを携帯用に切り替えて、念のためにキャンプ用の折りたたみイスをもって出た。
クルマの中から見せようと思ったが、雰囲気が伝わらない。
市役所前から厩橋に左折して、稲荷神社の駐車場が奇跡的に空いていた。
そこにクルマを置き、母と妻と息子と厩橋から熊本城に入った。
母も休み休みなので、簡易イスを道ばたに作ってそこにしばらく座って、息を整えての道のりなのだ。
目の前にニコンを持ったおじさんがいた。
昨日、私が撮っていたその場所だった。
話かけると、以外に話し好きのオヤジ。
「昨日はフイルムカメラで、今日は初のデジなのです。ホワイトバランスをプラス3にして」
と言いながら写した液晶をルーペで私に見せてくれた。
「ちょっと遅すぎたようです。夕暮れ時が一番良いのに・・・」
などと言っていた。
今日はコンデジで撮ってみた。
昨日のEOSとどうだろう?
・・・・・。
急な階段は息子が母を担ぎ、長塀通りの芝生の上に簡易イスを広げて母を座らせた。
秋風の中、しばし母はみずあかりをみていた。
ここで使われるろうそくは、母の地元、水俣の櫨から作ったろうそくなのだ。
そんなひかりを見て母はどう思ったのだろう。
高級そうな大量の肉を焼いていた。
牡蠣もあり、熊本の郷土料理のだご汁あり。
まあそれはそれで良いのだろう。
天草大王の鳥飯なども良いのだろう。
私はその肉と高菜のそぼろにした。
妻はだご汁。
芸術の秋だし、食欲の秋であって良いのだ。
次の日、母にそんなEOSの写真を見せていると
「今日もありよると?」
えっと思った。
そして晩飯を食い終わると
「ケンさん、行こうか」
と言う。
ちょうど息子が博多から帰っていたので息子の運転で出かけた。
酸素ボンベを携帯用に切り替えて、念のためにキャンプ用の折りたたみイスをもって出た。
クルマの中から見せようと思ったが、雰囲気が伝わらない。
市役所前から厩橋に左折して、稲荷神社の駐車場が奇跡的に空いていた。
そこにクルマを置き、母と妻と息子と厩橋から熊本城に入った。
母も休み休みなので、簡易イスを道ばたに作ってそこにしばらく座って、息を整えての道のりなのだ。
目の前にニコンを持ったおじさんがいた。
昨日、私が撮っていたその場所だった。
話かけると、以外に話し好きのオヤジ。
「昨日はフイルムカメラで、今日は初のデジなのです。ホワイトバランスをプラス3にして」
と言いながら写した液晶をルーペで私に見せてくれた。
「ちょっと遅すぎたようです。夕暮れ時が一番良いのに・・・」
などと言っていた。
今日はコンデジで撮ってみた。
昨日のEOSとどうだろう?
・・・・・。
急な階段は息子が母を担ぎ、長塀通りの芝生の上に簡易イスを広げて母を座らせた。
秋風の中、しばし母はみずあかりをみていた。
ここで使われるろうそくは、母の地元、水俣の櫨から作ったろうそくなのだ。
そんなひかりを見て母はどう思ったのだろう。