打越通信

日記ふういろいろ

金峰山に向かう(3)

2012-10-15 19:29:40 | 熊本の風景
一方通行の細い道を登っていく。
山頂近くの駐車場にクルマを停めてあとは歩きだ。
爽やかな秋風が吹いている。
やっぱり標高が高いところの風だ。
鳥の甲高い声が聞こえる。
しばらく歩くと、巨大なテレビ塔がずらりと並んでいた。
さあ、山頂からの眺めだ。



雲仙普賢岳が不知火海に浮かんでいる。
標高は665m、だから東京スカイツリーのムサシ、634mより少しだけ高いのだ。



素晴らしい風景をカメラに収めていると、年配の方が登って来た。
「ほう、今日は普賢岳が素晴らしく良く見える」
と声をかけてきた。
話を聞くと、毎日登山していると言う。
途中の駐車場にクルマを置いて、30,40分かけて登って来るという。



あいにく熊本市内は逆光のため、あまり良い写真は撮れなかった。
ひとまわり風景を楽しんだ後、山頂にある神社に参拝。
妻はどこにいるのかといえば、山頂の売店でアイスを買って食ってやがる。



おまけに落花生を買い、やまがらと遊んでいた。



落花生の皮をむいて手のひらに載せると、数羽のやまがらがどこからとも無く飛んできて、手のひらの落花生を取りに来るのだ。
妻にとっては風景などどうでも良くて、そんな鳥と遊んでいるのだ。

渋滞

2012-10-12 21:12:56 | 熊本の風景
どこもなんだろうけど、熊本市内は渋滞が多い。
特に市内を貫く国道3号線の朝夕の渋滞はひどい。
熊本市内の街中は城下町の名残を残していて、真直ぐな道など無く、1ブロック行くごとに直角な曲がり角に出くわす。
おまけにバスレーンあり、路面電車ありという環境なのだ。
自宅から事務所までは6km弱の距離、自宅から出て寺原の細い道を出て、仁王さん通りから坪井橋の手前を左折して、あとは電車通りというルートを使う。
それが意外と渋滞にならない。
信号待ちくらいで割りとスムースに流れる。
だから15分から20分くらいの通勤時間なのだ。
しかし、その通勤ルートにはガソリンスタンドが無い。
だからガソリンが無くなると違ったルートを帰らざるおえない場合がある。
新町のガソリンスタンドを出て、上熊本駅までの渋滞にはまってしまった。
市内には路面電車専用の信号があるので、路面電車とクルマが接する事は無い。



しかしこの上熊本駅付近では、路面電車の車両基地がある。
その引き込み線が道路を横切っているのだ。
そして、その先は変則の三差路になっている。
そこが渋滞のキーポイントになっている。
その先が混んでいれば引込み線の手前で待たなければならない。
軌道優先なのでしょうが無い。
熊本市内では裏道を知らないと、30分でいけるところを1時間かかるなんてことはザラだ。
しかし、裏道は道幅が狭い。
道幅を広げると、かえってクルマの通行量が増えて、裏道ではなくなってしまうのだ。
新しい道が出来ると、これまたクルマの通行量が極端に変る。
常に交通量の最新情報を蓄積しておく以外に手は無いようだ。

放置自転車

2012-10-11 22:02:45 | 日記ふう
久しぶりに上熊本駅に降りた。
改札を出て、駅舎を出てびっくりした。
駅前の駐輪場に無数の自転車が溢れんばかりにある。



一部は歩道にはみ出して、通行の邪魔になっている。
駐輪場に入りきれない自転車は、駐輪禁止の貼り札があるにもかかわらず、お構いなしだ。
中には放置自転車も数多くあるのだろう。



ここ上熊本駅はJRの駅もあれば、熊本電鉄の駅、そして市電の駅もあり、結構学生の利用が多いようだ。
息子や娘も学生時代に何度も盗難にあった経験がある。
盗んだ自転車で駅の駐輪場に乗り捨ててしまうのだろう。
放置自転車の問題は深刻になるばかり。
こんな状態は駅ばかりでは無い。
今は街中も監視員のような人がいて、不法駐車は減ったようだがアーケードの付近などひどかった。
一方、福岡は割りと放置自転車を見かけない。



チャリロックという駐輪場がいたるところに整備されていて、皆さん行儀良くそこに駐輪されているようだ。
博多駅、博多口前の駐輪場は最初の1時間は無料で、場所によって12時間100円だったり、24時間100円だったりするのだ。
この駐輪システムの良いところは、かなり頑丈なタイヤロックがされて、盗難に合わないのだ。
盗難に合わなければ放置自転車は格段に減る事間違いない。
熊本でも駐輪場の整備が進んでいるようだが、こんなシステムも検討してみてはどうだろう。

黄色の彼岸花

2012-10-10 21:27:18 | 季節の花
毎朝、新聞を取りに庭に出る。
数年前からこの季節になると、ニョキニョキと生えてくる。



初めて咲いた頃は、確か1,2本だったと思うが、年々数が増えているようだ。
今年は10本の茎が飛び出して来た。



どうなるのか見ていると、一斉に花を咲かせていた。
しだれ桜を植えた時、確かここには彼岸花があったよね、と場所を確認して植えたのだ。
しかしちょっと近かったようで、しだれ桜の幹に掛かろうとしている。
まあ、しだれ桜も生長しているので来年はもっと大きくなっているだろう。
黄色の彼岸花、正式名称は「ショウキズイセン」というらしい、真っ赤な彼岸花より遅めに咲く花だ。



彼岸花といわれると毛嫌いする人もいるようだが、我が家ではそんな事は気にしない。
夏は百日紅のピンクの花が、そしてくちなしの花やアジサイが。
冬には山茶花の花が咲く。
わが家に咲く貴重な花なのだ。
そうだ、しだれ桜もあった。
これは3年目を迎える。
そして、今年、ハナミズキを植えたのだった。
少しずつ、わが家の庭も賑わってくるのかな。

立田自然公園

2012-10-09 11:28:56 | 熊本の風景
朝起きて素晴らしい秋空だった。
この3連休も初日は曇り空だったが、あとの2日は素晴らしい秋空を迎えた。
こんな素晴らしい日は家に居るのはもったいない。
日頃の運動不足の解消のため、散歩に出る事にした。
しかし妻の体調があまりよろしく無いようで、クルマで出かけた。
行き先は立田自然公園(細川家菩提寺泰勝寺跡)。
家から2,3kmなので歩いても行けるところだが、しょうが無い。
熊本大学の裏の細道を薬園町の通りから入る。
駐車場にクルマを置いて、料金所で大人2人分400円を払う。
中に入ると鬱蒼とした森の中に、池がある。
そういえば入口に、「熊本水遺産(立田自然公園泰勝寺跡)」の看板が建っていた。
池の辺にベンチがあったので、しばらくそこに座りまったりとした時間を過ごした。
料金所でもらったパンフレットの見取図をみて、散策コースを探す。
池の右側から大きく一週することにした。
歩いていると大きな杉だろうか、根が浮いて細い道に現れている。
しばらく歩くと今度は竹林が見えてきた。
大きな竹の葉に朝日が輝いてきれいだ。



細川家代々の墓を抜け、四つ御廟(ごびょう)にやって来た。
初代細川藤考(幽斎)夫婦、二代細川忠興夫妻の墓がある。
明智光秀の三女の玉子(ガラシャ)の墓は一番奥にある。
三十八歳で波乱の人生を終えた墓の前には
「散りぬべき 時知りてこそ世の中の 花も花なれ人も人なれ」
辞世の句が書かれていた。



更に先に行くと泰勝寺二代目和尚の墓と剣豪宮本武蔵の供養等がある。



引き返し、階段を下りると、細川家私邸(見学は出来ない)の長塀に出た。
なんとも趣のある風景だった。
塀沿いに塀の反対側は苔園になっている。
朝日の中に木々が輝く。



その向こうに赤い野だての赤い椅子が見える。
そう今日は表千家、裏千家、肥後古流の3流派の合同茶会なるものがあっているのだ。
鮮やかな着物姿に、茶室に野だて9つの茶席が設けられているという。



さっそく茶席に行き写真を撮らせていただいた。
テレビもNHKが来て、地域ニュースにでも使うのだろう、取材していた。
穏やかな秋晴れの中、お茶を一服するのも至福の時

花も花なれ人も人なれ

みずあかり(2)

2012-10-08 13:47:00 | 熊本の風景
うっとりした気分で人であふれる中を歩いていると、待ちかまえていたのは食バザーだった。



高級そうな大量の肉を焼いていた。
牡蠣もあり、熊本の郷土料理のだご汁あり。
まあそれはそれで良いのだろう。
天草大王の鳥飯なども良いのだろう。



私はその肉と高菜のそぼろにした。
妻はだご汁。
芸術の秋だし、食欲の秋であって良いのだ。

次の日、母にそんなEOSの写真を見せていると
「今日もありよると?」
えっと思った。
そして晩飯を食い終わると
「ケンさん、行こうか」
と言う。
ちょうど息子が博多から帰っていたので息子の運転で出かけた。
酸素ボンベを携帯用に切り替えて、念のためにキャンプ用の折りたたみイスをもって出た。
クルマの中から見せようと思ったが、雰囲気が伝わらない。
市役所前から厩橋に左折して、稲荷神社の駐車場が奇跡的に空いていた。
そこにクルマを置き、母と妻と息子と厩橋から熊本城に入った。
母も休み休みなので、簡易イスを道ばたに作ってそこにしばらく座って、息を整えての道のりなのだ。
目の前にニコンを持ったおじさんがいた。
昨日、私が撮っていたその場所だった。
話かけると、以外に話し好きのオヤジ。
「昨日はフイルムカメラで、今日は初のデジなのです。ホワイトバランスをプラス3にして」
と言いながら写した液晶をルーペで私に見せてくれた。
「ちょっと遅すぎたようです。夕暮れ時が一番良いのに・・・」
などと言っていた。
今日はコンデジで撮ってみた。



昨日のEOSとどうだろう?
・・・・・。

急な階段は息子が母を担ぎ、長塀通りの芝生の上に簡易イスを広げて母を座らせた。



秋風の中、しばし母はみずあかりをみていた。
ここで使われるろうそくは、母の地元、水俣の櫨から作ったろうそくなのだ。
そんなひかりを見て母はどう思ったのだろう。

みずあかり

2012-10-07 10:45:21 | 熊本の風景
EOSを担いでバスに乗って、みずあかりを見に行った。
厩橋から熊本城にに入る。



早速、灯籠が迎えてくれた。



坪井川に幻想的な光が並ぶ。



足下をみるとこちらにも。



5万4千個のろうそくが使われるという。



何とも幻想的な夜だった。
今日まで開催中。

蓮の花

2012-10-06 10:42:34 | 季節の花
この3連休、冬物を取りに実家に帰る予定だった。
しかし、母の体調が良くなく中止となってしまった。
いつもの通り起きて朝飯食って、妻と散歩に出かけた。
リュックサックにEOSと2本のレンズ、三脚を詰め込んで坪井川遊水公園だ。



そう、例の蓮池に向かった。
前回来たときよりずいぶんと花の数は少なくなっていた。
もう最後なのかな?



池には鯉だろうか、たまに丸い波紋が広がる。
都会の喧噪の中からちょっと入った場所なのに、ここだけは静かに時間が流れている。
池の周りはきれいに草が刈られている。



三脚を立てて望遠レンズでねらってみた。
当然、操作はまだ慣れていないのでオート撮影だ。



順光、逆光だけは考えたが、曇り空なのであまり関係無いようだ。



遊水公園のあぜ道を歩いていると、コスモスの花が咲いていた。
おまけに1枚だけ撮ってみた。
何枚か写して早速パソコンで編集なのだ。

祗園さんの水とおてもやん

2012-10-05 19:35:51 | 熊本の風景
まったくもって、弁当を作ってもらえない。
だから近くの食堂に食いに行く事になる。
その食堂は、入口に縦に2台ほどクルマが駐車でき、店内にはいると5,6人座れるカウンターがある。
その奥にはテーブルが4席くらいあって、更にその奥には座席の和室になっているのだ。
とにかく細長い建物、そう城下町の町屋の作りなのだ。
ここは老夫婦と若夫婦の4人で切り盛りしている。
作り置きの日替わり(数量限定)、その日のサービスメニューなどメニューも豊富にある。
最近食ったものは、チキンライス、焼き飯、高菜ピラフ、カレー、肉うどん、チャンポン、皿うどん、ナポリタン等。
以外にナポリタンやカレーが旨いのには驚かされる。
今日もナポリタンにしようと思ったら、玄関先に書いてあるサービスメニューが「ナポリタンとおにぎり」だったのでそれにした。
昼飯を食い終わって、昼の散歩が始まる。
店を出て電車通りのほうに向かって歩き出す



祗園橋の袂にポケットパークがある。



そこにおてもやんのモデルの永田イネと富永チモ(おてもやん)の銅像がある。



そしてもう一つ、「蛇口をひねればミネラルウォーター!」と詠われる、おてもやんの古里~「祗園さんの水」だ。



街中にはあちこちに「街なかの親水施設」なるモノが作られている。
「祗園さんの水」もその中の一つなのだ。



小さな公園に黄色の花が咲いていた。

即席ラーメン

2012-10-04 20:52:02 | 男の料理
「ソーメンかざるそば、ラーメン、何を食べる?」
と聞くと
「そうね、ラーメンが良い」
というので即席(即席:これも死語かな)のラーメンを取り出した。
インスタントラーメン作り、何年ぶりだろう。
一応、説明書を読んでは見たが、こんなのどうでも良いだろう。
ネギを取り出して水で洗い、料理用のハサミで細かく刻む。
冷蔵庫にブロックになったベーコンがあったので取り出して、一口大に切った。
フライパンで程よく炒めた。



その間に鍋のお湯が沸騰したので、麺だけ取り出して湯がく。
湯がいているうちに吹きこぼれそうになる。
コップに水を汲んで鍋に投入、そうビックリ水なのだ。
YAHOOの知恵袋なんかに
「ビックリ水はどこに売ってありますか?」
というのがあって笑えた。
「ビックリ水は必要か?」
というのもあって、こちらは意見が分かれていたっけ。
まあそんな事はどうでも良い。
麺の硬さを見て、ざるにあげて水で洗った。
ふたたび鍋に水を注いで、今度はスープを作った。
どんぶりに麺を入れて、上からスープをかけネギとベーコン、海苔を添えて出来上がり。



食ってみたが、麺とスープがバラバラだった。
説明書を読み返すと、麺をゆがいた湯にスープを入れるとある。
久しぶりのインスタントラーメン作り、難しい。

駅前開発

2012-10-03 20:14:52 | 熊本の風景
小倉駅を18時22分発のさくらに乗り込み、熊本駅には19時20分に着く。
駅舎を出て駅前の歩道橋を歩く。
もうすっかり暗くなり、つい最近まではまだ明るかったのがウソのようだ。
熊本タワー(高層マンション)を見上げると、所々、部屋に電灯が灯っている。
駅前東A地区の開発工事もようやく終了して、入居が始まっているのだろう。
くまもと森都心もプレオープンからようやく一年が過ぎた。



実は今朝も予定の列車に時間があったので、この水辺公園をブラブラとしてみた。
軽やかなポッポスが流れている空間を坪井川方面に行ってみた。



二つの石塘(いしども)が歴史的価値があるのだろう、補強工事がされて保存されている。



白川と坪井川を切り分ける重要な役割をした。




きれいに整備された水辺広場と駅前東A地区。
しかし熊本駅周辺はまだまだ再開発が残っている。

月末

2012-10-02 21:17:46 | 日記ふう
9月末から10月の頭にかけては半期決算の企業などあり、とてもバタバタだった。
今朝は気温14度と肌寒い朝。
いよいよ衣替え、おまけに暑い最中お世話になったクールビズともお別れで、ネクタイ締めての出勤だった。



バスを降りて、小倉のアーケードをてくてくと、別に飲みに出てる訳ではない。



しかし、こんなお店をみると一杯やるか、と誘惑に駆られる。
小倉で仕事をして、こんな衣替えの日に限って熊本、博多の往復キップの片方無くしてしまうんだな。
だから町中のチケットショップで熊本、博多間のキップを求めているのだ。
往復7,000円のキップが片道では5、000円近く(確か4,990円だったかな)する、あと2,000円だしゃ往復キップが買えるのだ
それでまた往復キップを買えばまた一枚になる。
それでチケットショップに行くわけだ。
往復キップ7,000円のキップが、片道(一枚)だけで3,450円なのだ。
と言っても手出しのお金だからやっぱり痛い。



そんなこんなで小倉を後にして約一時間、熊本駅を降りて白川沿いを歩く。
さわやかな秋風が気持ち良い。



空には先日15夜を迎えた月が出ていた。
白川の川面にも映えてきれいだった、のだ。